テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

大阪の老舗2軒(「ニューアストリア」「重亭」)と反原発の新作

2011-10-23 09:10:07 | 国内旅行ー関西
 大阪の千里ニュータウンに行きました。千里中央駅の地下街「せんちゅうパル」です。



 ここに「食べログ TOP5000」の印がついたお店があったので、寄ってみることに。松山では、そのアテのならなさ、情報提供者の質の低さに困惑した「食べログ」でした。しかし、大都市圏では情報提供者が多数にのぼるので、信頼性が高まるのではないかと思っているのですが。



 そのお店は「ニューアストリア」という喫茶店。お店は、おじさんからおじいさんになりかけ(要は初老)の人たち4人でやっていたので、初めての人間にはちょっと異様な感じに映りました。経営者に何かの方針があるのでしょうか。高齢者活用とか、リストラされた人の救済とか…



 さて、名物のカツサンド。野菜の入らないB(600円)の方にしました。注文すると「耳は落としていいですか」と聞かれます。よくわからないのですが、それがふつうなんだろうと思って「はい」と答えました。ケチが多い大阪人だから、なかにはパンの耳まで食べるという人間が現れるんだろうな。パンは鉄板の上で焼かれます。カツはサクサクと揚っていて、お肉は柔らか。味はバターと辛子がきいています。おいしいことはおいしいですが、トンカツの本場・東京にもカツサンドの名店はあるので、正直、「TOP5000」と大騒ぎするほどのものかな、とも思いました。まあ、期待を大きくしすぎてしまう「食べログ」の弊害ですかな。



 ここまで来たら、せっかくなので万博記念公園によってみました。ちょうどヤノベケンジ氏の新作がお披露目されたところのようでした。ヤノベ氏といえば、はやくから原子力をテーマにアトムスーツ・プロジェクトとかを製作していましたよね。この大型の作品は、おそらくフクシマに触発されたんでしょう。



 放射能からの生き残りを表現したヤノベ氏の作品の背後に、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された大阪万博の象徴・太陽の塔がそびえ、取り合わせの妙というやつになっています。



 胸にはガイガー・カウンター。



 夜は千日前の「重亭」へ。紳助がらみで、大阪の芸人がこの店で自由に食べられるようになれば一人前、というような感じで紹介されていたお店だと思いましたが。けっこうひさしぶりに入りました。



 季節もののカキフライ(1300円)。フライは7個ありましたが、まだ小ぶりでした。酸味のあるソースというところが大阪らしいかな。



 ご飯は別注(150円)。



 芸人さんたちにからんで出てくるお店だけあって、割高な感は否めませんでした。