テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

登泉堂~すばらしいカキ氷

2011-10-20 08:39:46 | その他の料理
 今治まで足を伸ばしました。近代的な今治国際ホテルのすぐそばに、うらぶれた外観のお菓子屋さん「登泉堂」があります。見かけはしょぼいのですが、今年に入って「ケンミンショー」にも取り上げられていた超有名店です。



 これが、今治の夏の風物詩、今治人がこよなく愛するイチゴミルク(640円)のかき氷です。シャム社長の話では、このかき氷の解禁日に駆けつける今治人もいるとのこと。これは、ほんとうにおいしいです。シロップが、食べると舌が赤くなるような合成のものではなく、ほんもののイチゴからできています。イチゴのつぶつぶ感を感じるぐらいです。氷は非常に細かく削れています。かき氷観が変わります。お茶つきというのが、和菓子屋さんっぽいですね。



 お店の裏手に、かなり広めの駐車場がありました。また、食べてみたいなあ。

「登泉堂」 今治市松本町3-2-28  0898-22-5735

太田屋~鹿島の鯛めし

2011-10-16 14:33:38 | 和食
 夏に一度行ったとき、北条の「太田屋」さんに連れて行ってもらいました。北条市内にもお店がありますが、夏場や行楽客が見こめる時は、鹿島での営業となるようです。面倒ですが、渡し舟にのることに。鹿島なので、屋根に鹿がついているところが笑えます。



 海に向かって突き出ている「太田屋」。



 5分とかからず島に到着。鹿島には野生の鹿がいます。かつては松山近郊の手軽な行楽地として人気があったらしい鹿島も、今ではすっかりさびれています。



 その中で営業している「太田屋」さんです。宿泊部門もあるようですが、果たして年間にどのくらいの利用者がいることでしょうか。



 海を眺めながら食事をすることができます。



 海に突き出している部分が大広間になっていて、そこで食べます。名物の鯛めし(840円)を頼みました。釜に入れられて運ばれてきますが、これは雰囲気をだすためのもので、一つ一つ炊いているわけではありません。



 東予の炊き込み系の鯛めしです。味つけがくどくなくて、上品でした。他のご家族連れは、もっと豪勢なものを注文して、昼間からビールをかっくらっている方もおりまいした。非常にうらやましかったです。



 あまり時間はなかったのですが、せっかくですからちょっとだけ浜辺を散策しました。『坊っちゃん』にはターナー島がでてきますが、ここは青い海に光が反射してモネの絵のようでした。



 市内の尾見せて比べると、駐車場代と渡し舟代が余計にかかりますが、海を眺めながらゆっくり食事するというのもいいかもしれません。



広島のプロスポーツ選手をみかける庶民的なお店へ

2011-10-15 13:18:34 | 国内旅行ー中国
 先月の広島出張。仕事まで間があったので、お約束の広島平和公園を散策してみました。



 慰霊塔。



 こちらは韓国人の原爆犠牲者の慰霊塔です。亀の背中に石碑が乗っている形は、ソウルのタプコル公園でも見た記憶があるような。韓国の土俗的な信仰とでも関係があるのであろうか。



 昼食は広島駅南口を出てすぐの川沿いにあるお店「かばちや」へ。お店は非常に狭く、8席しかありません。ということで、すでに若い夫婦などが、順番待ちをしておりました。彼らを入れないようにお店を撮りました。



 わりとあっさりめの豚骨ラーメンでした。けもの臭さとかはありません。



 麺は細め。どうも私の前に調理したお客さんの分が、麺の茹で過ぎだったようで、「だいじょうぶですか」と聞いていました。文句をいったら作りなおしてくれそうな勢いでした。そのお客さんは別に文句を言いませんでしたが、仕事に誠実な態度の店主です。どこかのイタリア料理店にも、見習っていただきたい態度でありました。



 店内は、サンフレチェの選手のサインがいっぱいありました。今をときめく李忠成選手のものも。私の後にやってきた常連さんに、「今まで、サンフレチェにいた桑田慎一朗がいたんだけど」と、若い店主が話しかけました。ゲゲッ、撮影の邪魔だったあのアンちゃん、サッカーのプロ選手だったのか。後で調べてみると、現在はJ2のファジアーノ岡山の所属でした。そんなんだったら、彼を入れ込んで撮影すればよかったな、と思いましたが後の祭りでした。店主自身もサッカーと関係があった方かもしれません。



 サンフレッチェもありますが、広島といえばやっぱりカープです。



 広島では、「ローソン」も赤色に変身。



 シャム社長とも合流し、夕方、シャム社長がグループ総帥のおばちゃんとお知りあいだという「へんくつ屋」さんに連れて行かれました。パルコの裏手です。「へんくつ屋」が2軒ならんでいますが、右手のお店が大元で、総帥があらわれるのもそちらのお店だそうです。



 定番の肉入りそばをいただきました。シャム社長と同郷の重信出身のアオちゃんが働いています。松山にお店を出したいとのことでした。そんな話をしているところに、おばちゃんが現れ、シャム社長と盛り上がっていました。こちらはサンフレッチェではなくて、タイガースの選手が遠征のときによく現れるお店とのことでした。シャム社長は、解説者になっている川藤さんを見たことがあるそうです。



 「無縁社会」とは無縁の、縁あり人間・シャム社長は、おばちゃんから「へんくつ屋」特製お好み焼きソースを2本もらっていました。気前よく私に1本、ご下賜くださいました。ラベルが懐古調で、いい感じです。でも関東では、ご家庭内でお好み焼やたこ焼きをつくる風習があんまりないので、何につかおうかな。



