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file.111 Dave KINGMAN【デイブ・キングマン】

2006-12-03 | JKL
【キング・コング】
Dave KINGMAN

恐ろしい程のアッパースイングで
通算442本のホームランを放ったスラッガー。
ただ、通算打率は.236、三振は1816――
粗い打撃が特徴で、安定感という言葉とは無縁だった。

70年にドラフト1位でジャイアンツに入団したキングマンは
72年にレギュラーの座をつかむや、29本のホームランを放つ。

75年、メッツへ移籍。
この年、キャリア初の30本超えとなる36本のホームランを打ち
翌年も37ホームラン、キングマンの飛距離の出るアーチには
かのミッキー・マントルも
「あんなデカいホームランは見た事がない」と舌を巻く程だった。

が、多くのホームランを打つものの、チャンスでは三振をくり返し、
守備が上手いわけでもない外野手をチームは持て余しつつあった。

77年はシーズン途中でメッツから放出されると
パドレス/エンゼルスなど、一年で計4球団を渡り歩いた。

79年、カブスに在籍していたキングマンは
48本で初のホームラン王に輝いた。
打点は115をたたき出し、
打率は奇跡の.285をマーク、打撃開眼かと思われた.....。

が、結局粗い打撃は改善される事なく、
80年以降、メッツ/アスレチックスに在籍。
82年37本で2度目のホームラン王を獲得するも打率は.204の低打率。

気難しい性格で、孤独を愛し、
同僚ともほとんど打ち解けず、
マスコミとの関係は最悪だった。