*現状ではリース業態ではオリックスが突出するコング路業態、成長率、規模、収益性で格差拡大、
*三菱重工は日立に3800億円の未払い債権の支払いを求めて要請中、このまま行けば提訴?という状況がある、日立子会社、南アの発電機事業で、3800億円の赤字、
日立製作所と三菱UFJMUFG)は金融分野で資本・業務提携する。日立グループが6割を保有するリース会社、日立キャピタルの株式のうち3割弱をMUFGに売却。日立キャピタルもMUFG傘下の三菱UFJリースに5%以下を出資する。日本を代表する製造業と銀行が提携して成長著しいリース分野で国内2位グループを形成、国際競争力を高める。
日立製作所、日立キャピタル、MUFG、三菱UFJリースが13日に発表する。日立はMUFGが持つプロジェクトファイナンス(事業融資)の能力も活用。インフラを整備する顧客に対し、金融サービスから設備納入、保守管理まで総合的に提供する体制を整える。
*一種の商社化。
MUFGは提携を通じて収益の柱に育っているリース業の規模を拡大する。両社は日立キャピタルと三菱UFJリースの将来的な経営統合も視野に入れて協議に入る。
日立キャピタルは日立製作所が過半を出資する。このうちの3割弱をMUFGと三菱UFJリースが9月までに取得。譲渡額は1000億円を超えるとみられる。日立キャピタルもこの後、三菱UFJリースの株式5%以下を市場を通じて取得する見通しだ。
日立キャピタルはIT機器など日立の製品をリースする事業を手掛ける。リース業の規模を示す総資産は2015年3月末で国内5位の2兆7400億円。MUFGは、国内3位で総資産5兆円の三菱UFJリースのほか東銀リースを傘下に抱える。
日立キャピタルと三菱UFJリース、東銀リースの3社合計の資産総額は8兆円を超える。国内2位の三井住友ファイナンス&リースを上回り、11兆円で国内トップのオリックスに迫る。
*日経掲載リスト
日立はインフラ機器やサービスを提供する際、より大規模なリース需要に応えられるようにして、世界大手からの受注拡大につなげる。顧客企業の多くが必要最小限の資産で効率的な経営を志向していることから、機器販売に際しリースを求める需要は今後も増える。事業融資を得意とするMUFGを紹介することで顧客の資金調達も支援し、円滑な受注活動につなげたい考えだ。
長引く低金利に日銀によるマイナス金利政策が加わり、MUFGは本業である銀行融資の収益性が一段と低下する見通し。グループでは企業に設備や機器を長期間貸し出すリース業のような専門性の高い事業の収益力が相対的に高まっている。
三菱UFJリースは米航空機リース大手、ジャクソン・スクエア・エビエーションの買収を公表した。先進国の金融緩和による世界的なカネ余りを背景に、専門性の高い事業のM&A(合併・買収)を探るリース各社の動きが広がりそうだ。
日立製作所は12日、MUFGとの金融分野での資本・業務提携について「日立キャピタルの成長戦略について様々な検討をしていることは事実。13日の取締役会に付議する予定」とのコメントを発表した。日立キャピタルも「競争力強化を目的にMUFGグループと資本業務提携に向けた検討をしている」と発表。MUFGも「様々な検討をしているのは事実。13日の経営会議に付議する予定」としている。