和歌山県文化財センターは3日、すさみ町周参見の立野遺跡(たちのいせき)の発掘調査で、弥生時代前期(紀元前3世紀頃)の河川跡から、伐採された木材や鍬などの農耕具、皿状の容器、舟形の器、琴などの木製品、県内最古級の弥生土器、石器などが発見された。加工に使ったとみられる小型の石斧も出土した。
木材は川の水面に貯木されていたとみられ、近くに大規模な木製品製作現場があった可能性が高いという。 木製容器の出土数は付近の集落だけで消費するには多すぎ、近くに良港があることなどからも船を使って周辺に供給していた可能性がある。
弥生土器は、堅田遺跡(御坊市)で発見された県内最古の約2300年前のものとほぼ同時期とみられる。
現地説明会は5日午後1時から行われた。
[参考:紀伊日報、読売新聞、毎日新聞、産経新聞]
木材は川の水面に貯木されていたとみられ、近くに大規模な木製品製作現場があった可能性が高いという。 木製容器の出土数は付近の集落だけで消費するには多すぎ、近くに良港があることなどからも船を使って周辺に供給していた可能性がある。
弥生土器は、堅田遺跡(御坊市)で発見された県内最古の約2300年前のものとほぼ同時期とみられる。
現地説明会は5日午後1時から行われた。
[参考:紀伊日報、読売新聞、毎日新聞、産経新聞]