ごきげんようでござる!
2011年度販売の「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品は映画本編に登場するキャラクターの商品化だけでなく、玩具オリジナル展開の商品も同様に販売されているでござる。
一応彼らは映画のストーリーでは登場しないが、同じ世界観の何処かで活躍しているトランスフォーマーでござる。
今宵は小型ヘリコプターに変形するオートボット航空戦士(合同作戦要員)のホワール(DA-26、ホワール&スパークプラグ少佐、2625円)と地球人パートナーのスパークプラグ少佐を紹介するでござる!
本品は一応メックテック・シリーズ扱いでござるが、ヒューマンアライアンス商品のカテゴリーで1/24共通スケールくらいのパートナーフィギュアとトランスフォーマーのセット販売品で、日本販売品でもパッケージに日本語表記シールと説明書が封入されているでござるが、メックテックウォーズ対応カードは付属されていないでござる。
なお、商品自体は同じ物だと思うのでござるが出荷時期により一部塗装箇所の変更があるかもしれないでござる? 因みに拙者の購入品は機種部分の火器に塗装が無くスキー板に塗装剥げを表現した塗装が有るでござる?
さて、本品は1/24スケールフィギュアを乗せる為に設計された商品故にリアルスケール度外視の一人乗り小型ヘリコプターのヴィークルモードでデザインされているでござる。
モトネタとなるヘリコプターの種類は特定できないでござるが、見るからに「G.I.ジョー」や「ミクロマン」を想像してしまうデザインでござる。
そう、設計思想としてはパートナーフィギュアに合わせるとリーダークラス商品並みのサイズになってしまう故に一人乗りの小型メカニックにしてスケールダウンと販売価格を抑えたデザインは「G.I.ジョー」や「ミクロマン」に共通する設計思想でもあるでござる。
いや~ このての商品を見ると本気で「G.I.ジョー対トランスフォーマー」の商品化を期待してしまうでござる。 (笑)
商品はパートナーフィギュアを乗せる意外にはローターの手動回転とC型ジョイント対応武器パーツの取り付け位置を変える事くらいの単純なものでござるが・・・
拙者的にはコクピット正面がガラス(クリアパーツ)ではなく防弾版で覆われておりピンホールによる視界しかないデザインが気になってしょうがないでござる。 (笑)
小回りを優先する小型ヘリコプターの視界を犠牲にしてパイロットを守りたいのは分らないでもないでござるが、側面がガラ空きでは問題があるでござるよな?
まあ、操縦はホワール自身が担当すればパイロットの前方視界は問題ないのかもしれないでござるな。 (笑)
さて、ホワールのパートナーであるスパークプラグ少佐でござるが、一応N.E.S.T.隊員なのか如何かよくわからないでござるが、なんでも人生の大半を潜入操作に費やした人物だそうで、オートボットの協力者のようでござるな。
なお、名前の由来は「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場する地球人の技術者スパークプラグ・ウィトウィッキー(未販売)であり、スパイク(MP-10、コンボイ、23100円、付属フィギュア)の父親でござるが、同じくヒューマンアライアンス商品として販売されたスパイク・ウィトウィッキー(RD-21、バックファイヤー&スパイク・ウィトウィッキー、2625円)との親子関係は説明されていないでござる?
どうも、地球人キャラクターの名前は深く考えずにG1でなじみのある名前を使ったファンサービス的なネーミングのようでござる?
無論、ホワール自身もヘリコプター系トランスフォーマーとしてはG1版ホワール(日本未販売)以来ヘリコプター系オートボットとして度々登場しており、実は「トランスフォーマー / リベンジ」時にも、MD-01版ブラックアウト(MD-01、ブラックアウト、3675円)の頭部及び拳・武器パーツ変更したオートボット・レスキュー仕様のイバック(日本未販売)の成型色を変更したオートボットホワール(マスター・オブ・メタリカート、日本未販売)がディセプティコンブラジオン(日本未販売)と共に海外のトイザらスにて限定販売されていたりするでござる。
まあ、海外トイザらス限定の成型色変更品とはいえリベンジ版オートボットホワールとは全くデザインが異なり体格も小型化してしまっているでござる・・・
はっきり言ってしまえば別人でござるが、能力値が体力(8)、知力(6)、速度(6)、耐久力(8)、地位(8)、勇気(7)、火力(5)、技能(10)と設定されており、リベンジ版オートボットホワールの能力値と同じなので同一人物と考えるべきでござるかな?
キャラクター設定での、ホワールは彼の周りで発生する物事を観察し、自らが収集した情報を戦略の基礎に組み込む事を好む性格のようでござる?
本設定を深読みすれば、作戦遂行上小型ボディの方が有利と考えて潜入操作のベテランであるスパークプラグと協力関係になったのでござろうな?
なお、ロボットモードでのギミックは手足を引っかからないようにポージングすれば背中のローターが手動回転可能で、両腕の武器パーツの位置を変える事も出来るでござる。
メックテックウェポンとは一味違う武器パーツの組み合わせを楽しめる商品でござるが、ロボットモードではパートナーフィギュアを乗せる事ができないでござる。
しかしまあ、無理やりしがみついたりする事は可能でござるし、不恰好でござるがコクピット部分を展開した変形中間モードでは搭乗も可能でござるな。 (笑)
商品はパートナーフィギュアとの組み合わせによる自由度の高さに驚かされる一品であるだけにキャラクター設定の方も自由がありすぎてしまう事も考え物でござる?
そして本品は第3形態であるウェポンモードに変形可能でござる!
専用武器としてメックテックウェポンが付属しない訳が、実話自らがメックテックウェポンだったというオチが付いてしまう商品なのでござるよな。 (笑)
ウェポンモードでローターを折りたたんでガトリング砲に見立てる例は有るでござるが、本品の様に大口径砲の銃身そのものに変形するのは珍しいでござる。
ただ・・・ ウェポンモードでは自立できないでござる。
スパークプラグ少佐に砲手を務めてもらう場合も単体では自立できないでござる。
しかし、折りたたんだ脚部を展開すれば自立は可能でござる。
自由度の高い設計ゆえの砲台モード(?)でござるが、一応の設定ではウェポンモードのグリップ(5ミリジョイント凸)を別のトランスフォーマーが保持して使用するのが公式設定のようでござる。
商品サイズ的には同じヒューマンアライアンス商品かヴォイジャークラス以上の大きさの商品と組み合わせるのが良いのでござるが・・・
現在拙者はオートボット側のヴォイジャークラス商品を未購入なので、DA-03版のオプティマスプライム(DA-03、オプティマスプライム・メックテックトレーラー、6825円)で代用してみたでござる!
うむ、本品は単品でも遊べるでござるが、別売り商品の数を揃えて組み合わせるとより遊べる事が可能でござる!
ロボット同士の合体を否定した結果、過去の「ミクロマン」「ダイアクロン」に通じる有形ブロック的な設計思想が生まれた商品でもあるでござるよな。
映画設定に縛られない玩具オリジナル商品はユーザーの思う「キミだけのヒーロー」を想像する絶好の商品でござるが・・・ ファンサービスで過去のキャラクターの名前をオイホイ漬かっちゃうと後から然るべき事態のときに混乱してしまったりするので商品のめいめいは慎重に行ってもらいたいものでござる。 (笑)