死別シングル奮闘記

夫の死を乗り越えて2人の子供と頑張って生きる母の日記です

保育園の懇談会

2007-02-28 21:11:58 | こどもたち

今日は娘の保育園の懇談会。卒園を1ヵ月後に控え最後の懇談会となりました。出席者は保護者15人中12人、普段は三分の一くらいしか来ないことを考えるとすごい出席率でした。

先生から卒園に向けての話があり、その後一年・保育園生活を振り返っての話をそれぞれの保護者から一言ずつ。まずは先生が口火を切ったわけですが、話し始めてすぐに涙声になる先生、それを見てつられる保護者達。でも、娘のクラスメイト達はみんないろんなものを背負ってきた子達ばかり。年少さんのときに障害があることが分かったHちゃん。乳児クラスのときにお母さんが悪性の病気になってしまったAちゃん。ママが離婚して保育園に入ったけど再婚して苗字が変わったFちゃん。みんな小さいながらにいろんなことを考え感じ助け合いながら育ってきた仲間達。お母さん達もみんな保育園に入ってから今日までの話を涙ながらに語り、この保育園から巣立っていけることをとても嬉しく思っていると口々に言ってました。私ものんべが旅立って途方にくれていたときにたどり着いたこの保育園。あと1ヶ月でここから巣立っていくのは本当に寂しくて涙が出ちゃいます。でも、でも、娘は前を向いて次のステップに進んでいく気満々。私がここでいつまでも立ち止まっていてはいけないのよね。でも、今日の懇談会でお母さん達みんなおんなじ気持ちで卒園を迎えようとしていることが分かりました。

卒園式ではお母さん達がみんなに「世界に一つだけの花」の歌をプレゼントすることになりました。なかなか卒園式で保護者が歌を歌うなんてないだろうな。どんな言葉よりも心のこもった歌をプレゼントしたいと思います。

今日は仕事を切り上げてまで参加した懇談会。本当に実りのあるものでした。よかったよかった。


花の香り

2007-02-27 19:09:13 | つぶやき

もうすぐ3月。外を歩くとあちらこちらに春を感じます。通勤途中にある梅林も今は梅が満開。いい香りがします。

花の香りはいろんな思い出を甦らすもので、季節ごとに花が咲き、その香りをかぐといろんなことを思い出します。今の季節はなんと言っても沈丁花。高校受験の時に発表の日にとても沈丁花が香っていたのを思い出します。あ~、あの時にあの高校に受からなかったらのんべに会うこともなかったのかなぁ。運命の歯車が回りだしたときの思い出となります。

香りの強い花でもう一つすごい思い出は金木犀。これはのんべが入院していたホスピスの少しだけ開けられた窓から香っていたなあ。9月に金木犀の香りをかぐともう足の力が抜けてしまう感じです。あの最期の日々が急に昨日のことのように思い出されます。

花の香り、いいような苦しいような。複雑な感じです。


DSを買った!

2007-02-23 21:58:06 | こどもたち

イマドキの子供達は任天堂のDSliteを持っていて当たり前。年末にはDSを買うために親たちが朝早くから整理券を求めて店に並んでいた。小学生はともかく、幼稚園生も持っている子供がいる、というか結構いる。

そんな中我が家の子供達はゲームに無縁の生活を送っていた。もともと私がゲーム嫌いなのと、イマドキの流れに逆らいたいという気持ちもあり買わずにいた。でも、結構それはそれで楽しく過ごしていた。レゴブロックを楽しんだり、カードゲームをやったりしていた。クリスマスにもサンタにはカードを頼んだりするくらいだったので必要ないと思っていた。けれど息子はDSが欲しかったらしい。彼は結構我慢する子供で(我慢させてしまったのかもしれないが)DS欲しくないかと聞くと「目が悪くなると困るからいらない」とか「同じクラスの○君はDSの話ばかりして学校に遅れそうになった」とかDS批判とも取れるようなことを言っていた。でも、何か我慢してるなぁと思うような発言が続いていたのでひそかにDSを探していた。いらなきゃ誰かに売ればいい、そのくらいの気持ちで探していた。探すとなかなか見つからずお店にはいつも「品切れ 入荷未定」の張り紙ばかり。

