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トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

武装戦士 エクシゲイザー

2010-12-01 14:07:26 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる! 

日米におけるトランスフォーマーのネーミングには、それぞれの御国事情と文化が反映されており、日本では初代キャラクターの名を告ぐ二代目商品は似たようなデザインが好ましい訳でござるが、米国では外観よりも中身でキャラクターの立場を優先するようでござる。

また、パワーアップ等による成型色変更の場合は元の名前の前後にスーパーやグレートなどのを告げたし同一人物を強調するでござつが、デザインを一新した転生となると、米国では元の名前の前にパワーアップの特徴を付け足した名まえに成るのに対し、日本では別の名まえに成る事が多いでござる!

日本の場合は生まれ変わると言う意味での名まえの変更でであり、旧商品との差別化でござるが、米国では姿かたちは変われども同一キャラクターである事を強調し、名前の持つ商標権を守る文化的な違いでござる。

今宵は2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」より装甲機動車に変形するサイバトロン・バンガードチーム・武装戦士、エクシゲイザー(GC-19、エクシゲイザー、2000円)の紹介でござる!

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本品はサイバトロン戦士、エクシリオン(GC-02、エクシリオン、2000円)の転生した姿で完全新作商品でござる。

付属のフォーズチップはセイバートロン星(サイバトロン仕様)のフォースチップに変更されており、ランブル(GD-13、ランブル、940円)のパッケージイラストを用いた紙製の的が1枚付属するでござる。

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商品は、速さを追求するエクシリオンのプライドを捨て、より戦闘に適した装甲車(地球製)を再スキャニングした姿でござる。

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確かに戦闘的にはパワーアップしたデザインでござるが、商品的には他のバンガードチームと異なり商品サイズがデラックスクラスのままでござる。

結果的にはバンガードチーム最小商品に成ってしまったでござる?

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商品の窓部部は刳り抜かれており、エクシゲイザーの顔が確認できる設計で、武装のエクスショットが可動し、バンパー部分は開閉してマイクロミサイルが現れるでござる。

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ここまでは通常の装甲車系変形ロボット玩具と同じでござるが、本品はフォースチップによる連動アクションギミックを持つギャラクシーフォース商品でござる、

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フォースチップ イグニッション!

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付属のフォースチップをダブルエクストショットのチップスロットに差し込めば、ダブルエクスショットが展開してマイクロミサイルランチャーが現れるでござる・・・

何も無いトコロからミサイルボットが展開するのであれば、武装強化を演出するアクションギミックでござるが、武器から武器に変形する必要性はあるのでござろうか?

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まあ、通常のダブルエクスショットが精密射撃だとすれば、フォースチップによるパワーアップはマイクロミサイルによる広範囲攻撃で、武器を使い分けるという意味なのでござろうな?

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変形方法には特別な工夫が無いでござるが、ヴィークルモードで収納されているバトルダガーは左足側面に収納可能でござる。

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なにより、元のエクシリオンのデザインを活かしたロボットモードには好感がもてるでござる。

ただ・・・ 問題は名前なのでござるよな?

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エクシリオンからエクシゲイザーに変更する意味でござるよな・・・

確かに、マスターメガトロン(GD-01、マスターメガトロン、5200円)の冗談の様なデザインのデスマシンガンで蜂の巣にされては死んでも死に切れない想いがあるにしろ改名までする必要性があるのでござろうか?

海外名の様にホットショットからサイバトロンディフェンス・ホットショットに改名するくらいで良い様な気がするでござる?

そう、バンガード・エクシリオンでも悪くないのでござるよな。

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まあ、海外展開の「TRANSFORMERS CYBERTRON」では前作の「TRANSFORMERS ENERGON」(日本名、トランスフォーマー スーパーリンク)の続編でありホットショット(SC-02、ホットショット、1980円)の新デザインであることから名前を大事にしているでござる。

日本では「トランスフォーマー ギャラクシーフォーズ」は独立した一本であり、エクシリオンホットショットは別人の設定で、出世魚などに見られる改名文化があるので名前が違っていても同一人物として受け入れられる土壌があるようでござるな?

