定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

『TOP GUN』  ORIGINAL SOUNDTRACK

2013年07月31日 | 私的ロックの名盤 O
帯にもあるように、「サウンドトラック=スーパーアーティスト参加」というのを決定的としたサウンド・トラックの金字塔であると同時に、80年代を代表する名盤(1986年作)。


「フットルース」「フラッシュダンス」など、サントラの名作は数多あるけど、究極のサントラはコレで間違いないでしょう。

サントラの大ヒットがきっかけとなって、高校時代に友人達と一緒に和歌山市の映画館まで足を運んだけど、映画はそこそこ良かった(トム・クルーズ、メグ・ライアンも若い!)
映画の中身はこの際どうもでよく、その映像とリンクするような豪華キャストによる名演による攻撃的な曲は正に完璧!捨て曲無し!!

「フットルース」のヒットですっかり名を上げたKENNY LOGGINSの①「DANGER ZONE」は、オープニングに相応しく、ある意味このサントラの代表曲と言える。
同じく③「PLAYING WITH THE BOYS」は映像のビーチバレーとリンクするように、真夏に聴くには最高の曲。

CHEAP TRICKによる②「MIGHTY WINGS」も屈指の名曲で、「DANGER ZONE」と双璧をなすアルバムの目玉曲。
この曲とLOVERBOYの⑦「HEAVEN IN YOUR EYES」といったあたりは航空機映画にはピッタリのハードポップな内容。

MIAMI SOUND MACHINEの⑥「HOT SUMMER NIGHTS」も彼ららしい夏!という佳曲。

ハードで夏がピッタリのアルバムの中で、当時流行りに流行りまくったのが、結果的にこの曲のみの正に「一発屋」BERLINの悶絶スーパーバラード「愛は吐息のように」。
トムとケリー・マクギリスのラヴ・シーンとピッタリマッチするような甘ったるい曲調は、80年台を代表するバラードと言っても過言ではない。

名曲だらけの名作のラストを飾るのは、STEVE STEVENSによる感動的なギターインスト「TOP GUN ANTHEM」。
一度聴くと耳に残る印象的なテーマメロディと、タッピングによるギターソロの盛り上がりが最高で、文句無しのギターインストの名曲。

1986年にリアルタイムで聴いてから、飽きることなく何年経っても夏になると引っ張り出して聴いてしまう。
あまりにもCDを聴き過ぎて、盤が傷だらけで再生不良になり、CDを買い直したというほどのお気に入り盤です。

(2004.10.9)


FOREIGNER

2013年07月27日 | 私的ロックの名盤 F
英米混成6人組スーパーヒットバンド。
ヒットバンドと書いたのは、シングルヒットを連発したバンド故。
僕の初フォリナーは、ラジオから流れた「HOT BLOODED」。
それから、当時の最新アルバムだった「ベスト・オブ・フォリナー」をレンタルレコードで借りた。
さすがに完成度の高い曲ばかりで、中学時代~高校時代は、結構ハマったもんです。
テクニカルなギターや派手なシンセがある訳ではないけど、「ハスキーで上手いヴォーカル」と「曲の良さ」という音楽の本来の魅力で勝負出来る稀有なバンド。
(2005.5.6)


『栄光の旅立ち』 (1977)



英米6人組み
(英3:ミック・ジョーンズ、イアン・マクドナルド、デニス・エリオット)
(米3:ルー・グラム、アル・グリーンウッド、エド・ガリアルティ)
編成のデビュー作。全米第4位。

英米混合、さらにはキング・クリムゾンのマクドナルドということで、ブリティッシュでもあり、アメリカンでもあり、そこにプログレ風味が加味され・・という絶妙の音楽性が展開される。
バンドの代表曲でもある①「衝撃のファーストタイム」、②「冷たいお前」は、他のバンドでは聴くことのできない音作りであり、哀愁を伴うメロディラインとともに、フォリナーというバンドのオリジナリティが見事に発揮されている名曲。
フォリナーの魅力は、無駄な装飾を一切省いたシンプルな音作りと、ほんのりプログレッシヴな構成、キャッチーなメロディライン、そしてルーの魅力的なヴォーカルだと思う。
その4点が全て噛み合わさったこのアルバムはいきなりの高い完成度を誇ります。


