八月二日に三重県北勢地方は記録的な豪雨でした、一時間当たり100mm程度の集中で各地は災害に見舞われました。あらためて自然の脅威にただ唖然。
この写真は桑名市多度町の某ゴルフ練習所の擁壁が崩壊し下の民家を直撃。民家のご主人の話「虫の知らせで飛び起きて部屋から出たら寝室に土砂とコンクリートが流れ込んだ、危機一髪だ」と震えて話してくれました。これは天災ではなくずさん工事の人災では。 被害が集中したのが三重郡菰野町、この写真は湯ノ山の水産センターに面した川の石垣です。根元が現れ崩壊寸前。復旧には莫大な予算が必要でしょう。 壊滅状態の湯ノ山水産センターです。清涼を利用して鱒やアマゴの養殖で湯ノ山の観光スポットでしたがご覧の有様です。車が流れ込んだ所は鱒の釣堀池でした。養殖の約7000匹は流れ出したり埋まったりして全滅でした。 「危機一髪」 これも湯ノ山です。民家の住宅の足元が流木と濁流で流され崩壊寸前の危機一髪。命は助かった事と思いますが何とも痛ましい姿です。 向こう岸には「湯ノ山ロッジ」が有ります。増水が減った川ですが、向こう岸に立っている男性とこちらの川岸に立っている男性との間には本来橋が架かっていたのですが跡形も無く流れてしまいました。 山が荒れ、倒木が散乱していた処に記録的な集中豪雨、木が流れ出し、流木が橋にひかかり、水の流れを変え、被害が拡大した、自然の営みに目を向けなくなった私達の生活にバランスが崩れた自然に被害が増大してしまった。