トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ダイノボッツよりの助っ人

2011-11-07 05:28:20 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

2007年にトタラトミーが合併して、トランスフォーマーをより多くに人にアピールすべく展開したのが玩具とDVDがセットになったテレもちゃ・シリーズでござる!

基本は再販商品と「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」TVシリーズ1話と大迫力ジオラマストリーに加えてキャラクターデータファイルを収めたDVD(ケース付き)のセットで安上がりな企画モノではあるでござる。

拙者も「テレもちゃ」シリーズのコンセプトは間違っていないと思うのでござるが、販売戦略がダメダメで購入意欲をそぐだけの展開にしかならなかった黒歴史と呼べるシリーズでござる。

今宵は「テレもちゃ」シリーズより、始祖鳥に変身するデストロン・制空戦闘兵、アルカディス(TM-08、アルカディス、2625円)の紹介でござる!

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さて、本品は1998年2月日本放送の「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」第20話、「ジャングルぐるぐる」収録のDVDと1999年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ」商品として販売されたデストロン・制空戦闘兵、アルカディス(D-36、アルカディス、1500円)の金型を一部改修した商品とのセット販売でござる。

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「ビーストウォーズ」本編DVDに登場すらしない「ビーストウォーズネオ」本編登場キャラクターがセットとは違和感を感じてしまうのは当然なはなしでござるが、まあ早い話がDVD話数ととデラックスクラス相当の商品をあわせる数合わせ的な商品でござる。

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ソウ、キャラクター設定は「ビーストウォーズネオ」のままでござるが、何ゆえに「ビーストウォーズ」の時代に参戦しているのか説明はされていないでござる。

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なお、ビーストウォーズネオ版との見た目の違いは、成型色の色合いと翼のギミック発動用スイッチの色が変更され塗装強化された事で完成度は増していたりするでござる。

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商品ギミックは始祖鳥の顎が種移動開閉できる他は翼のスイッチを押す事で、翼を広げてウィングボムを投下する爆撃ギミックを有するでござる。

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見た目が抜け毛で、殺傷能力が無さそうなデザインが痛いところでござる、。 (笑)

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更に翼のウィングガントレット(速射レーザー砲)を引き出せばアタックモードになるでござる。

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背面は生物感重視の始祖鳥でござるが、腹面にはメカニックが姿を見せるビーストウォーズ商品の特徴を現したデザインでござるが、ビーストウォーズ商品と混ざっていても知らなければ違和感が無いのも事実でござる。 (笑)

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ロボットモードはキャラクター性を重視したデザインでポンチョを着たガンマン風なのが特徴でござる。

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左右非対称の特徴あるデザインは過去の商品に事例はなく珍しい存在で、人気順位で再販されたのであればおかしくない選択でござる・・・

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ただ、本品は重大なミスをしでかしており、胸部に収められたスパーククリスタルはデストロン(プレダコンズ)のモノではなくサイバトロン(マキシマルズ)所属のダイノボッツなのでござるよ!

そう、本品は1999年の海外展開版「BEAST MACINES」において成型色とスパーククリスタルを変更したダイノボッツ部隊のエアラプター(日本未販売)として2000年に販売されており、本品は「ビーストウォーズネオ」を製作したアニメ会社・葦プロの刻印が消されたのは良いがスパーククリスタルがダイノボッツのまま販売された詰めの甘い商品でもあるでござる・・・

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ロボットモードでは右腕の盾(尾翼)を回転させて銃(ファウンダーショット)を構えるアクションギミックは健在でござる。

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なお、アルカディスの能力値は体力(7)、知力(9)、速度(9)、耐久力(7)、地位(9)、勇気(6)、火力(8)、技能(9)、と設定されており、性格は攻撃時に抜ける羽の本数を気にするスタイリッシュなキザ野郎で、悪知恵に長けたおしゃべりな性格などには変更がないようでござる?

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因みにテレもちゃ版の変更点は商品展開上、コラーダ(TM-07、コラーダ、2625円)とライバル関係にあり付属のDVDでは「大自然の対決」と称されているでござる。

他は如何なのか分らないでござるが、アルカディスは口が達者なのでビーストウォーズの世界でもメガトロン様(TM-02、メガトロン、2625円)に気に入られているのでござろうな。 (笑)

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アルカディス自体は独自のデザインである為にポージングは難しい商品でござるが、雰囲気としては悪くない商品でビーストウォーズの窓口を広げる為には良い商品だと思うでござる。

故に、スパーククリスタルの間違いは大変痛手だと思うのでござるよな?

世界観を大事にしたければアルカディスではなく別の名前で販売する事も出来たと思うのでござるが、テレもちゃ・シリーズは目立つ事を優先させたためにファンのみならず他方面からみても裏目にしかならない残念なシリーズに成ってしまったでござる?

そう、商品自体とアイデアは良いのでござるがワザと売れないような商品仕様ばかりが目立ったシリーズでござる。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
年末にユナイテッドが再開されるようですが、どう... (nobu)
2011-11-07 18:31:37
ネオのアルカディスは、中盤から登場した追加要員で野心家でもある反面、ユニクロン&ブレントロン側に付こうとするなど、ずる賢い性格です。テレもちゃのアルカディスは…オリジナルとは別人でしょう。

余談:ⅡのDVDが遂に発売されましたが、この勢いでネオもDVDになったほしいです。
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当時買ったのですが直後にDVDだけ行方不明に… (さすりゅ~)
2011-11-07 19:00:21
今となっては相当値崩れしてるだろうが
普段見ないDVDの為だけにもう1体買うのはなぁ…

個人的な見解を言えば
価格帯の都合再販出来なかったテラザウラーの代わりに据えられたんだと思う

今思えばテラザウラーやラットルは
ユナイテッドのランブル&フレンジーやチャージャーVSワイプアウトみたく
2体セットでいけたんじゃないかな
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こんなミスがあったとは知りませんでした。驚きです! (SS)
2011-11-07 21:50:44
このシリーズはいろいろと惜しいシリーズだとおもってしまいます。モーターアームやギムレット(デストロンにいるけど…)がシリーズにいるのにD・Jがいなかったり、更に部品が足らなかったり、
蠍やプテラノドンがいなかったり(金額の問題?)がホント惜しいと思います。でもネオの一部再販は嬉しかったり。ビッグコンボイ欲しいけど高いんだよな…
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nobu殿、BWⅡのDVDは買いたいところでござった... (TF馬鹿一代。)
2011-11-08 22:50:34
さすりゅ~殿、拙者もセット販売や海外版仕様のビースト戦士で穴埋めできるとおもっていたのでござるが、当時のタカラトミー販売戦略はファンを裏切る事しか考えていなかったようでござるな?
SS殿、本当に「テレもちゃ」シリ0-ズのコンセプトは良いのでござるが、何故か販売意欲を減退させる裏切り行為によりダメな方にばかり力を入れていたでござる。
拙者の目から見ても「テレもちゃ」シリーズを売りたくないような販売戦略だったので、タカラトミーがハズブロに吸収されたがっていたのかもしれないと思ったものでござるよ。 (笑)
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