 
『DOUBLE VISION』 (1978)



2作目。全米第3位。
メロディアスでシンプルなハードロックです。(と言っても今のハードロックに比べたらもはやハードポップかも)
別に卓越してテクニックのある人がいる訳でもないけど、ルー・グラムのあの声とミック・ジョーンズのプロデュースの才能と良いメロディがあればここまで凄いバンドになるという典型かもしれません。
①「HOT BLOODED」は中学の時にラジオで初めて聴いた瞬間「ムチャカッコ良い!」と痺れました。
僕がフォリナーにハマるきっかけとなった曲です。
素朴なバラード③「君は僕のすべて」、躍動感溢れるギターリフがカッコ良い⑥「DOUBLE VISION」収録の全編に哀愁溢れる名盤。



『HEAD GAMES』 (1979)


彼らのアルバムの中では地味なポジショニングの3作目。全米第5位。
このアルバムからは、オープニングに相応しいソリッドなROCKナンバーの①Dirty White Boy、ピアノが大活躍のちょっと風変わりなRock 'n' Rollの③Women、いかにもフォリナーというらしさ全開の⑥Head Gamesがヒット。
地味と書いたけど、曲が地味なわけじゃなく、物議を醸した派手なジャケとは裏腹に、トップ10入りしたシングル曲がないので、そう思うのかもしれない。
頭から最後まで統一感があって、曲も粒揃いなので、サラっと聴き通せてしまう。



『4』 (1981)



アルバムタイトルのとおり4作目であるとともに、メンバーも4人(ルー・グラム、ミック・ジョーンズ、リック・ウィルス、デニス・エリオット)になりました。
問答無用のスーパー・ヒットアルバムで、バンドの「最高傑作」と呼ぶに全く異論のないアルバム。
バンド初の全米1位を獲得し、まさいバンドの代表作となってます。
ヴァース、ブリッジ、コーラスと全ての歌メロが完璧な①「Night Life」、ヘヴィな②「Juke Box Hero」、ドラマティックな③「Break It Up」、そして結婚式SONGとして名高い珠玉のバラード④「Waiting For A Girl Like You」、ポップな⑤「Luanne」と続くA面は屈指の出来を誇る。
(ちなみに、「ガール・ライク・ユー」が全米1位になれなかったのは、当時爆発的ヒットとなったオリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」に阻止されたからです。)
ルーとミックの最強コンビが放つ最高にシンプルでカッコ良いROCKが満載。



『RECORDS』 (1982)



ベスト盤です。
シングルヒット・メイカーである彼らならではのアルバムで、印象的なアートワークを併せて正に「ジュークボックス」となっています。
バンドを全く知らない人は、手っ取り早く初期のフォリナーが分かってしまうというアルバム。
以下、収録曲と当時のビルボードチャートの順位です。

1 つめたいお前 (6位)
2 ダブル・ヴィジョン (6位)
3 ヘッド・ゲームス (14位)
4 ガール・ライク・ユー (2位)
5 衝撃のファースト・タイム (4位)
6 アージェント (4位)
7 ダーティ・ホワイト・ボーイ (12位)
8 ジューク・ボックス・ヒーロー (26位)
9 ロング・ロング・ウェイ・フロム・ホーム (20位)
10 ホット・ブラッデッド(Live Version) (3位)



『AGENT PROVACATEUR』 (1985)