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なお、エクシゲイザーの能力値はパワー(8)、知力(7)、スピード(9)、耐久力(10)、地位(6)、勇気(9)、火力(8)、テクニック(8)に変更しており、サイバトロンのエンブレムもの字を加えたバンガードチーム専用のエンブレムに変更されているようでござる。

手持ち武器はバトルダガー1本で、様々な持ち方ができるのでござるが・・・ 如何もバトルダガーは当初ミサイルとして射出できそうなデザインのようで、コストカットで削除されたぽい感じがするでござる?

そう・・・ バンガードチームに限らず地球在住のトランスフォーマー商品にはミサイル発射ギミックが搭載されている場合が多く、紙製の的が付いているにもかかわらず意味を成していない理由も説明できるでござる。 (笑)

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なお、その他の武装は両肩の両脛部にマイクロミサイルランチャーが収納されており、フォースチップギミックで更に両肩のマイクロミサイルランチャーが展開するでござる。

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全身マイクロミサイルランチャーで武装した姿は、正に武装戦士と呼ぶに相応しく、スピードよりも戦う事を一番に考えたエクシゲイザーの決意を表しているようでござる。

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しかしまあ、折角の決意も手持ち武器がバトルダガー1本であるところが虚しいでござる・・・

本品こそ両腕の大型火器を持たせたい商品でござる。

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ちゅー事で、別売りの武器系マイクロン(マイクロンブースターVol.2、7、クラスター、8、ローター、9.グルーブ、各300円を使用)を合体させてみたでござる!

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本品にはダミーのマイクロンジョイントが2箇所増設された為にマイクロンやエネルゴンウェポンの取り付けも可能な商品でござる。

日本では独立したシリーズとはいえ、シリーズ枠を超えた連動ギミックは嬉しいものでござるよな。

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最近のトランスフォーマーは日米共通の名前になる傾向も強いでござるが、エクシリオンエクシゲイザーの名前を継ぐ商品は出てこないでござろうな?

まあ、それだけ米国主体の名前の方が強く、世界共通認識のトランスフォーマーでは大事な事と思われるので、拙者的には日米共通のネーミングには賛成でござる。

・・・ただ、シリーズのキャラクター性を考えた場合は別人で別名である事は仕方が無いでござろうな。


不器用な漢

2010-11-15 20:55:00 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

現日本政府が日本国民に隠しとうそうとした「中国漁船衝突映像」を流出させた海上保安庁職員を逮捕するべく論点がズレた攻防がつずいているでござるが、警察自身も逮捕には本気ではなく対処もできない状況でござる・・・

だいたい、機密情報朗詠の疑いで捜査するということは、海上保安庁の情報管理など諸々の機密情報を曝け出してしまう事であり、余計に知らなくともいい事実まで暴露してしまうマヌケな実例であり、現日本政府は日本国民の反感を食らってまで中国を擁護するミエミエの政策には本気で日本の未来は無いと思えてくるでござるよ。

そう・・・ まさか、この目で「本物の売国奴」を見ようとは夢にも思っていなかったでござる。 (笑)

しかしまあ、主張は如何あれ「悪いことは悪い!」と素直に言えない不器用さはなんともしかたいものでござるな・・・

ちゅー事で、「トランスフォーマー」にも不器用な方々かが多く存在するので、今宵は不器用な生き様の代表格である「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」登場の惑星スピーディア在住トランスフォーマー、四輪攻撃兵インチアップ(GC-06、インチアップ、2000円)の登場でござる!

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本品は2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」デストロン商品として販売されたでござるが、TVアニメでは一時的にデストロンに協力した惑星スピーディア在住のトランスフォーマーの一人でござる。

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インチアップのヴィークルモードはモンスタートラックで、でこぼこ道や泥濘等の悪路を得意とする戦士でござる。

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スピードが全ての惑星スピーディアにおいて、あえて悪路での最速に拘る変わり者でござるが、本心は「悪路でも早けりゃ障害物が無いサーキットなら、なお早い!」という理論なのでござろうな?

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ヴィークルモードはモンスタートラックと記されているでござるが、デザインは固定のモデルがないSF風な車両デザインでござる。

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本品のフォースチップ連動ギミック(フォースチップ・イグニッション)はスピーディア在住トランスフォーマーの特徴であるスピードアップで、車高を低くして空気抵抗を減らすでござる!

