こんばんは、ヨン様です。
今日はねぎとろさんがお忙しいということで、連続での投稿になります。
なんだか今週はすごく目まぐるしいな…。
週末には山形にいかなきゃいけないし、けっこうバタバタしております。
ここは気を確かに持たなければ…。
話は変わりますが、最近系外惑星の発見が相次いでいるのをみなさんご存知でしょうか。
最近のニュースを取ってみても、約4.3光年と太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリを惑星(プロキシマ・ケンタウリb)が公転していると話題になりました。
プロキシマ・ケンタウリbは、質量の推定から地球型惑星(つまり、岩石を主成分とした惑星)とされており、液体の水が存在する可能性もあると指摘されております。
こうった観測の根底にある関心は、「地球外に(知的)生命体は存在するのか?」あるいは「地球以外に地球生命(人類)が居住可能な惑星は存在するのか?」といったものだと考えられます。
系外惑星が発見された際には、その惑星の密度と質量、それから恒星から受けるエネルギー量が計測されます。
それはおそらく、上記の問いに対する答えと最も相関している蓋然性が高いのは、これらの変数だと考えられていることとも無関係ではないでしょう。
さて、地球と似た環境を持つ系外惑星の存在も非常に魅力的ですが、それ以上に興味をそそられるのは、太陽系内の惑星に対し、地球と似た環境になるよう働きかけること、いわゆるテラフォーミングです。
いま、最もテラフォーミングの対象として考えられているのは、おそらく地球の一つ外側を公転している火星でしょう。
気候条件や地理条件を考えても、現在の科学技術でテラフォーミングの実現可能性が高いのは火星だからです。
しかし、個人的には、そういった技術的な問題を度外視するならば、金星のテラフォーミングに魅力を感じております。
確かに、火星には現時点においていくつもの地球環境との共通点があります。
自転周期はおよそ24.5時間ほどで、地球の24時間と近く、地軸の傾きも25度ほどなので、地球のように四季があるといわれています。
一方金星にはそのような共通点はありません。
金星の自転周期は非常に遅く243日(!)もかかり、おまけに他の惑星と異なって公転の方向と時点の方向が逆転しているために、太陽は西から昇って東へ沈みます。
また、地表の平均気温は400度以上あり、自転速度を超えるような猛烈な風が吹いているために、地球とは似ても似つかない環境になっているのです。
このような過酷な環境を持つ金星をなぜプッシュするのかというと、物理的性質において、かなり地球に近い性質を持っているからです。
火星の場合、直径は地球の半分ほどしかなく、質量にいたっては10分の1ほどしかありません。
ところが金星の場合には、直径は地球の95パーセントほどでほぼ等しく、質量も地球の80パーセントほどあります。
金星は「地球の姉妹星」とも表現されるように、極めて地球と近い物理的性質を持っているのです。
当然、火星と金星の差は、重力の差となって現れてきます。
火星は地球の40パーセントほどの重力しかありませんが、金星は90パーセントほどの重力を有しており、地球とほぼ変わらない重力環境で過ごすことができます。
つまり、火星の体重計に乗った55キロの乙女は約22キロと計測されますが、金星では残念ながら50キロ程度にしかならないというわけです。
しかしこれは、地球環境との類似性を考えるうえで、重要なことではないかと考えております。
我々にとって、重力は体の自由を奪う枷であると同時に、体に刷り込まれた糧でもあります。
無重力状態に長くいればそのあと立てることもできなくなってしまいますし、さまざまな生理的な活動が重力を前提に形作られているともいわれています。
たとえ気候面において近い環境があるとはいえ、重力が極端に低い火星環境では、人間が地球上で過ごすのと同じような生活を送れる保証はないわけです。
このように考えると、気候条件などを無視すれば、やはり金星が一番なのではないかと思われるのです。
ただ、現在の技術では金星の環境を変えることに極めて大きな困難が伴うのも事実です。
そういった点で非現実的な考えであることは重々承知の上ですが、かといって火星に居住できる保証があるわけでもありません。
テラフォーミングの候補として、科学技術の進歩を信じ、ぜひ金星に清き一票を投じていただきたいと思います。
宇宙船地球号も資源の枯渇が叫ばれはじめて久しく、今後宇宙植民計画は段々と現実味を帯びてくるかもしれません。
その頃には我々はもう生きていないのかもしれませんが、願わくば夢と希望を持って地球を旅立ってほしいですね。
それでは!
