佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

演奏会の告知~色々な合唱曲から学ぶこと~

2006年07月03日 23時11分04秒 | 合唱

 

 日曜日は、ユートライの直前練習で、

合唱祭出演終了後合流しました。

 

 

 復帰して、色々勉強させていただいていますが、

特に印象的なのが清水脩「月光とピエロ」です。

男声版では有名ですが、混声で演奏します。

 

 この曲の2曲目である「秋のピエロ」は、

どういうわけか、中学校3年生の時の

校内合唱コンクールの課題曲だったのです。

年2回コンクールがある盛んな学校で、

先生もそういう方でした。

この曲を課題曲にするってすごいですね、今考えると。

 

 

 5曲からなる組曲ですが、

名島先生の指導が印象的です。

最初は、「ここまでやっていいのか?」と思うくらい、

こてこてに作っていたのに戸惑っていたのですが、

テキストからの裏付けや、譜面からの読み取りなど、

非常に納得するものでした。

 

 合唱とか、ハーモニーとかだけ考えると、

表現の領域を狭めることになりがちですが、

こういう合唱の世界もあるのだなと思い、

時代によって、作曲家によって、

幅広い表現力を求められるのが合唱だと

強く感じている今日この頃です。

 

 混声で全曲演奏するのは珍しいと思いますので、

ぜひ聴きに来て頂けたらと思います。

以下告知です。

  

 

 合唱団ユートライ第22回定期演奏会

 

 

平成18年7月8日(土)18:30開演

新潟市音楽文化会館

 

指揮:名島啓太

ピアノ:鈴木真理子

 

○北欧の作曲家によるモテット

○モーツァルト生誕250年を迎えて

「Missa brevis in G」(KV140)

○清水脩 混声合唱組曲「月光とピエロ」

○混声合唱のための童謡メドレーより

 

一般1,000円 高校生以下500円

 

 北欧は、サンドヴォルドとニールセン。

モーツアルトは、ちょっとだけソロ歌います。

メドレーは源田さんの編曲。ユートライならではの演出もか?

絶対損はさせません。

チケットはtek310まで当ブログよりメールを下さい。

 


「讃歌」6月26日練習

2006年07月03日 22時41分09秒 | 合唱

 

 「讃歌」6月26日の練習。

山本先生の練習。

 

 

 発声練習で、アとaの違いを意識付け。

具体的には、今日練習する7番の歌詞

「Waffen」と「Licht」の発音で。

声楽出身の先生だが、

「気持ちの面でのソリスティックはだめ」と。

アンサンブルへの意識付けも。

 

 

 7番124小節目から練習。

6のリズムがやはり身体に入っていないので

縦がずれる。

常に意識付けしたのが「深みある声」。

浅くなる声が各パート多いので。

 

 今日はかなり注意が入って、

何度も止めながら歌っていたが、

時折アカペラでの練習も織り交ぜて、

非常に集中力の高い練習になった。

 

 

 今日の練習で先生が言ったか忘れたが、

 

 

「自分じゃない」でなく

「自分かもしれない」と思って下さい。

 

 

と。

 納得です。

これさえ出来れば、どんな合唱団でも必ず上達する。

たかだかアマチュアの「私は歌えている」の思い上がりが

良い作品創りを阻害する。

これはキツイ書き方だが、事実。

まず自分を疑う、忘れないようにしたい。

 

 


平成18年度新潟県合唱祭

2006年07月03日 00時26分20秒 | 合唱

 

 翌日日曜日の催し。

第47回新潟県合唱祭と

第20回久比岐野合唱フェスティバルの共催。

会場は妙高市文化ホール。

 

 共催ということで出演48団体。

活発な催しになった。

 

 さて、その前に、一言。。。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 上越暑いぞ、コラ!