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なお、写真では分かりにくいでござるが、本品のタイヤも惑星スピーディア在住トランスフォーマーの特徴であるクリアパーツ製でござる。

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スピードアップ(?)が見た目で感じられる面白いギミックでござるが見た目の派手さが無いでござるよな?

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まあ、日本では滅多にモンスタートラックを見る機会がないので人気の方は建設重機や緊急車両に持っていかれているようでござる。

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まあ、拙者の偏見でござるがモンスタートラックは、よほどの変人か目立ちたがり屋でなければ乗る必要性もないし実用性もない車両でござるよな。 (笑)

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しかし、実用性のない車両こそ遊び心であり、本品の変形途中形態もキャッチャーアームのようで遊び心は高いでござる。 (笑)

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ロボットモードのデザインはモンスタートラックのゴッツいイメージと異なり手足が細い体形でござる。

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一応、巨大なタイヤ4輪を背負ったパワー系のキャラクターなのでござるが、手足の貧弱さは残念でござる。 (笑)

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顔のデザインも強面で隻眼(?)であり、体色もデストロン兵士らしいカラーリングで「道が無ければ道を作る!」強引で破壊的な性格でござるが、根っからの悪人ではないのでござるよな。

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そう、インチアップのキャラクター設定は、パワー(9)、知力(6)、スピード(7)、耐久力(9)、地位(6)、勇気(8)、火力(8)、テクニック(7)でござるが、ニトロコンボイ(GC-10、ニトロコンボイ、2000円)をライバル視しているが、足元にも及ばない実力の為にニトロコンボイには目もかけられていない存在でござる。

ガスケット(GD-05、ガスケット、940円)やランドバレット(GD-04、ランドバレット、3000円)に協力を迫られた場合も一時的には協力するが、正々堂々(?)とレースを続けており、デストロンに加わらなかったでござる。

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ロボットモードでのフォースチップ・ギミックはイグニッションで両肩のショルダーバルカンが展開するだけで、ミサイル発射ギミックも無ければ手持ち武器もない地味な商品でござる。

しかも、拙者の購入品は欠陥が有り、フォースチップを差さなくともショルダーバルカンは展開したままののでござるよな。 (笑)

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まあ、インチアップの火力(8)は高めなのでござるが、実際はショルダーバルカン以外は細腕の腕力のみという男らしいというかなんと言うか、戦闘には不向きぽい感じででござるし、カラーリングも某汎用人型決戦兵器の初号機ぽいでござるが、体形が体形だけに努力感が感じられない残念なコスプレぽいでござるよな。 (笑)

そう、インチアップが悪いわけでもないでござるが、デストロンに参加しなかった為にガスケットランドバレットほど目立たず、サイバトロン協力者でもない存在なのでTVアニメでの人気は無いでござる。

デストロン兵として生きるのであれば、ヤラレ役として目立てたもの自ら背景キャラの道を選ぶとは男らしい以前に不器用な生き様でござる!

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なお、インチアップの海外名はダートボスであり、デストロン兵士らしい名前でござる。

海外展開の「TRANSFORMERS CYBERTRON」での詳しい設定は分からないでござるが、海外設定だと女性であるニトロコンボイ(海外名、オーバーライド)に恋心を懐いて猛アタックする日々を過ごしていると思えばほほえましいでござるが、同じ陣営に属せないのも不器用な生き方ゆえでござろうな。 (笑)

まあ、世の中の大部分は不器用な人間ばかりなのも確かでござる。


らんぶる!

2010-10-20 19:24:51 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

一昔前はSF作品の代表的なメカニックだった移動式多脚砲台や多脚戦車も、現在では実験段階であり、民間車両としは各種の作業車両が稼動しているようでござる。

しかし、まだまだ一般の目に触れることは少ないので、SFメカニックの印象が強いでござるかな?

今宵は2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」に登場するデストロン軍団所属の索敵兵、ランブル(GD-13、ランブル、940円)の紹介でござる!

なお、パッケージではランブルのヴィークルモードはクモ型戦車と記されているでござるが・・・ クモだと脚の数が違うとツッコミが有りそうなので、拙者は多脚戦車と呼んでいるでござるが・・・ 「多脚戦車」のグループ名称は固有名称として登録されているのでござろうか?