しかし、今日ネットで探していたらうちの近所の大手おもちゃ屋に在庫があるとの書き込み発見!息子に「DSあるけど買いに行く?」と聞いたら今までに聞いたこともないような嬉そうな声で「行く!」との返事。やっぱり欲しいんじゃン。急いで買いに行ったら残り10台、妹も使えるようにと白を選んだ息子。君は優しいよ。

宿題をやってから・一日に30分以上はやらない・などなど少し約束事を決めた。それよりもこれは4月のお誕生日のプレゼントなんだからちょっとおあずけだよ。

せっかくゲームなしの生活を楽しんでいたけれど、これからはゲームと共存して依存しないような生活が送れるといいな。これからどうなることやら。。。不安と楽しみが行ったりきたりです。

それにしてもDS、手に入れるには本当に大変です。びっくりしちゃいました。


2回目のスキー

2007-02-21 23:28:04 | おでかけ

週末今シーズン2回目となるスキーに行った。土曜日が参観日で学校が振替休日になるので日月で1泊で行ってきた。今回は息子の友人のY君一家と一緒に。Y君一家は同じマンションの友人で息子が赤ちゃんの頃からのお付き合い。一時期お付き合いは途切れたがのんべがいなくなり息子が保育園に行くようになってから子供達がとても意気投合。それからは何かとご一緒させていただくことが増えた。今回のスキーもY君のパパのご提案でレンタカーを借りて1台で行くことになった。自分達だけで行けばレンタカーなど借りずに済むのに、わざわざ借りてまで一緒に行ってくれたのがほんとうに嬉しかった。

日曜日の朝6時出発。横浜はどしゃぶり。このまま新潟(湯沢インターで降りて岩原スキー場に行きました)まで雨だったらいやだなぁと思っていたのですが、現地は小雪がちらつく程度。なかなかのコンディションでした。渋滞にも遭うこともなく9時過ぎに到着。最近は本当に道が混まないので早くついていいです。レンタルスキーを借りていざゲレンデへ。前回初めてのスキーを楽しんだ息子は今回はY君と一緒にリフトに乗って勝手に楽しんでました。娘は前回はソリチームだったのですが、今回はスキーに本格的に挑戦。Y君のママがスキーのインストラクターも出来る腕前で丁寧に教えてくれました。そして秘密兵器の「トライスキー」スキー板の先に取り付けて板が重ならず、自然にボーゲンが出来るという道具をつけて娘もリフトに乗ってゲレンデへ向かいました。

リフトを降りると嫌だ嫌だと大騒ぎしていた娘ですがY君ママに丁寧に教えてもらいどうにかボーゲンで下まで下りたとたん、「もう一回!」今日が初めてとはとても思えないガッツでいっぱい滑ってました。

月曜日も夕方まで滑り、2日間のスキーを満喫してきました。友達と滑った息子はリフトを乗り継ぎ山頂の方まで。すっかりたくましくなり、そしてスキーを楽しんだ息子でした。


千の風

2007-02-16 21:45:53 | つぶやき

最近、というか年末から「千の風になって」という歌をよく耳にする。

のんべが亡くなった時に友人が「1000の風」の本をくれた。詩は今流行っている歌とほぼ同じ。言葉や言い回しが少し固いが原作は同じ英語の作者不詳の詩だ。友人から本をもらい初めて読んだときにはすごい衝撃が走り、涙がこぼれた。「私の墓石の前に立って涙をながさないでください。私はそこにはいません」(かなり固い言い回し)そうなんだよ、そうなんだよ。墓にはいないんだよ。自由に空を駆け回っているんだよ、ここにもあそこにもいるんだよ。そう思って何だか心も軽くなった。そして4歳だった息子がこの本を読んでくれるようになった。漢字も多くて字としては全然読めていないのに、私が読むのを聞くうちに覚えたんだろう、上手に読んでくれるようになった。

しばらくして、のんべのいない生活に慣れ、あわただしい生活を送るようになって、この本を読まなくなった。そして4年以上経って歌をよく耳にするようになり、のんべの思い出の品からこの本を再び発掘した。久し振りに本に触れてこの本をはじめて読んだ時の衝撃やあの頃のことを昨日のことのように思い出した。

思い出にどっぷり浸ってずっと一所にいるのは良くないけれど、こうやって時々思い出の引出しから引っ張り出してみるのもいいかな、と思ったりして。