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file.112 Doug DECINCES【ダグ・デシンセイ】

2006-12-04 | DEF
【鉄人を救う】
Doug DECINCES

1970年にオリオールズに入団したデシンセイは、
名手・ブルックス・ロビンソンの後釜として
76年にサードのレギュラーとなる。

1978年に打率.286 28本塁打を記録するが、
どちらかというと「守備の人」で、
打撃面では安定感を欠いた。

1982年、当初、サードだった新人・リプケンに押される形で
エンゼルスへトレード移籍。
この年、打率.301 30本塁打 97打点..と
キャリア・ハイの成績をあげ、チームの地区優勝に貢献。
MVP投票で3位につけた。

以後、84年から3年連続で20本塁打以上を放つなど、
計15年のメジャーリーグ生活で
237本のホームランを放った。

1988年には日本のスワローズに入団するも
期待に応える働きは出来なかった。

デシンセイがマイナーリーガーだった頃、
所属するチームの球場に刑務所帰りの男が乱入し、
ライフルを乱射する...という事件が起こった。
その球場にはデシンセイはもちろん、
監督だった父を訪ねて遊びに来ていた
幼なきカル・リプケンJr.がいた。
この時、銃弾が耳元をかすめる中、
すぐさまリプケンを抱き上げ
ベンチに非難させたのが、
誰あろうダグ・デシンセイその人であった。