佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

WBA世界L・フライ級タイトルマッチ亀田興毅vs.ファン・ランダエタ

2006年12月21日 20時42分06秒 | スポーツ

 

 昨日の試合。

テレビ観戦していました。

 

 

 亀田は、非常に現実的な選択をしたと思います。

アウトボックスすることにあそこまで徹するとは

誰も思っていなかったのでは。

まず、ジャブが当たらない距離を保っていました。

で、ランダエタが前に出てきたら面白かったのですが、

追い足がないのでそれもせず、

亀田のカウンターも警戒し、前へ出ず。

 

 

 

 どちらも目立った有効打はなかったですが、

ランダエタを亀田が空転させたという意味では、完勝だったと。

前回あそこまで採点で議論を呼ぶと思わなかったので、

自分も一応採点してみました。116-111でした。

ただ、序盤は難しかったですね。。。

 

 

 

 ただ、アウトボクシングは、難しい。

今回、亀田はちょっと手数が少なかったと。

アウトボックスするにも、もう少し攻撃が必要かなと。

良く相手の中へと出入りしていたが、

もう少しジャブで距離を取ったりリズムを取ったら良いのではと。

というのも、アウトボクシングは、

一般のファンには理解しづらい分かりにくい部分がある。

KOを求めるファンからすると物足りないかもしれない。

確かに、アウトボクシングとしてもちょっと攻撃が足りないかと。

 

 

 あと、亀田はスピードで勝負するタイプで、

決してパンチ力があるわけではない。

そういう意味で、今回の作戦は成功だったが、

もし階級を元のフライ級に戻したら、

どういう戦いぶりになるか、見ものではある。

個人的には、今回の戦いぶりに磨きをかけ、

スピードを生かしながら、もう少し攻撃に厚みが出ればと。

  

 

 おそらくここまで勝ちにこだわったのは、

はやくこの階級から転級したいからだろうと。

3階級制覇を目標とする亀田にすると、

本当は前回の1試合で済ましたかったところが、

ああいう問題になって、

本来のライト級へ早く戻るのにケリを付けたかっただと推測。

 

 

 ともかく、今後の動きには注目していきたい。

 


新大室内合唱団第25回定期演奏会

2006年12月21日 20時19分05秒 | 合唱

 

 16日(土)の演奏会。

14:00開演で、だいしホールにて。

 

 

 この合唱団は学生の時所属していた合唱団。

3,4年時には学生指揮者もした。

 

 

 

 第1ステージはコンクールでの演奏曲他。

パレストリーナ、ゲレーロ、コスティアイネン、モンテヴェルディ。

全日本コンクールで金賞受賞しただけあり、

コスティアイネンの出来は良かった。

密かに注目したのが、モンテヴェルディ。

普段の箕輪先生の演奏ピッチより半音下げている、

これは、男声にしっかり声の出る人が結構いたから、

下げたのではないかと。そのため女性が音域的に少し楽をできて、

演奏に安定感があった。

ただ、最後の「Zefiro torna」は途中で半音上がっていたが(笑)。

 

 

 2ステは鈴木輝昭の「はだか」。学生指揮者。

この小さいホールで、またピアノとのアンサンブルが重要な

この作品、バランス的に難しいところはあったと思う。

歌う意欲は旺盛で、良く歌っていたと思う。

 

 

 3ステは間宮芳生のコンポジション第一番よりⅡ、Ⅲ、Ⅳ。

学生指揮者。

指揮振りに安定感があった。ソロも良かった。

最後はちょっと意表を突かれた(笑)。

 

 

 最後は信長貴富「新しい歌」。

気持ちが乗った演奏だった。

ただ、ちょっと若さと青さが目立った演奏ではあったかなと。

歌いまわしに今一歩の工夫があったらと。

 

 

 

 アンコールでは、今年第25回定期という節目で、

OB・OGともステージに乗って1曲演奏。

OGの佐藤さおりさんの作品「またね」。歌い継がれている作品。

私も乗りました。

 

 

 長く続いてきたこの合唱団。

紆余曲折を経て、ここまで来た感じ。

コンクールへの出場や、授業からの脱皮、

広く団員を募集している現在、

良い方向へ向かっている気がします。

ぜひ30回、40回を目指して、進んで欲しい。