大ヒットの「4」を受けてのアルバム(邦題「煽動」)。全米第4位。
リアルタイムで聴いただけあって、当時はかなり愛聴したもんです。
このアルバムは、①「Tooth And Nail」のイントロを聴けば分かるけど、シンプルな音づくりだった前作から、バブリーな時代を反映してか今までにないゴージャスで煌びやかな音になり、「産業ROCK」化してます。
シンセの音が如何にも「80'S」という感じです。
そして、披露宴バラードの決定版「Waiting For A Girl Like You」のヒットで味をしめたのか、音圧を全体的にパワーアップした「I Want To know What Love Is」というバンド唯一の全米NO.1ヒットのバラードが生まれました。
このバンドは、こういったバラードバンドじゃなくて、②「That Was Yesterday」のようなルーの声にマッチした哀愁のメロディのハードロック曲が魅力的なんやけどね。


 
『INSIDE INFORMATION』 (1987)  


学生時代大好きだったフォリナー。
高校生だった当時、レンタルレコードじゃ物足りなく、少ない小遣いを溜めてCDを買った思い出の逸品。
前作は音作りもバブリーでゴージャスだったけど、これはそれに反して曲調はシンプルになってます。
曲をストレートにした分、メロディの質を練り上げた印象で、泣きのメロディを伴ったハードな名曲①「HEART TURNS TO STONE」からルーの哀愁ヴォイスが冴えます。(この曲は本当にカッコ良い!)
サビが印象的なシングルヒットした③「SAY YOU WILL」、『4』から始まった1枚に1曲の得意のバラード④「I DON’T WANT TO LIVE WITHOUT YOU」(また長ったらしいタイトルやな)と佳曲揃い。
音にもメリハリがあって、硬質なフォリナーが楽しめるバンド最後の名作。



『The Devil Put Dinosaurs Here』 ALICE IN CHAINS

2013年07月21日 | 最新CDレビュー
ジャケがドラクエⅦのティラノスそのまんまの5作目。



復活作である前作もかなりの名盤だったけど、この新作も前作に負けず劣らずの内容。

ぶっちゃけ、この一月で、ブラック・サバス、メガデス、そしてこのアリスの新作を買ったけど、ヘヴィメタル界の大御所の新作を差し置いて、このCDが1番気に行ってます。

「暗黒のポップス」ぶりは健在で、ねっとりまとわりつくようなリズム、全くやる気を感じさせない気だるそうなヴォーカル、ヘヴィながらもへんてこなギターリフ、彼らの音楽は本当に独特で、ちょっと聴けばアリスだと分かるほとの個性を持つ。

トニー・アイオミはさすが「元祖ヘヴィROCK」というギターリフを披露してくれたけど、ジェリーの変態ヘヴィリフも全く負けてません。

③stoneのようなヘヴィナンバーから、④voices のようなまさに「鬱のビートルズ」ともいうべきコーラスワーク、メロディが暗く美しい曲が充実している。

この新作が、彼らの中では1番聴きやすポップかもしれないけど、聴く人を明るくHappyにするのではなく、暗く落ち込ませる。
落ち込みたい人はどうぞ。

『RITUAL DE LO HABITUAL』  JANE’S ADDICTION

2013年07月20日 | 私的ロックの名盤 J
2作目。(1990年発表)

ズバリ、これはロック史に残る名作です。

しかし彼らの音楽性を一言で言い表すのは非常い難しい・・・ミクスチャーROCKと片付けてしまうには惜しい内容。

ポップだし、ハードだし、ファンキーだし、サイケだし、プログレッシヴ。

でも、全体的に聴けば非常に聴きやすい完成度の高い音楽。前半は3分代のコンパクトな曲中心で、後半は8分~10分と大作が中心のアルバム構成。

と言っても、ファンキーでノリの良い①「STOP!」、ベースのチョッパーからスタートするアルバム随一のファンクナンバー②「NO ONE’S LEAVING」、メロディがポップなアルバム1お気に入りの④「OBVIOUS」と前半に好きな曲が集まってます。

さあ⑧「OF COURSE」で異国の世界て連れてってもらいましょう。

(2005.12.30 UP)

