佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

ラファウ・ブレハッチ ピアノリサイタル

2006年12月04日 20時52分35秒 | インポート

 

 11月28日(火)の演奏会。

会場はりゅーとぴあコンサートホール。

 

 ブレハッチはポーランドの生まれ。

現在まだ21歳の若者。

たくさんのコンクールで入賞。

中でも、2005年10月のショパン国際ピアノコンクールにおいて

優勝。副賞も全て獲得し、1975年以来の

ポーランド人としての優勝という意味でも大きな注目を集めた、

話題のピアニストです。

 

 オールショパンプログラム。

急いでいたので、プログラムが買えず。

中に慌しく入ってすぐ始まりました。

最初の曲は。。。すぐ分かりました。

バラード第3番変イ長調。

冒頭の引き方が非常に丁寧。

ここだけ聴いて、期待できそうなイメージを持ったのですが、

そのとおりでした。

非常に高い技術。そして既に完成されている感じ。

荒々しさなどは無く、表現に不自然な部分もほとんど感じられず、

全て意図した、曲全体に糸を張り巡らせた演奏でした。

 

 その後、24の前奏曲、ポロネーズ第7番と続き、

休憩後は3つのマズルカ、そして最後がピアノソナタ第3番ロ短調。

とにかく安定感と、彼の品のある演奏。

これは本物だ、そう思いながら聴いていました。

聴衆も、そういう気持ちを持って拍手していたのが分かりました。

アンコールは2曲だったでしょうか。。。

最後はポロネーズ第7番「英雄」。僕の大好きな曲。

いやー、いい演奏を聴かせていただきました。

 

 主催のテレビ新潟さんは、いいピアニストを呼んできますよね。

今後にも期待です。

ブレハッチ、皆さん、ぜひ聴いてみては。


新潟室内合奏団第52回演奏会

2006年12月04日 20時50分22秒 | クラシック

 

 11月25日(土)の演奏会。

昨年も聴きに行きましたね。

今年に入って、こちらの団員のFl.の方と

別のところで共演させて頂いたりしました。

りゅーとぴあコンサートホールにて。

指揮は本田優之。

 

 プログラムはまず、

メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」。

疎い私は初めて聴く曲でした。

この数日前までメンデルスゾーンに触れていたので、

サウンドから、近いところがあるなと思いながら聴いていました。

 

 次は、
 
ブルッフ:バイオリン協奏曲第1番ト短調。

これは疎い私でも知っていました。

独奏は羽柴累さん。

ソロは力強く、風格もあったと思いました。

少し音程が不安定なところもありましたが、

技術もしっかりしていましたし、

将来に大きな期待を抱かせる演奏でした。

 

 休憩を挟んで、

シューマン:交響曲第4番ニ短調(初演版)。

シューマンの交響曲は、オケ畑の人のほうが

一般的な評価はご存知かと思いますが、

そういう意味では、非常に貴重な機会。

演奏はとても良かったと思いました。

ただ、このとき聴いた感じとしては、

ちょっと変わった曲だなという印象、、、というか、

もう一歩垢抜けない感じ(演奏でなく曲に)を受けました。

実はたまたま昨日車中で聴いていたFMで、

N響がこの曲を生で弾いていて、全部聴きました。

僕、結構覚えていましたね。

ということは、やっぱり良い曲なのかも(笑)。

 

 アンコールも含めて、

とても楽しませていただきました。

次は来年の5月12日とのこと。皆さんぜひ聴きに行きましょう。