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さて、本品は「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」商品として販売された訳でござるが、同時にのカラーバリエーションが販売されており、パッケージ及び説明書とカードは3体共通であり、商品名もランブルのままでござる。

一応は赤いボディのランブルが基本のようで、パッケージ裏やカードの商品写真は赤いランブルでござる!

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ランブルはTVアニメ本編でも同型機種が大量に登場したヤラレ役専用キャラクターで、固体差は描かれておらず、ランブルの名前が固体名なのかグループ名なのか分からない謎のトランスフォーマーでござる?

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海外ではスクラップメタルの名前でいボディと黄色のボディの2種が販売されたようでござるが、コチラも固体名ではないようでござる?

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なお、海外版と日本版商品本体の違いは分からないでござるが、日本版のフォースチップと異なり、海外版のフォースチップ(サイバープラネットー)の裏にはアクセスコードが記されているようでござる。

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さて、本品のヴィークルモードはクモ型戦車だと言う事で、武装はニードルライフルなのでござるが、ミサイル発射機能はなく、「フォースチップ・イグニッション!」ギミックにより、銃身からキラーランセットが展開するでござる。

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う~む・・・ 不正地・市街戦に威力を発揮する多脚戦車に格闘武器を搭載するのは如何なものでござろうか?

否! 格闘武器は有っても問題は無いのでござるが・・・ 一応トランスフォーマーでござるから、格闘戦はロボットモードでお願いしたいしたいのでござるよ。 (笑)

いくら、ヤラレ役とはいえロボットモードに合理性が無いのでござるよな?

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ロボットモードのデザインは如何にも量産型のヤラレ役的なデザインでござる。

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そう、同系機種がワラワラと大群で現れれば絵になるデザインでござる!

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なお、本品はカセットロンのG1版初代ランブル(17、サウンドウェーブ、2980円)とは似ていないデザインで、何ゆえにランブルの名を冠したのか分からぬでござるが・・・

本品の変形構造上、コクピットやキラーライフルを外してしまえば、玩具版カセットロンのランブルと似たような体系になるでござるよな?

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本品は手持ちの武器が無く、両腕のスパイクを展開した格闘戦モードとなる訳でござるが・・・

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更に本品は、説明書に記載されていない、ハンマーアームを展開可能なのでござるよな。

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そう! これぞ、アニメ版初代フレンジーのハンマーアームを何気に再現していたりする隠れたギミックなのでござるよ!

元ネタを知っていれば納得するファンサービスでござるかな?

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まあ、フォースチップによる正規のアクションギミックが地味なだけに嬉しいギミックでござるな。 (笑)

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なお、ランブルのキャラクター設定はセイバートロン星(00、プライマス、8000円)を襲った無尽蔵に生み出される量産型トランスフォーマーであり、どの陣営のデストロン軍団に所属していたのか不明のトランスフォーマーでござる?

一応、能力値はパワー(6)、知力(5)、スピード(7)、耐久力(6)、地位(4)、勇気(8)、火力(7)、テクニック(9)だったりするので、自立型ロボットではなくトランスフォーマー(海外設定ではテラーコンの1種?)のようでござる?

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あんがい、それぞれが別固体ではなく、本元のランブルを基にしたクローンで大量コピーされているのかもしれないでござるな?

となると・・・、企画段階ではプラネットX側のデストロン兵士として企画された可能性もあるでござるが、イロイロな理由で現状位置のヤラレ役に収まったのでござろうな?

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因みに恩品は、説明書に記されていない遊び方が他にも隠されており、キラーランスはニードルライフル銃身より取り外す事が可能でござる!

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ヤラレ役商品とはいえ、隠し要素が高い商品は買った人だけが楽しめる特権でござる。 (笑)

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更に本品はニードルライフルの位置を左右逆に取り付けられるので別固体を再現したいとき等にも対応しているでござる。

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本品は一見手を抜いた商品でござるが、ヤラレ役としては勿体無いほどに設計されており、大群による怖さをクモ型戦車で表現していたりする訳でござるよ!

