京都府八幡市の石清水八幡宮は7日、鎌倉時代に制作されたとみられる八幡曼荼羅「篝火御影(かがりびのみえい)」(掛け軸、縦84cm、横46cm)を報道陣に公開した。江戸時代の古文書「男山考古録」によると、元と高麗の連合軍が13世紀に来襲した元寇時に、西大寺の僧・叡尊が社殿に掲げ、敵の降伏を祈願したとされる。
篝火御影は中心に僧侶姿で右手に剣を持った「僧形八幡神」が極彩色で描かれ、その下に篝火と、8体の神が配置されている。裏側には室町時代の永享3年(1431)に八幡宮の宮寺・大乗院に寄進されたと書かれているが、作者は不明。掛け軸の様式から鎌倉時代の作と判断した。
2007年の「平成の大修造」に伴う調査で若宮社の厨子から発見、09年4月から修復作業をしていた。
一般公開は9~23日の午前10時から午後4時まで同八幡宮社務所で開く特別展で。(有料)
[参考:共同通信、京都新聞]
過去の関連ニュース・情報
岩清水八幡宮
篝火御影は中心に僧侶姿で右手に剣を持った「僧形八幡神」が極彩色で描かれ、その下に篝火と、8体の神が配置されている。裏側には室町時代の永享3年(1431)に八幡宮の宮寺・大乗院に寄進されたと書かれているが、作者は不明。掛け軸の様式から鎌倉時代の作と判断した。
2007年の「平成の大修造」に伴う調査で若宮社の厨子から発見、09年4月から修復作業をしていた。
一般公開は9~23日の午前10時から午後4時まで同八幡宮社務所で開く特別展で。(有料)
[参考:共同通信、京都新聞]
過去の関連ニュース・情報
岩清水八幡宮