岩手県金ケ崎町教委は17日、鳥海柵(とのみのさく)遺跡(同町西根)から、9世紀末の緑釉陶器と土師器が出土したと発表した。
竪穴住居跡で発見された緑釉陶器は直径約18cm、高さ約5cmで、唾壺(だこ)の口縁部と思われ、土師器は直径約16cm、高さ約4cmで香炉の蓋とみられる。
唾壺や香炉は当時の役人など特権階級が使う装飾品で、鳥海柵から南東約1.5kmにある胆沢城(802年~10世紀半ば)に出入りできた有力者の住居だったと推測している。 鳥海柵が、安倍氏が有力者の住居跡に柵を築き権勢を誇示した可能性が高まったとする。
18日から27日まで、同町中央生涯教育センターで2つの器を公開する。
[参考:河北新報、岩手日報]
過去の関連ニュース
2010.7.24・鳥海柵遺跡 律令制下の末端行政組織「五保」を記した墨書土器が出土
2009.11.27 鳥海柵遺跡は安倍氏が前九年合戦で築いた柵
竪穴住居跡で発見された緑釉陶器は直径約18cm、高さ約5cmで、唾壺(だこ)の口縁部と思われ、土師器は直径約16cm、高さ約4cmで香炉の蓋とみられる。
唾壺や香炉は当時の役人など特権階級が使う装飾品で、鳥海柵から南東約1.5kmにある胆沢城(802年~10世紀半ば)に出入りできた有力者の住居だったと推測している。 鳥海柵が、安倍氏が有力者の住居跡に柵を築き権勢を誇示した可能性が高まったとする。
18日から27日まで、同町中央生涯教育センターで2つの器を公開する。
[参考:河北新報、岩手日報]
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