ごきげんようでござる!
さあ! 今宵は生粋のターゲットマスターで、1987年販売の「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」より、サイバトロン・迫撃員、クロスヘアーズ(C-107、クロスヘアーズ、1980円)の紹介でござる!
ターゲットマスターとは、トランスフォーマーが自らの頭部を差し出し、サイボーグ化(?)したネビュロン人が頭部と成る事で共存するヘッドマスターの代替案として、ネビュロン人が武器に変形することでパートナーとなるのが、海外版ターゲットマスターの設定である、日本ではベテランのトランスフォーマー戦士とマスター星の住人が爆発事故によりプラズマエネルギーを浴びて合体能力(融合)を会得(?)して誕生した奇跡の戦士だったりするのでござるよな。
う~む・・・ 日本設定は神秘性を高めてキャラクター付けを強化しようとしたものでござるが、これだと「ザ☆ヘッドマスター」劇中未登場のターゲットマスター達の立場が無いでござるな。
まあ、劇中登場のブランカー(C-106、ブランカー、1980円)ら6人は偶然にターゲットマスターとなった存在で、それ以外は彼らを参考に人工的に生み出されたターゲットマスターなのでござろうな。
拙者的には日本版設定を重視させてもらうでござるが、奇跡の連発は好きでなかったりするのでござるよ。 (笑)
さてさて、クロスヘアーズの商品は完全新設計であり、SFデザインなバギーだったりするでござる。
宇宙で活躍する彼らは地球産のヴィークルに擬態する必要が無い故のデザインでござる。
まあ、デザインがデザインなだけに、少々安っぽい感じがするのは仕方が無いでござるが、拙者的には劇中登場のサイバトロン・ターゲットマスターでは一番好きな商品だったりするのでござるよ。
相棒のポインテックは、日本設定ではマスター星の住人という設定しかなく、会話は機械言語(?)で他人には分からないが、パートナー同志はテレパシーで意思の疎通ができるようでござる。 この日本版設定は後の日本版「マイクロン伝説」でのマイクロン達に受け継がれる事になるでござる。
なお、海外設定では普通に会話ができ、ポインテック (海外名、ピンポインター)はネビュロス星のエネルギー再利用の仕事に従事するネビュロン人だったりするので、「ザ☆ヘッドマスターズ」と「ザ・リバース」は同一時間帯の別次元の話として納得しないと、ドチラが正論のトランスフォーマー史かと云う論争が起きかねないでござる。 (笑)
ポインテックの武器モードは、2連装のグレネードランチャー(?)だったりするのでござるが、グレネードランチャーの意味を分かった上でデザインされたのか不明でござる?
しかし、グレネードランチャー云々は別にしてデザイン上は悪くないのでござるよ。
後付け要素が強いターゲットマスターでは珍しく、基より合体を考慮したバランスの良いデザインなのでござるな。
まあ、その辺は流石はターゲットマスター用新設計であると納得できるでござる。
しかも、クロスヘアーズのロボットモードは新設計のサイバトロン・ターゲットマスターでは一番プロポーションが良いのでござるよ!
しかし・・・ 本品は残念ながら後から見てはイケナイ体型であり、折角膝がまがるのでござるが・・・ わざわざ両足を繋げてしまっているのでござるよ。 (残念)
両足を繋げなくとも十分強度や接地性は確保できていた商品だと思うのでござるが、何故でござろうな?
考えられる事とすれば・・・ 当時米国側から、変形が細かく複雑すぎるので簡略化しろと言う要求があったそうでござるから・・・ ソレが反映されたのでござるかな?
まあ、結果的にターゲットマスター商品は、サイバトロン商品はデストロン商品に劣る物になってしまったでござる。
更に当時は、一部の商品を生産国を日本から台湾に移した為に製造工程の簡略化や塗装の簡略化が行なわれたと云われており、顔の塗装に塗り分けが無い事などがその証拠とされているでござる。
クロスヘアーズの性格は細心で注意深く気配りが出来、めったな事でウッカリミスなどしない迫撃員だったりするのでござるが、海外設定で兵器スペシャリストで、更に弾薬を浪費する事を嫌い、確実に敵に当るまで射撃を行なわないケチな性格でもあるらしいでござる。 (笑)
まあ、海外設定では正義陣営でも人間らしく嫌な性格も設定に取り入れ、個性を強調していたりするのでござるが、日本ではタテマエ上正義陣営のキャラクターは「人間が出来た性格」にされる事がおおいのでござるが、TVアニメでは上手く表現できていないのでござるよ。
そう・・・ TVアニメではターゲットマスターは右腕に融合する様に描かれており、一体化を表しているのでござるが、商品では拳の穴に接続するだけであり、TVアニメを観て残念に思った御仁も多いと思うでござるが、拙者は・・・ 作画上の手抜き・・・ 「手首を書かないほうが楽でしょ!」を正当化する為だと思ったでござるな。 (笑)
しかし・・・ 拙者的にはクロスヘアーズは好きな商品であり、ターゲットマスター以外の大型武器も似合いそうにおもうのでござるよ。
それに、ターゲットマスター版チャー(TFC-20、ヒューチャーサイバトロン、3990円)の成型色変更品でe-HOBBYより販売されたオライオンパックス(67、オアライオンパックス、3990円)は違和感がありすぎるので、違和感のあるオライオンパックスであるならば、クロスヘアーズの方がオライオンパックスに似ているのではないでござるかな? (笑)
これじゃユニバースで新規は無理だな(え?
でても体系と色的に近いSLロードバスターのリカラー、よくてリデコ・・・・・・ピンポインター?何それおいしいの?byハスブロ
みたいになりそう・・・・ハスブロしだいですけどw