テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

中越周遊⑩~街角の芸術

2012-06-18 09:36:29 | 国内旅行ー関東・甲信越
 十日町市は「石彫のまち」ということで、街のあちらこちらに石の彫刻が設置されています。



 遊歩道にも彫刻が置かれています。



 しかし、めぼしいものはこの作品ぐらいでした。



 山畑利次氏の「天と地の間」です。抽象化された女性像が融合しています。



 こちらは新潟駅前の彫像です。



 誰の手になるどういう名前の彫刻かは、確認できませんでした。



 表面が簡略化され、滑らかに仕上げられています。


中越周遊⑨~摂田屋の街並み

2012-06-17 11:02:23 | 国内旅行ー関東・甲信越
 長岡市内の観光名所の1つとなっている摂田屋に回ってみました。「醸造のまち」ということで、造り酒屋、味噌製造、醤油製造
の業者さんが集中しています。いい湧水でもあったのでしょうか。この看板の前あたりにくると、ほのかにお醤油の香りがします。



 醤油醸造の「越のむらさき」です。古い建物が現役を張っています。 



 「越のむらさき」のすぐそばにある竹駒稲荷のお稲荷さん。笑っているような顔をして、足元で子ぎつねがじゃれついています。



 醤油・味噌醸造の「星野本店」の倉。



 こちらも古い建物が残っている「長谷川酒造」。



 こちらは河合継之助ゆかりの光福寺。戊辰戦争の際、長岡藩の本陣が置かれたのだそうです。



 そして摂田屋最大の見どころである「サフラン酒本舗」の建物。



 何が見どころかというと、この鏝絵です。



 鏝絵というのは、左官屋さんが漆喰を用いて書き上げた絵なのだそうです。
 


 干支などが描かれています。



 陣内秀信先生の「日本一の鏝絵」だとの解説の看板が立っていました。



 みごとなものですね。



 こちらは雁木が残っている通りです。1階の屋根から2階の屋根に梯子が伸びているのが、雪の量を感じさせます。



 摂田屋の街並みを十分堪能させていただいたのですが、ここに来たもう一つの目的は、この「いち井」を訪れることでした。
長岡を、というかラーメン王国新潟県を代表する有名ラーメン店の1つです。



 店主の方針なんでしょう、店内は真ん中の机を何卓も置けそうな広い空間がぽっかり空いています。名物の塩ラーメン(800円)を注文しました。具にきくらげや水菜(かな)が使われています。シナチクは、かなり太めです。評判のスープは塩なのにコクがあり、しかも雑味がありません。



 麺はやや細めで、スープに絡みます。



 街はずれで、昼食の時間帯をはずして行っても行列ができるわけです。

中越周遊⑧~長岡系イタリアン

2012-06-16 12:06:50 | 国内旅行ー関東・甲信越
 時間があまったので長岡によってみました。駅についたとたん雨が降り始めました。



 長岡城は戊辰戦争の際に破壊されたとのことで、跡形もありません。もうしわけ程度に石碑が立っていました。



 司馬遼太郎氏の『峠』で有名な河合継之助の屋敷跡です。ここに記念館がもあります。



 こちらは連合艦隊司令長官の山本五十六元帥像です。



 山本元帥の生家が復元されています。



 真珠湾攻撃の成功とミッドウェー海戦の大敗北で毀誉褒貶ある元帥ですが、長岡では郷土の偉人として遇されているようです。



 五十六カレーなるものも発売。元帥閣下も、よもや自分の名前を冠したカレーが発売されるとは思わなかったでしょう。



 長岡といえば小泉首相の所信表明演説に用いられた「米百俵の精神」のもとになった小林虎三郎の逸話が伝えられる地域です。記念の碑が街中にあります。



 今は洋風カツ丼をB級グルメとして売り出そうとしています。時間がなくて、試してみることはできませんでした。



 長岡で食べたのは、この「フレンド」。イタリアンのお店として「みかづき」と並び称せられるチェーンです。



 長岡駅の駅ビルの中にも店舗がありました。



 いちばんふつうのイタリアン(320円)を注文しました。



 「フレンド」のイタリアンももやし入り焼きそばにミートソースがかかったものです。ただ、ミートソースにほんとにひき肉が入っています。



 しかし、焼きそばがつくりおきだったため、のびきっており、麺の食感が悪かったです。ということで、今回は「みかづき」に軍配を上げたいと思います。

中越周遊⑦~新潟のラーメン(「東横」のみそラーメン)