 シャム社長は、「おばちゃんが来たら、お店に緊張感が出たやろ。店の人の働き方が変わったんじゃ」といっていました。私には正直よくわかりませんでしたが、経営者の眼からみると、そうなのかもしれません。






シェ・タチバナ~夕陽とともに

2011-10-13 12:29:30 | フランス料理
 陽が長い時期に行ってみたかった「シェ・タチバナ」。北条の海沿いという、いい場所にお店があるので、夕陽を眺めながらフランス料理を食べるという、まるでリゾート地のようなことをしてみたかったのです。予約を入れた当日は、梅雨の季節にもかかわず、いいぐあいに晴れてくれました。



 テトラポットが邪魔といえば邪魔です。また、海辺は護岸工事のためコンクリートで固められています。開発が進んだ瀬戸内海沿岸では、しかたがないところです。前菜に、生ハム・ピクルス・ホワイトコーンが出た後、真鯛のスモークと後方に隠れていますが鹿肉のリエットや豚肉です。



 アナゴを揚げたものにフォワグラがのせられ、バルサミコ酢のソースがかけられています。



 桃の冷製スープをはさんで、魚料理は真鯛と海老のクリームソースです。



 魚料理が出てきた頃には、陽も暮れなずんでいきました。



 カモと牛フィレ肉のステーキ 赤ワインマスタードソースです。焼き加減も申し分なし。前と同様、お肉が2種類というところがいいです。 



 カマンベールやゴルゴンゾーラ。



 最後にクレームブリュレでした。



 食事と風景を堪能させていただきました。ただ、景色の中に、ジャージ姿でウォーキングをする地元のおばちゃん、おっちゃんたちが入り込んできます。ビキニの若い女性が浜辺を散策する姿を楽しめるのならば、リゾート気分がさらに盛り上がるところですが、こればっかりはどうしようもありません。




新宿中村屋休業直前

2011-10-11 09:59:11 | 日記
 新宿に用事があったので、「新宿中村屋」へ。



 定番のインドカリー(1470円)を。「薬味と粉チーズはおかわり自由です」といわれます。そういわれても、おかわりする人は、そうはいないと思います。ところがシャム社長は、薬味をビールのおつまみがわりにむさぼり食べて、ほんとうにおかわりをしたそうです。お店の人にイヤな顔をされたと言っていましたっけ。



 鶏肉がホロホロとはがれ落ちる感じに煮込まれています。辛味があって、いいですね。



 創業家の「相馬」を西欧風の紋章で表したマーク。このお皿、家に持って帰りたくなります。



 会計時に、お店の人から「今月19日で閉店させていただきます」といわれたので、「エッ」という顔をしたら、案内を渡されました。「閉店」というよりも建て替え工事のため休業のようです。仮店舗での営業も行うということなので、一安心。新店舗の完成は3年後とのこと。新宿の真ん中で、解体工事を行って、さらに新たなビルを建設するというのは、かなりの時間を要するのですねえ。



 この店も最後かと思い、カリーパン(168円)も買ってみました。こちらは標準的な出来栄えかな。



 なにはともあれ、移り変わりが激し飲食店の世界で、110年続くとはすごいものです。

 ところで、以前に「新宿中村屋」に関して、ちょっと偏差値がご不自由なんじゃないかという人から、以下のようなコメントをいただいたことがあります。

「デリーはうまいね、たしかに。上野デリーのコルマは確かに美味い。ダンチューでレシピあったから自分で作れば?松山じゃダメなんでしょ?
でも中村屋はどうかなあ、二口食ったらバターがきつくて食えないよ、あれが食えるのは松山人からすれば、きちがいとしか思えない。
東京もまずい店あるよねえ。というか、まずい店が99.9%。でも美味い店は確かに美味い。
松山も同じだよ、美味い店はどっかにある!マズイ店も多いよ。
でもねえ、これは肝に銘じて!!
まあ、自分の足で探す努力も怠って、美味いもん食えるわけないです。」


 私は次のような返答を送りました。

「東京の店は「まずい店が99.9%」とは、すごいことをいいますね。デリーがおいしくて中村屋がまず
いとして、あなたが東京で食べたまずいカレー店を、あと998軒あげられますか。それとも、単なる
ハッタリですかね。
 この情報化時代に、「自分の足で探す努力も怠って」とは、なんとも時代錯誤な。ひとりよがりのお
っさんがよくいう非合理的な精神論の類の典型だな、これは。あなたが、「自分の足で探す努力」をし
て、やみくもにお店をまわってまずい店に99.9%の確率であたるのは、あなたの自由です。ふつうの人
は、限られた外食の機会を有意義にするためにいろいろな情報を参考にして評判のいい店に行き、なる
べくはずれにあたらないようにするか、安全ななじみの店に行くわけでしょう。愛媛の場合は、その情
報の信頼性が低いのが問題なのだけど。特殊な個人的信条を「肝に銘じて」と他人に押し付ける態度は
どうにかならないかねえ(ならないんだろうな)。
 中村屋に関していえば、「松山人からすれば」というより、単にあなた個人がバター系がだめなだけ
でしょう。中村屋のカレーが大好きだという松山の人を知ってますよ。松山にも、あなたと違って知性
的な人もいるわけだし、松山人もいろいろでしょう。」

 何か言い返してくるかと思って期待して待っていたのですが、それっきりでしたねえ。