今日はねぎとろさんがお忙しいということで、連続での投稿になります。
なんだか今週はすごく目まぐるしいな…。
週末には山形にいかなきゃいけないし、けっこうバタバタしております。
ここは気を確かに持たなければ…。
話は変わりますが、最近系外惑星の発見が相次いでいるのをみなさんご存知でしょうか。
最近のニュースを取ってみても、約4.3光年と太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリを惑星(プロキシマ・ケンタウリb)が公転していると話題になりました。
プロキシマ・ケンタウリbは、質量の推定から地球型惑星(つまり、岩石を主成分とした惑星)とされており、液体の水が存在する可能性もあると指摘されております。
こうった観測の根底にある関心は、「地球外に(知的)生命体は存在するのか?」あるいは「地球以外に地球生命(人類)が居住可能な惑星は存在するのか?」といったものだと考えられます。
系外惑星が発見された際には、その惑星の密度と質量、それから恒星から受けるエネルギー量が計測されます。
それはおそらく、上記の問いに対する答えと最も相関している蓋然性が高いのは、これらの変数だと考えられていることとも無関係ではないでしょう。
さて、地球と似た環境を持つ系外惑星の存在も非常に魅力的ですが、それ以上に興味をそそられるのは、太陽系内の惑星に対し、地球と似た環境になるよう働きかけること、いわゆるテラフォーミングです。
いま、最もテラフォーミングの対象として考えられているのは、おそらく地球の一つ外側を公転している火星でしょう。
気候条件や地理条件を考えても、現在の科学技術でテラフォーミングの実現可能性が高いのは火星だからです。
しかし、個人的には、そういった技術的な問題を度外視するならば、金星のテラフォーミングに魅力を感じております。
確かに、火星には現時点においていくつもの地球環境との共通点があります。
自転周期はおよそ24.5時間ほどで、地球の24時間と近く、地軸の傾きも25度ほどなので、地球のように四季があるといわれています。
一方金星にはそのような共通点はありません。
金星の自転周期は非常に遅く243日(!)もかかり、おまけに他の惑星と異なって公転の方向と時点の方向が逆転しているために、太陽は西から昇って東へ沈みます。
また、地表の平均気温は400度以上あり、自転速度を超えるような猛烈な風が吹いているために、地球とは似ても似つかない環境になっているのです。
このような過酷な環境を持つ金星をなぜプッシュするのかというと、物理的性質において、かなり地球に近い性質を持っているからです。
火星の場合、直径は地球の半分ほどしかなく、質量にいたっては10分の1ほどしかありません。
ところが金星の場合には、直径は地球の95パーセントほどでほぼ等しく、質量も地球の80パーセントほどあります。
金星は「地球の姉妹星」とも表現されるように、極めて地球と近い物理的性質を持っているのです。
当然、火星と金星の差は、重力の差となって現れてきます。
火星は地球の40パーセントほどの重力しかありませんが、金星は90パーセントほどの重力を有しており、地球とほぼ変わらない重力環境で過ごすことができます。
つまり、火星の体重計に乗った55キロの乙女は約22キロと計測されますが、金星では残念ながら50キロ程度にしかならないというわけです。
しかしこれは、地球環境との類似性を考えるうえで、重要なことではないかと考えております。
我々にとって、重力は体の自由を奪う枷であると同時に、体に刷り込まれた糧でもあります。
無重力状態に長くいればそのあと立てることもできなくなってしまいますし、さまざまな生理的な活動が重力を前提に形作られているともいわれています。
たとえ気候面において近い環境があるとはいえ、重力が極端に低い火星環境では、人間が地球上で過ごすのと同じような生活を送れる保証はないわけです。
このように考えると、気候条件などを無視すれば、やはり金星が一番なのではないかと思われるのです。
ただ、現在の技術では金星の環境を変えることに極めて大きな困難が伴うのも事実です。
そういった点で非現実的な考えであることは重々承知の上ですが、かといって火星に居住できる保証があるわけでもありません。
テラフォーミングの候補として、科学技術の進歩を信じ、ぜひ金星に清き一票を投じていただきたいと思います。
宇宙船地球号も資源の枯渇が叫ばれはじめて久しく、今後宇宙植民計画は段々と現実味を帯びてくるかもしれません。
その頃には我々はもう生きていないのかもしれませんが、願わくば夢と希望を持って地球を旅立ってほしいですね。
それでは!
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