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武田薬品、ナイコメッド買収は不可欠であった、外国人社長のドギモ登用不可避?世界化不可避!

2014年01月22日 15時24分49秒 | thinklive

*ナイコメッドの売り上、4500億円は武田にとっては不可避,2四半期セグメントを見ても、新興国での売り上は伸びている、今後、どう加速化するか、の面でも外国人社長の登用は不可欠であった?

株価推移 4,865前日比+28(+0.58%)

高値5525 4/15 安値3915 1/4

*14/3期の1株利益は120円、28%の減益、

1株利益165.25 配当160 利回り3.70

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*ナイコメッド(英: Nycomed International Management GmbH)は、スイス・チューリッヒに本社を置く製薬会社。2006年度の売上高は約34億ユーロ。ノルウェー、デンマーク、ポーランド、オーストリア、ベルギー、ドイツ、エストニア、インド、メキシコ、ブラジルおよびアルゼンチンに生産拠点を置き、グループ全体で12,500名の従業員を有する。

「院政への布石か」「社内のトラブルがきっかけか」――。次期社長に外国人経営者をスカウトした武田薬品工業のトップ人事を巡る臆測がやまない。真相は何か。背景を探ると、武田が人知れずライバル企業と進めていた経営統合交渉の破談が、仰天人事の引き金だった。

 武田が次期社長に英グラクソ・スミスクライン(GSK)出身のクリストフ・ウェバー(47)を招くと発表した昨年11月末

スイス、ナイコメッド買収、成果が見えない?

 武田薬品工業は、スイスの製薬大手ナイコメッドを96億ユーロ(約1兆1000億円)で買うことで、大株主の投資ファンドと合意。これは日本企業による海外企業買収で、第3位に入る規模だ。

 非上場企業であるナイコメッドの純資産は約15億ユーロ(2010年12月期)。いかに買収金額が大きいかわかろう。武田が今後、多額ののれん代償却に迫られるのは確実。事実上の無借金経営で、8000億円以上の手元流動性を誇りながら、6000億円を上回る新規借り入れを余儀なくされる。それでも買収に踏み切ったのは、売上高の“ジリ貧”見通しに、これ以上、手をこまぬくわけにはいかない事情があった。

 ここ数年間、糖尿病治療薬「アクトス」の米国特許切れ問題への対応は、武田にとって最重要の経営課題だったといえる。米州での売上高が3062億円(11年3月期)に上るアクトスは、連結売上高1兆4000億円の武田からすれば、大きな稼ぎ頭だ。しかし、米国でジェネリック医薬品参入が始まる12年8月以降、売上高の激減は避けられない。

 5月11日に武田が発表した中期経営計画。14年3月期には、連結売上高が11年3月期比で11%減の1兆2600億円、営業利益が35%減の2400億円に落ち込む、との見通しを立てていた。グローバル展開の製薬企業にとって、右肩下がりの経営計画などもってのほかだ。新薬の開発がうまくいかない中、新たな企業の取り込みなしには窮地を脱することができないところまで、武田は追い込まれていた。

  ナイコメッド買収で、武田の業績トレンドはどう変わるのか。とりあえず14年3月期に売上高が大幅減となる事態は回避できそうだ。懸案だった欧州での販売拡大に加えて、最成長市場の新興国でも販売網を手に入れる。



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