世の中には戦闘員萌な輩が存在するでござるが、本品は当にトランスフォーマーにおける戦闘員萌向きな商品でござる。 (笑)


裏切りの挽歌

2010-07-14 18:10:13 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

前回・前々回に続いてスタースクリーム3連発目のネタは2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」のデストロン軍団航空参謀、スタースクリーム(GD-03、スタースクリーム、3000円)の紹介でござる。

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本シリーズは海外では「TRANSFORMERS ARMADA」3部作(日本名、マイクロン伝説)の連続シリーズとして「TRANSFORMERS CYBERTRON」として展開されたでござるが、日本では前作(スーパーリンク)とは世界観を一新し新たなる別シリーズとして展開したでござる。

なかでも本品は特殊な立場で、海外で販売されたスタースクリームは、当初はスプリームクラス商品(日本ではトイザらスより、USAエディション、スーパースタースクリーム、7999円として販売)しか販売されず、ヴォイジャークラスの本品は海外では店舗限定販売品だったそうでござる。

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確かにアニメ本編の流れを見れば、ヴォイジャークラスからスプリームクラスにパワーアップするので本品の販売順序は当然のことでござるが、いきなり面倒な手順をふまずに巨大化したスーパースタースクリームを販売する米国は合理性を求める国民性らしいでござるかな。 (笑)

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さて、本シリーズのスタースクリームのデザインには元ネタがあり、米国で展開されたコミック「トランスフォーマー ウォーウィズン」に描かれたスタースクリーム(TITANIUM、スタースクリーム・ウォーウィズン、3150円)を参考にフォースチップ(海外名、サイバープラネットキー)対応商品として設計されたでござる。

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商品はフォースチップ連動ギミックの他に着陸脚がなく直接転がし走行ができ、手持ち武器のスターショットよりミサイル発射ギミック(ルナ光線キャノン?)を有しているでござる。

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そして、フォースップ・イグニッション!ギミックは垂直尾翼下のチップスロットにフォースチップを差し込むと左右同時にブレードが展開するでござるな。

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う~む・・・ 航空機らしからぬ武装でござるが、拙者的にはSFチックな格闘型戦闘機は好きでござる。

ただ・・・ 商品的には本品は安全対策で機首部が軟質パーツで製作されている為に反り上がってしまい隙間が開くことが残念でござるな。

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ロボットモードの変形は簡易な方でござるが、角ばったSFデザインの戦闘機でござるから、ロボットモードのデザインは良いでござる。

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これで、両肩のエアインテーク(?)内の突起の形状と腹部の機関銃が可動すれば良かったのでござるが、一体成型の安上がりな商品に仕上がっているでござる。

ヴォイジャークラスの商品とはいえスプリームクラスの商品サイズと比べると廉価版商品でござるよな。 (笑)

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しかも、本品はヴォイジャークラスの商品でござるが、日本販売を前提として設計されたので電子音ギミックが搭載されていないでござる。

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さて、ギャラクシーフォース版スタースクリームは歴代スタースクリームと同じくマスターメガトロン(GD-01、マスターメガトロン、5200円)の忠義な部下を演じつつデストロン軍団リーダーの座を狙う野心家であり、ついには新リーダーの座に上りつめ歴代最強の力を得るのでござるが・・・ 力をもてあまし、マスターメガトロンには頭が上がらないトラウマをかかえた歴代最強のヘタレなスタースクリームのイメージが強いでござる。

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しかも、部下には恵まれず全く良いところがないどころか死に際もしっこく見苦しいなどヘタな小悪党以上にダメダメなのでござるよな・・・

いくら裏切り者の末路とはいえ、アレは無いのではないでござるかな?

はっきり言って見るのが辛いでござる・・・

早く楽に殺してやれと思ったでござるよな。

アニメの製作スタッフはスタースクリームが嫌いだったのでござろうか?

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しかし、劇中の「フォースチップ・イグニッション!」で展開されるブレードの作画はかっこよく描かれていたでござる。

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商品もイグニッションギミックでブレードが展開できるのでござるが、両腕の可動範囲が狭い為にツインブレード特有の大胆なポーズがつけられないのでござるよな。

一つのフォースチップで二つのブレードを同時展開するギミックは大したものでござるが、ポージングを犠牲にしてしまうのはいただけないでござるよ。

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まあ、商品はデザイン上両肩に無駄にデカいアーマーを装備した一時期の日本産メカニックなどのデザインを意識したデザインでござるから、可動範囲は狭くなるのも当然でござろう。

肩を別パーツにしてボールジョイントを使用する方法もあったでござろうが、肩の角度とかの隙間を生じさせて両腕の角度を調整させる工夫をみるかぎりでは、コレはコレで良いのでござろうな?