飲み仲間

2013年07月19日 | 日記
週末、仕事が一段落すると飲みに行きたくなるもの。

しかも、夏なので、冷えた大きなジョッキでビールを一気飲みしたくなる

世のサラリーマン達の考えることは皆同じなのか、嫁の職場は本日暑気払い

即ち、こっちは必然的に子どものお迎えが付いてくる。

定刻にそそくさを職場を出て、ハルを塾に迎えに行った。

本来なら、今日は終業式なので、学校は午前中で終わり。
その後は、自宅へ早々に帰り、長く楽しい夏休みの始まりとなる。

しかし、共働きの我が家は、そうもいかない。

ハルの場合は、夕方まで学校で学童保育。
そして、その後は塾が待っている。

親よりも早い朝7時半に自宅を出てから、帰りは親と一緒の時間。

他の子ども達から遅れること半日。ハルも一段落して夏休みが始まる。

こちらとしても、せっかくの週末なのに、自宅で発泡酒を飲むのも味気ない。

全ての条件が重なったところで、
「よし!今日も焼き鳥屋へ行くか!!」と二人で行きつけの焼き鳥屋へGO

日没とともに、OLやサラリーマンやらで満員となった焼き鳥屋にて、30歳ほど歳の離れた男2人組が、ドラクエの話やら学校の話やら通知簿の話で盛り上がる。

通知簿を見ても、ハルの「よくできる」の数(全部よくできるなら何の問題もないんやろけど)が、多いのか少ないのか、クラスの相場観が分からないので、それとなく優秀という噂の○○君はどんな感じ?と聞いてみる。
すると、
○○は、殆どが「よくできる」やったと聞いて愕然とする。

「負けとるやないか!あかんやん!!」と叱咤すると

「△△はテストの点数も低いし全然あかんで」と言うので、

「のび太と比べてどうすんねん。出来杉にならなあかんやろ」
なんてことを言いながら、やんわりと勉強を促す。


何はともあれ、1人で居酒屋なんてあり得ないけど、飲みに行きたい時にいつでも誘える奴がいるというのは非常に心強い。


OBITUARY

2013年07月17日 | 私的ロックの名盤 O

「CAUSE OF DEATH」 (1990)



元祖デスメタル。
「デスメタル」は強烈なデスヴォイスがあってこそ。
ジョン・ターディの喉を掻き切らんばかりの咆哮は何時聴いても凄いの一言。
聴く人によっては、「デスヴォイスではない」と思うかもしれないけど、普通のヴォーカルからしたら十二分にデスです。
オビチュアリーは、単純に爆走・疾走するだけではなく、スローパートへの展開を含めて、リフでグイグイ押していくタイプ。
しかも、このアルバムには凄腕ジェイムズ・マーフィーが参加。
アルバムタイトル曲のイントロのように、泣きの物悲しいギターメロディがたっぷりと堪能出来る傑作。



「THE END COMPLETE」  (1992)  



最高傑作である「CAUSE OF DEATH」に続く3作目。
「キング・オブ・デスメタル」と言われるだけあって、ジャケも如何にも「デスメタル」というもので最高です。
名手ジェイムズ・マーフィが抜けたのは個人的には凄く残念だけど、オジリナルメンバーのアレン・ウェストが復帰してテクニカルではないものの、曲調にマッチした妖しげなソロを披露。

このバンドは他のデスメタル勢と違って、重さ、ヘヴィネス、気味悪さに軸足を置いていて、このアルバムは正にそういった「ヘヴィ・デスメタル」の最高峰。

喉がはち切れんばかりのジョンの咆哮も凄まじいし、何よりもリフがグルーヴィでヘヴィで聴いてるとそのノリにハマってしまう。
疾走~スローとテンポチェンジを繰り返しながらも、結局はこの「リフの重さ」でここまで惹き付けられたデスメタルバンドは彼らだけ。


ギターの部屋

2013年07月15日 | 音楽(雑記)
僕がこれまで使ってきたギターをご紹介します。
(2002.6.4UP)


