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file.128 Jesse BARFIELD 【ジェシー・バーフィールド】

2006-12-23 | ABC
【栄光の86年】
Jesse BARFIELD

1981年、ブルージェイズでメジャーデビューを果たしたバーフィールド、
82年、18本塁打を放ち、パワーの片鱗をのぞかせた。
83年には27本塁打 68打点、
85年、初の規定打席到達を果たし、打率.287 27本塁打 84打点をマーク、
22盗塁も決め、脚力もアピール、MVP投票で7位につける活躍をみせた。

守備面でもその強肩が光り、合計で5度の最多捕殺、
2度のゴールド・グラブを受賞している。

86年は打率.289 40本塁打 108打点をたたき出し、
キャリア最高の活躍で本塁打王に輝き
リーグを代表するスラッガーへと成長した....かに見えた。

が、87年、28本塁打に終わると、
その後、92年まで30本塁打以上を打つ事は無く、
打率も.270を超える事は無かった。
90年にはヤンキースへ移籍、
が、新天地でもバーフィールドは輝きを取り戻せない。
元々多かった三振だけは、コンスタントに100以上を毎年超えており、
安定感に欠ける打撃の所為で、試合に出場して活躍する機会は失われていった。

93年、日本のジャイアンツへ移籍、
強肩・強打の大リーガーの来日に、日本のファンは湧いた。
開幕戦でホームランや、捕殺を披露、
ファンの期待に応えたが、その活躍も序盤のみであった。
外角の変化球が弱点と知れるや、凡打、三振を繰り返し、
26本塁打を放つも、打率.215と低調に終わり、
1年で解雇されてしまった。

タイトルを獲得し、オールスターにも出場するなど、
一時ではあるが、強烈な光を放ったバーフィールド、
現在は息子のジョシュがメジャーリーガーとして
父親の夢を継いでいる。