株価推移 1,781前日比+20(+1.14%)
*住友ゴムの16/12期の欧州事業売り上は600億円、連結売り上の1割にも満たず、英国のシェアも,1.2%程度、ミッチェルの売り上464億円が加われば加速力が生まれる、
住友ゴム工業は5日、英タイヤ販売大手のミッチェルディーバーグループを買収すると発表した。約2億1500万ポンド(約312億円)で発行済みの全株式を取得する。住友ゴムは2015年に米グッドイヤーと提携を解消、単独での世界展開を迫られている。英社の販路を生かし、自社ブランド「ファルケン」で欧州を開拓する足がかりとする。
2月末までに株式62.7%を保有する英ファンド・グラファイトキャピタルマネジメントなどから株式を取得する。英国で直営のタイヤ小売店約100店を持ち、卸売業も手がけるミッチェルディーバーは、年間約600万本のタイヤを販売する。16年3月期の連結の売上高は約3億2006万ポンド(約464億円)だが、最終損益は約475万ポンド(約6億円)の赤字。純資産も約4654万ポンド(約67億円)のマイナスで経営不振が続いていた。
住友ゴムは15年稼働のトルコ工場を活用して、英国向けにファルケンブランドで長寿命で滑りにくい高性能タイヤを生産する。ミッチェルディーバーの経営を再建しつつ、住友ゴム製タイヤを拡販する。
住友ゴムは長年、欧州での生産・販売は提携していたグッドイヤー側に任せていた。提携解消にあたり主力ブランド「ダンロップ」の欧州での使用権を譲渡しており、販売力強化が課題だった。
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