■MUSICMAN EVH

ミュージックマン エディ・ヴァン・ヘイレンSIGNETUREモデルです。


既に生産はされていないのですが、偶然大阪のある楽器屋で発見し思わず購入しました。
(ちなみに、中古の軽自動車が買えるくらいの値段です・・汗)

ネックが手に馴染み、コンパクトなボディの木目も非常に美しくミディアムスケールで非常に弾き易いギターです。
ハムバッカーの割にパワーは控えめですが、かなりイイ音が出て最高のギターです。

ボリュームノブも、エディ流のジョークから「TONE」になってます。


そして、何が最高ってヘッド記された「EDDIE」のサインでしょう!


僕の一生の宝物です♪



■FENDER ST71-140YM

イングヴェイ・マルムスティーンのこれまたSIGNETUREモデルです。


ヘッドには、しっかりとインギーのサインが入ってます。


当然、ネックはスキャロップドでジャンボフレットが打ち込まれピック・アップは「HS-3」。


実は、イングヴェイモデルは2本目ですが、こちらの方が滅茶苦茶弾きやすい。
それは、ネックが細くてフレットが高いからかもしれません。

ちなみに、裏側です。



■FENDER ST57-70TX 



フェンダージャパンのノーマルストラトです。
キャンディ・アップルレッドのボディカラーが欲しかったのと、日常の練習用にと購入しました。
ピックアップはテキサス・スペシャルで、「ストラトらしい」ソリッドな音が出ます。

ただ、HS-3等のノイズキャンセルタイプのピックアップではないので歪ませるとノイズが酷いです。
ハードなディストーションで弾きまくるギターではなく、色んなジャンルに対応できるギターだと思います。


■FENDER(形式不明)

当時イングヴェイにハマってどうしてもストラト、しかもスキャロップが欲しくて大学3年の秋に購入しました。
弾きにくいギターですが、ピックアップはソロ、フロント共「HS-3」でノイズはなく音はなかなか良いです。
大学3年の学園祭~卒業するまでずっとライブ、練習とメインで使用したため、ボディは傷だらけ、ジャックはガリが酷く、一度断線し、自分でハンダ修理もしました。

それでもピックアップセレクター等接触が悪く今は隠居させ、実家で眠っております。
しかし、このギターが1番弾き込んだかも。



■KRAMER F3000

大学1年の夏にそれまで遣っていた黒のフェンダーのストラトを売り、購入しました。
エディ・ヴァン・ヘイレンに憧れていたので同じKRAMERのギターが欲しかったのです。
色はキャンディアップルレッド、ピックアップはS-S-Hという変わったタイプで、トレモロは本家本元フロイドローズ。

非情に重いギターで、またピックアップのパワーがかなり強くすぐにノイズ、ハウリングが起こりやすいという欠点がありました。
また、アームがサビサビでどうしようもなかった・・・(友人に錆びてないアームをよく借りましたね)
しかし、これも上記フェンダーギターを買ってからはサブギターとなってしまい、殆ど弾かなくなり今は従兄弟の家にあります。


■KRAMER(形式不明)

これも大学1年の秋に購入したバナナヘッドで有名なKRAMERバレッタのコピーモデル。



当時は、HRギタリストの憧れだったクレイマー。
今は貴重かも・・


ナットでロックするくせに、トレモロはブリッジでロックするフロイドタイプではないためアームを遣うとチューニングが狂います。
購入価格45000円なので仕方ないですが...
このギターも思い出があって、エディの大ファンだった僕は大学3年の時、VAN HALENのコピーバンドを組み、その時使用するため、白、黒のビニールテープと赤いスプレーであの「エディ・ストライプ」にボディを塗り替えライブをしました。
はっきり言って、このライブの為だけに買ったようなものです…。

これも今は汚くなった塗装を消し、完全に部屋のオブジェと化してます。
           

ZENO

2013年07月11日 | 私的ロックの名盤 X Y Z
『ZENO』 (1986)
 

