佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

2006サッカーW杯「日本vs.ブラジル」

2006年07月01日 01時25分53秒 | スポーツ

 

 さて、今更ですが、、、

 

 

 早朝は起きれず結局ラジオで。

再放送を録画してあとでゆっくり見ました。

いやー、、、正直悲惨な試合でした。

何と言ったらいいんでしょうかね。。。

 

 

 前半、確かに凌いでいたし、

川口は頑張っていました。

先制しリードしたまま後半を迎えれば

違う展開になっていたかもしれない。

そういう意見もあるようです。

 

 

 しかし、根本的に考えて、

たとえそうだったとしてもまず勝てないだろう、

そんなことを考えながら観てました。

 

 

 素人の目線で書きますが、

前半からブラジルと日本の違いを感じたんですね。

それは、パスのスピード。

何と言うか、ブラジルは、パスコースの狭いところへも

平気でパスを通していました。

それは、ブラジルの選手が一瞬でもフリーになる動きを

していたことと、日本のディフェンスが「待つ」ディフェンスを

していたからではと感じました。

一瞬フリーになればそれでパスが通る。

そして、日本のディフェンダーは、

ボールを「奪う」ディフェンスはしなかった。

距離を置いて「遅らせる」ディフェンス。

それは個人の能力に差があるからでもありますが

(一人で詰めていくとかわされるから。

三都主のディフェンスが典型です。苦手な人のやり方ですね)、

それが結果的に、ブラジルのボール回しを

相当容易なものにしていたと思います。

相手にスペースを与えていたことで、

ブラジルは余裕を持ってボールを回した。

日本は結果的に簡単にボールを回され、

ディフェンスに追われ、スタミナを早くに浪費しました。

おそらく、後半リードしていても、

あのディフェンスでは守りきれないと思いました。

 

 

 点を取られてからは本当に足が止まりました。

スタミナの浪費と集中力が切れたことに原因があった気がします。

負けていたにもかかわらず、誰もボールを奪いにいかない。

点を取らないといけないのに、

同じ形で「待って」ディフェンスをしていました。

それがよりブラジルのパス回しを容易にし、

時間をかけて、体力を使わず、余裕を持って

パスを回し続けられたのだと思います。

 

 

 「戦う姿勢」。

あの戦いを見ると、確かに、そういわれても

仕方のない気がします。

負けているのに戦い方を変えなかったこと。

それは、意識の統一の無さでしょうか。

「こういう状況になったらどうするのか。」

それの無さが、初戦の逆転負けを生み、

ブラジル戦での戦意喪失を生んだと思います。

 

 

 チームは、一つになりませんでした。

技術の差、それは最初から分かっていたこと。

「戦術」がそれを埋めるのです。

「高さ」や「強さ」といった絶対的なものと、

それを生かした「戦術」。

オーストラリアとの差はそこにあったのではないでしょうか。

そういう裏付けが、選手が動く時の

「自信」になるのでは、と思います。

 

  

 一人でダメなら二人でディフェンスをし、

相手に自由なスペースを与えない。

ブラジルと戦うなら、ディフェンスの仕方を

徹底して最初から最後まで貫かないといけなかったと思います。

そういう「戦術」を裏付けに、

ディフェンスでの「姿勢」を相手に示す、

それが相手のリズムの狂いを生むのではと思います。

 

 

 さて、書くといっていて書いていないこと。

 

「反町康治に託された課題」。

 

 これは、ジーコの責任が重いです。後日。

そして、

 

「誰が反省すべきか。誰が責任を取るべきか。」

 

 あらゆる雑誌やTV中継、放送を見て感じたこと、

これも後日。

ジーコでの失敗を繰り返さないために。