先日皆さんにお願いしましたベトナムのハン君の自転車は無事に手に入りました。私の知人の市の方にお願いしましたら駅などで乗り捨てられた自転車は一定の期間、市で預かり持ち主が現れない時は廃棄処分にするとの事です。ご覧の通りの新車に近い自転車を市の方は私の家までわざわざ届けて下さった。自転車も新しい主人の所で頑張ってくれるでしょう。
当然ハン君は大変喜んでくれた。
「たまには神戸に居るお母さんに電話を入れてあげなよ、喜ぶと思うよ」
「ほとんど電話はしない、話す事も無いし」
「そうかな~、心配していると思うよ」
「お父さんとお母さんは何時も喧嘩をしていたから嫌いだ」
何処の国も中々夫婦間は難しいな~
「ハン君はどれだけ給料もらえるの」
「八月は残業も多かったので24万円ほど貰えると思うよ」
「えっ、随分貰えるね、普通は18万程度だよ」
「もっと欲しいよ、30万程度はね、」
「そら多い程よいが、どうしてそんなにお金がいるの」
「今、母親に15万円程度仕送りしているし、出来たら20万程度は仕送りしたいよ」
「偉いね~、ハン君、頑張れ応援するよ、困った事が有ったら電話をして」
彼は親の事を余り好いていない様な事を言っていたが本当は思いやりの深い優しい子なのだ。