1ST。
ウリ・ロートの実弟であるジーノ・ロートも兄に負けないくらいの泣きのギターメロディを奏でる。このアルバムは、LISTEN TO THE LIGHTを気に入ったのを機に遡って聴いた訳やけど、その名作3rdに負けずとも劣らない出来映え。
ゆったり、じっくりミディアムテンポで聞かせる楽曲は、メロディ、音、コーラスワークが荘厳で、まるで聖歌のように美しい。その典型が�Love Will Live。こんな曲はZENO以外に僕は知らない。素晴らしいメロディックHRアルバム。


『LISTEN TO THE LIGHT』 (1998)  


3作目。
僕がZENOを聴くのはこのアルバムが初めてだったけど、この素晴らしい内容に凄く感動したものです。
得意のオリエンタルなメロディラインの�Goddess of Sunriseからミディアムテンポでじっくり聞かせ、�Meet Me at the Rainbowで劇的に疾走する。おそらく、アルバムではこの曲がハイライト的な位置だと思うけど、僕のハイライト曲は、ズバリ�Listen to the Lightなのです。とにかく、歌メロをなぞるようなギターメロディは、正に「ギターがむせび泣き、唄っている」。天に昇るかのような荘厳で美しいこの曲は究極。このギターを聴いた後、他の薄っぺらい泣きのギターなんて聴けない。メロディ、構成、完璧です!

ジミヘン風のノリの�は異色だけど、後半~終盤の3曲のインスト含め、トータルでも非常に美しいアルバム。


模倣の殺意

2013年07月10日 | 日記
週末、新たなミステリー小説を物色すべく近所の本屋へ行った。

売れ筋コーナーに1冊の本を見つけた。
その本の帯には、

  これはすごい!しかしこの本に関しては多くを語れません。
  ※注意!!禁 解説は先に読まないでください!!
  騙されずに見破れますか?
  40年前の傑作が今、再びの大ブレイク!
  著者渾身のトリックで、あなたに挑戦します!



と書かれている。
裏表紙の解説を誤って読まないように、懇切丁寧にシールまで貼ってある手の込みよう。
この帯の文句だけで本を手にとり、レジに向かった。

騙されずに見破れるか、ということは、叙述トリックを読者に仕掛けているということ。
ミステリーマニアでも何でもないので多くを語れないけど、叙述トリックと言えば、「十角館の殺人」で、ペラっとページをめくった瞬間の「○○○です」というたった1行の衝撃が忘れられない。
それまで読んできた400頁を全てひっくり返すような一言は、正に脳天直撃の衝撃だった。
しかも、たった1行のワンフレーズのみというのが印象深い。


さて、今から40年前の作品である「模倣の殺意」。


事件が起こったのが、7月7日午後7時という、確率変動ならぬちょうど買ったタイミングもタイムリーだった。

若干、読み難さはあったけど、まあサクサク読み進めることが出来た。
終盤の「真相の章」が始まるところに、

 あなたは、このあと待ち受ける意外な結末の予想がつきますか。
 ここで一度本を閉じて、結末を予想してみてください。


と挑戦状を叩きつけてきた。

こう書かれると、無視できないので一応考えてみた。
そして、最後まで読んだ
結論としては、犯人は当たったけど(選択肢が少ないので当たる確率も高い)、結局トリックは見破れずに騙されてしまいました。

結構大胆な叙述トリックだと思うけど、例の「1行の衝撃」のようなページをめくった瞬間・・みたいなトリック解明の演出もなく、文章があっさりしてるのと、事件自体が面白みに欠けるので、衝撃は殆どなかったというのが実際のところ。

