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(from 2006.1.18)

『Chickenfoot III』 CHIKENFOOT

2012年04月16日 | 最新CDレビュー
すっかり最新レビューじゃなくなったけど、アメリカのスーパーバンドの2nd。(タイトルは3やけど・・)


1stアルバムよりもキャッチーで聴きやすくなった印象で、
②「Alright,Alright」、③「Different Devil」あたりはかなりポップな曲となっている。
特に③については、イントロのクリーンアルペジオ、抒情的なクサメロのサビといい、個人的にAC/DCの「You Shook Me All Night Long」彷彿の名曲だと思う。

全体としては、「大人のHR」という感じで、上記の曲以外は即効性が薄く、ヴォイス・オブ・アメリカと楽器巧者達による渋い楽曲が並ぶ。


半年遅れで本家VAN HALENが新作を発表し、元VAN HALEN組2名が在籍ということで、比較されることが多いと思う。

かつて、デイヴィッド・リー・ロスがVAN HALENを脱退した時も今回とは逆の構図で、デイヴがビリー・シーン、スティーヴ・ヴァイを従えてスーパーバンドを結成した。
アルバム内容はともかく、その時の評価としては、チャートアクションで全米NO.1を獲得した新生VAN HALENの勝利だった。

今回はチャートアクション上は分からないけど(VAN HALENは全米初登場2位)、
VAN HALENが初期に立ち帰った内容であることに対し、CHIKENFOOTは今のアメリカンHRの音になっている。

ベクトルの方向が異なるので、単純比較は出来ないけど、個人的に楽しめるのはVAN HALENの方かな。

★★★★☆


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