5月4、5日は多度大社の神事、多度祭り(三重県指定無形民俗文化財)でした。両日とも好天に恵まれまして祭りを楽しもうと大変な人出でした。
祭りの行われる参道は人人人で溢れるばかりです。
馬場に入る神馬です。
しかし最近の多度祭り、動物愛護団体より馬に興奮剤を飲ます、鞭で馬を叩く、崖を駆け上がる高さが高すぎる等動物虐待に対するクレームが社会問題に成った(現在も動物愛護団体の監視が続いている)。そして祭りを行う青年に対して未成年の青年が酒を飲んで祭りをしているとこれもクレーム。さらに祭りを行う地区の青年が少子化の為居なくなり人材不足、特に騎手を務める青年(中学生や高校生)は尚更です。馬を扱う事に慣れずわずか二カ月足らずの練習ではとても人馬一体とは行かず精彩を欠いています。
以前は馬を扱う人の気迫、馬の意気込み、祭りの時に歌われる伊勢音頭、観客の興奮した眼差しが神社の境内に溢れていたが今は静かな祭りと化した。これも時代の流れでしょうか、昔を知る人は少し寂しく感ずる多度祭りです。