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そう、日本の住宅事情を考えればスプリームクラスの商品などよりもヴォイジャークラスの商品の方がありがたいのでコレはコレで間違いは無いのでござるよ。

日本側商品展開の英断には感謝したいでござるよな。 (笑)


とっつあんの代役に有らず!

2010-05-06 21:17:56 | トランスフォーマー・GF

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ごきげんようでござる!

前回は自称、救急車だったので今回は正真正銘の救急車でござる!

と、言っても日本じゃ馴染みの無いカラーリングでござるよな。 (笑)

今宵は2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」より救急車に変形するサイバトロン・技術者、ファーストエイド(GC-11、ファストエイド、2000円)の登場でござる!

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本品は海外(TRANSFORMERS CYBERTRON)ではレッドアラートの名で販売されており前々作「TRANSFORMERS ARMADA」で登場したレッドアラート(日本名、MC-02、ラチェット、2980円)とは同一人物になるでござるが、日本設定ではギャラクシーフォースは独立した作品になったので別人でござる。

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しかし、商品は同一人物のバージョンアップ商品として設計されたでござるから、別デザインで商品サイズがダウンしようとも似通ったイメージは残しているでござる。

固定した救急車のイメージ故にシルエットの異なるデザインには成りにくいのでござろうな?

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本品はマイクロン合体ギミックの延長であるフォースチップ(海外名、サイバープラネットキー)連動ギミックを搭載した設計でファーストエイドには地球のフォースチップが1枚付属するでござる。

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フォースチップをチップスロットに差し込む(イグニション)事で左右の後部ドアが開いてフォトンビームが出現するでござる。

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地球系フォースチップの特長である火力アップ型のパワーアップでござるが、ミサイル発射ギミックなどは無いでござる。

商品的には成型色とデザインの関係で大幅な変化が感じられないのが残念でござるかな?

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しかしデラックスクラスの商品サイズは使い回しが良いので拙者的には満足でござる。

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ロボットモードの変形は独自のものでござるが、全体的なデザインはラチェットの面影があるでござるな。

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まあ、同一人物な設計でござるから似ていて当然でござるが、拙者的には足が太くなった事と、顔も若作りになった事は大変評価したいのでござるよ。

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ギャラクシーフォース版ファーストエイドの性格設定は、科学に始まり医学・工学・幾何学まで、宇宙を巡る永き旅路において不可欠な知識を備えており、戦いで傷付いた戦士がいれば、すぐさま駆けつける技術者で、マイクロン伝説版ラチェットと略同じ役割でござる。

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しかし、一番異なる点は別人故に声優も異なる訳でござるからファーストエイドの年齢はだいたいエクシリオン(GC-02、エクセリオン、2000円)と同じくらいかちょっと上くらいなイメージで、明かにラチェットより若いイメージなのでござるよ?

そのぶんファーストエイドの性格はラチェットより気苦労の多い優等生のようでござるよな。 (笑)

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本品は手持ち武装はなく、左腕と一体化したハンドビームのみでござるが、脚部にファストハンマーとエレクトロンレンチが収納されており、ハンドビームの先端部に工具を装着する事が可能でござる。

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更に、フォースチップをイグニッションする事でロボットモードでもフォトンビームを展開する事が可能でござる。

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設定上のフォトンビームは、敵の急所を的確に貫くそうで、ファーストエイド自身の緻密に計算された弾道は照準を外さないそうでござる。

しかし、商品のフォトンビームの造形は小振りな為に目立たなく、バネが仕込まれている為に仰角が付けられないのが残念でござるな。

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なお本品は独自の変形方法を採用している為に脚部を前後に開けば4本足のアナザーモードぽくなるでござる。

コレはコレで面白いのでござるが実用性で考えたら疑問でござるよな?

故に採用されなかったのでござろうか? (笑)

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なお、拙者的にはギャラクシーフォース版ファーストエイドラチットとは別人と考えているし海外設定のレッドアラートの名前では呼んでいないでござる。

まあ、ラチットの代役と呼ばないまでも「エクシリオンの嫁」とは呼びたいでござるな。 (笑)