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 えー、、、文句です(笑)。

合唱熱の暑さではなく、ただ単に暑い。

実家に帰ったのですが、非常に蒸し暑い。

日本というのは、一般的に蒸し暑いと言われています。

そして新潟というのはとりわけ蒸し暑いです。

その中でも、私の実家上越高田は、

新潟県内でもとりわけ蒸し暑いです。

これは新潟市と新潟市新津と

加茂市と上越市高田に住んだことのある私が言うので

間違いありません。

まあ本当に蒸し暑い。

上越にいると当たり前になるのですが、

久しぶりに帰ると結構ヘビーです(笑)。

合唱祭当日も結構蒸し暑く、

チラシを挟みながら汗がダクダクでした。

 

 

 余談なんですが、

東京に住む人は、東京が蒸し暑いと言いますね。

でも、東京にも住んだことのある僕がこっちと比べるには、

あれは蒸し暑いとは言わないと思います。

 

 

 これは僕が自分で考えて、よく引き合いに出す例えですが、

 

 

 東京はフライパンの上

 

 新潟は蒸し器の中

 

 

 両者の暑さをレトリックで表現すると、これが

結構的を得ていると勝手に自画自賛しています(笑)。

東京では汗がじベターっとまとわりついて出て、

新潟では汗がジトーっと湧き出てくる感じですね。

 

  

 話は逸れましたが、

当日今日は早く入ってアジアユースのチラシ挟みを。

これが実は分けておいたにも拘らずやたら時間がかかってしまった。

9:00からLalariの練習には”少し”遅れると伝えてあったのだが、

終わって合流したのが9:40。

皆さんごめんなさい。

 

 

 そう、チラシを挟みながら思いました。

 

 

  

 

 これこそが、本末転倒と言うのだなと。

 

 

 

 

 合唱団が動くためには事務が必要ですが、

「歌うために」事務をしなければいけないのに、

気づいたら歌うことに差し支えていたこの状態。

これを本末転倒と言わずして何と言う(苦笑)。

 

 

 でも良くあるんですよね。

 

「何のために話し合いをしているのか」

「何のために事務をしているのか」

 

 「歌うため」という大前提がおびやかされること。

本末転倒。

Lalariの皆さんにはご迷惑をおかけしました。

並びとかいろいろ考えて

本番に向けてスムーズにいかないといけなかったのに。。。

 

 

 さて、とりあえずリハーサルをして本番へ。

ステージ脇で、高校の大大先輩の先生と、

僕が高校までピアノを習っていた今は亡き先生の夫君

(夫君?適当な言葉が出てきません。。。)に御挨拶。

相当久しぶりにお会いしました。

そう、このお二人含む団体の名前が

「メイルクワイヤ3 1/2」

入団条件が70歳以上の男声アンサンブル。

合唱を介してお会いできたことと、

その熟練のハーモニーを袖で聴き、刺激に。

出番前次の出番だったこっちさんと話す。

 

 

「おい、俺たち70歳になったら何してるんだろうな?」

 

「いやー、4人でカルテット組みましょうよ。

トップテナーがこっちさんで、某T田先輩がセカンドで、

僕がバリトンやりますから。ん、バスはどうしましょうか?」

 

「M川だM川、M川にやらせよう」

 

 二人で大爆笑。

というかこれ読んで笑える人は何人いるのか。。。

 

 でも70歳になって、

この久比岐野や県祭に出続けられたら

幸せだろうなと思う。

このカルテット、あと40年後に本当に組みましょう(笑)。

でも40年か~、、、長ッ!(笑)。

まだまだやるべきことは沢山ありますな。

こっちさんTさん頑張りましょう(M川さんも)。

M川さんすみません、勝手に名前出して(爆)。

 

 

 さて本番。

実は長年音楽しているが、

このホールは初めて。

こういう初体験は楽しみの一つだが、

実はあまり響かず課題曲は苦戦。

でも自由曲の中間部が結構楽しく歌えた。

広い空間で歌えたのは収穫だった。

 

 

 でも、今回は遅れて迷惑をかけたことで、

本番演奏までのスケジュール

(並びやセンターや立ち振舞いなど当日確認すべきもの)を

ちゃんと出来なかったこと(本末転倒話)、

うーん、ちょっと反省でした。

 

 

 さて、この合唱祭は団が持ち寄ったプレゼントが当たる

抽選つき。

しかし練習があってすぐに発ってしまい、

合唱祭は聴き手として楽しめず終わってしまった。残念。

久比岐野の特徴でもある懇親会?の様子や

演奏の様子、面白話があったら教えて下さい。