歴歩

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京都市・上里遺跡 大分県姫島産?の黒曜石が出土

2009年10月26日 | Weblog
 縄文時代晩期(約3000年前)の集落があった上里遺跡(同市西京区大原野)から、九州や北陸地方のものとみられる黒曜石やヒスイ(翡翠)などが相次いで出土し、全国各地と幅広い物産の交流があったことを示している。
 本年度の市埋蔵文化財研究所の調査で、石器をつくる際の破片とみられる黒曜石が出土した。通常の黒曜石に比べ、全体に乳白色がかっており、大分県姫島から産出される石の特徴があるという。
 また、新潟県糸魚川市で産出されたとみられるヒスイの飾りも2年前に続いて出土したり、近畿地方の縄文遺跡からよく見つかる土製の腕輪とともに石川県など北陸地方で出土例が多い、「有孔球状土製器」も同時に見つかった。
[参考:京都新聞]

過去のニュース
  2009.7.17上里遺跡 弥生前期の竪穴住居跡を発掘
  2009.10.2上里遺跡 新たな遺構を確認 大規模な集落か
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相模原市・小保戸遺跡 2万3千年前の旧石器時代、最古級の生活跡の遺構が出土

2009年10月26日 | Weblog
 小保戸(こほと)遺跡(同市城山町小倉)から、約2万3千年前の旧石器時代の住居跡とみられる遺構が4基検出された。
 直径2・5~3・5mの円状に礫(河原石)が並べられ、内部からは炭化物片や石器が多数見つかった。
 調査を担当する(財)かながわ考古学財団は、年代的にも最古級と話す。
 遺跡は相模野台地上の関東ローム層にあり、放射性炭素による年代測定で2万3千年前とわかった。
 住居状遺構では、日本最古とされる約2万年前の遺構が発見された田名向原遺跡(同市田名塩田)がある。同遺跡の住居状遺構は炭素測定値で約1万7600年前、暦年較正値で約2万0500年前とされている。
[参考:産経新聞、神奈川新聞]
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