死別シングル奮闘記

夫の死を乗り越えて2人の子供と頑張って生きる母の日記です

父の眠るところ

2019-04-03 09:28:56 | 
2017年年末に旅立った父。

実家にはお墓がありませんでした。
次男坊の父は田舎のお墓に入るわけにもいかず。
大きな墓所なので端っこにお墓を作るのをお願いすれば引き受けてもらえたかも知れないけど、でも母が北関東までお墓参りに行くのも大変だし。
そんなわけで、父が存命中は墓が決まりませんで、おまけにお墓の相談をすると父は激昂してしまい、話にもならない。お墓の案内の電話なんかかかってくると怒って叩き切るし。

そんなわけで父が亡くなってからお墓を探し出しましたが、なかなか決まらない。
私の考えとしては近いところがいい。のんべの墓ははるか遠く鳥取。滅多に行けない。実際私がお墓に行ったのはもう10年以上前。
だから気軽にいけるところがいい。
でも、母はちょっと遠いところでいいお墓があったからそこにしたいと言ってきて。
ま、実際に買うのもお墓参りするのも入るのも母だからちょっと遠くてもいいんだけど。
「遠いとあまりお墓参り行けないよ」と言うと「私行かないからいいし」と言い出すし。
だから実家から車で2時間ちょっとかかるところに決まりそうだったのですが。
ちかくでいいところを見つけたということで、とんとん拍子に決まりまして、実家から地下鉄で2駅、車で15分のところに父が眠ることとなりました。

結局一周忌の直前にやっと納骨。小さな小さな父と母が入るのにちょうどいいお墓で。本当に良かったなって。

うちからも車で実家に行くときに首都高の出口が2つ先のところに父のお墓。実家に帰るついでに毎回寄って父に会いに行ってます。

そんなわけで、春のお彼岸にも実家に行くついでに母を拾ってお墓参り。
母は庭に咲いている花を摘んで父にお供えしてあげて。
いやー、本当に近くが一番。
お墓参りの帰りに近くの早咲きの桜を見に行きました。何年か前に父と母と3人で見に来たなぁって懐かしがりながら。
のんべが亡くなってすぐの頃だったなぁって思い出しながら。


今頃向こうでのんべと父が花見してるのかな?と思ったお彼岸でした。

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