2012-06-14 14:34:13 | 国内旅行ー関東・甲信越
 無頼派の作家・坂口安吾は新潟市出身だそうで、海辺の近くに碑が立っていました。郷土出身作家を顕彰するために故郷に建てられて碑の銘文が「ふるさとは語ることなし」っていうんだから、安吾らしくっていいですね。安吾が新潟での講演に際して語った言葉とのことでしたが、これを銘文に選んだ新潟市民のセンスにも脱帽です。



 ひさしぶりに日本海を見ました。だからって、どうだというわけではないのですが。



 海辺から市街に戻ってくる途中にどっぺり坂があります。かつて旧制新潟高校の寮がこの坂の上にあり、この坂を下って夜の街に遊びに行きすぎると、留年するということで名づけられたとのことです。ドイツ語の「ドッペル」からきているそうです。北杜夫先生の『どくとるマンボウ青春記』にも、旧制高校生が日常的にエッセンだとかメッチェンだとかのドイツ語をつかって会話をしている様子が描かれています。旧制高校生のドイツ語趣味というのも、今から考えると不思議ですね。



 そして、この階段の数は59段なのだそうです。合格点60点(段)に足りないという遊び心です。やるね、新潟市民。



 さらに市街地に向かうとオギノ通りに行き当たります。オギノ式という避妊法を考案した荻野博士にちなんだ通りです。



 荻野博士の銅像もあります。この博士のおかげで、全国のオギノ少年が同級生にからかわれたのではないでしょうか。少なくとも私はからかいました。



 さて、新潟の有名ラーメン店「東横」です。



 店内はかなり広いです。有名店なので、有名人の色紙も飾られています。



 「東横」を有名店の仲間入りさせたのが、このみそラーメン(650円)です。スープを薄めるための割りスープが別のお椀に入れられて出てくるのが大きな特徴です。



 具のキャベツやもやしは、かなりシャキシャキ感が残っています。



 そしてかなり濃いスープ。こちらのスープで割って、お好みの濃さにするという方式です。



 麺は太めのコシのあるもので、スープの濃さに負けないようになっています。



 丼鉢には、なぜか擂鉢が用いられています。



 濃いスープを飲み干したので、また塩分をとりすぎたかなあと、ふと思いました。

中越周遊⑥~新潟タレかつ丼その2 「とんかつ政ちゃん」

2012-06-13 08:16:38 | 国内旅行ー関東・甲信越
 信濃川の河口の方に旧新潟税関庁舎が残っています。重要文化財です。擬洋風の独特の外観です。



 旧税関の建物がある場所は公園のようになっており、市の博物館がある他、旧第四銀行住吉町支店の建物も移築保存されています。1階部分はレストランになっていました。



 こちらは旧税関のそばにある湊稲荷神社。



 この願掛け高麗犬は、回せるような仕掛けになっているそうです。船が港に入港するとお客さんである船員たちが出航できずにずっといるように、お女郎さんたちが天候が悪くなるようにと願を掛けて回したのだそうです。擦り減ってしまっているため、現在は回せないようにして保存されています。ぜひ2代目をつくっていただきたいところです。



 この河口よりの中心部から離れたところに「とんかつ政ちゃん」があります。



 このお店もタレかつ丼の有名店です。店内は、ちょっとお昼時を外れているのにもかかわらず、よくお客さんが入っていました。



 「とんかつ太郎」でもそうでしたが、特製かつ丼というのは、ご飯の間にもかつがおかれており、かつがいわば2段重ねになっています。



 私はふつうにかつ丼に。かつが4枚のところ、キャベツがない点、ちょっと甘めのしょうゆだれ、何から何まで「とんかつ太郎」にそっくりです。同じ器に盛って食べ比べしたら、区別がつかないんじゃないかと思ったくらいです。



 お値段も同じ970円かと思ったら、「とんかつ政ちゃん」は消費税がついて1018円でした。