カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

とんかつ 力

2013年11月03日 | 山梨
「色彩。」

美味しさというものの概念の中で、食感、噛み応えという要素がはっきりと意識されたのは、果たしていつ頃のことだっただろう、おそらく其れは遠いむかしのことではない、実際個人的に強く其れを感じるようになったのは、きっと此処数年のことでしかない、正直其のように思える次第である。

そして、此の鳥もつ煮の醍醐味というのは、実際のところ、其の様々な部位の内包する食感にこそあるのではないかと個人的には思われるのであるが、其処のところ、世間的評価基準としては、どのような風潮であるのだろう。

緑の野菜とキンカンの鮮やかな黄色によって、非常に見栄えのする外観を呈してはいる此の鳥もつ煮ではあるけれど、煮込まれた各部位というのは同じく飴色一色でしかなく、だがしかし、其の食感は各々様々なのである、其のひと欠片を噛みしめる都度に、へぇ、とか、ほぅ、とか、内心に、時には小さく声に出して感心し、納得させられる、其処にちょっとした稀有な楽しさを見出だすことが出来る。

ただ平均的に其の風味と満腹感を味わいたいということであるならば、たとえば其の部位が単にささ身であっても其れで充分ではあるのだろう、だがしかし、多種多様でまちまちの其の食感こそが、此の鳥もつ煮でしか味わえない魅力であり、醍醐味であるような、其のように思われるのである。

とんかつ 力とんかつ / 甲府駅金手駅
夜総合点★★★★ 4.0



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