40年前ということを考えると、大胆で斬新なんやろけどね。

FAIR WARNING

2013年07月09日 | 私的ロックの名盤 F
Fair Warningは、デビューしたのが大学生の時で、雑誌の評価も高くてクラブの仲間内では「かなり良い!」と盛り上がった。
確かに、デビュー作は新人(と言っても、ZENOが母体なのでそれなりのクオリティは保証されてるけど)にしては、文句の付けようがないほどのアルバムだった。
当時は、ドイツのバンドというと、ハロウィンやヘブゲといった所謂「ジャーマンメタル」が横行していた時代。
全く音楽性の異なる「メロディアス・ハード」というのが衝撃だった。
(2005.5.6)


FAIR WARNING (1992)

正に衝撃のデビュー作。
デビュー作にしてあり得ない程の完成度を誇る。
ウルリッヒ・ロートの実弟、ジーノ・ロート率いるZENOのメンバーが母体で、作曲のキーマンはベースのウレ・リトゲン。
そして、ウリと同様、スカイギターを操るヘルゲ・エンゲルケとアンディ・マレツェクのツインギターが売りで、そこにトミー・ハートの熱いヴォーカルが加わる。
これだけでも、十分武器を持ったバンドと言えるけど、ドイツのバンドらしからぬアメリカン・ハードロックのような明快なメロディの典型的なメロディアス・ハードな曲が満載。
所謂「捨て曲無し」と言っても過言ではない内容なんやけど、個人的にムチャクチャのめり込まなかったのは、音が綺麗で、メロディが美しく、全てが優等生であるのと、トミーハートの暑苦しい声があまり好きじゃなかったから。
アメリカンHRになりきれていないアメリカンHR風の曲と言えばええんやろか。

とはいいながら、「Long Gone」「TAKE Me Up」は何度聴いても感動するんやけどね。



RAINMAKER (1995)

2作目。
衝撃のデビュー作から、バラエティに富んだ作風に。
発売当時は、デビュー作よりも個人的にしっくりきて、ドライブのお供にしばらく車に積みっぱなしだったほど聴き込んだ。
アルバム全体としても、デビュー作に負けず劣らずだと思うけど、個人的にこのアルバムには4曲の名曲がある。

それは、哀愁のメロハーチューンの�The Heart Of Summer
そして、アルバムNO.1曲だと思っているミドルチューンの�Lonely Rooms。
この曲は、サビのコーラスワークが溜まらない。本当に名曲だと思う。

同様に、哀愁のミドル・ポップチューンの�Pictures Of Loveもサビメロの泣きっぷりが堪らない。

そして、バンドの代名詞たるハードチューンの�Burning Heart。
この曲は、哀メロ云々以前に、アンディ・マレツェクの奏でるギターソロが神。
ヘルゲのピロピロ高音のスカイギターはあまり好きになれないけど、このアンディのソロは究極の名演!
マイケル・シェンカーの泣きとイングヴェイ・マルムスティーンのネオクラシカルのセンスが高いレベルで融合したソロは、僕のようなへっぽこギタリストなら確実に悶絶するハズ。
その構築美は、ランディ・ローズの「MR. CROWLEY」と比べても遜色なし。
何回聴いても、曲というよりこのギターソロに鳥肌が立つ。

これもまた傑作。


GO! (1997)  


彼らのアルバムはどれもが傑作だけど、個人的にはコレ!
なぜならば、
�「ANGEL OF HEAVEN」→�「SAVE ME」→�「ALL ON YOUR OWN」→�「I'LL BE THERE」
と、いういきなり頭から4曲目まで強力な泣きのメロディを引っさげた曲を連発するからなのです。
しかも、どれもがメロディックメタルの歴史に残る名曲ばかりで、その流れも完璧!
特に、疾走曲である「ANGEL OF HEAVEN」の後の「SAVE ME」の爽やかなシンセのイントロのへの流れはドキリとさせられる。
他にも良い曲があるのかもしれやんけど、この4曲が凄すぎて、アルバムではこの部分しか聴かなくなってしまった。
何といっても、彼らの曲で1番目と2番目に好きなのが、このアルバムの�、�なのです。

デビュー作も衝撃だったけど、1枚のアルバムにこれだけのキラーチューン並べられたらこっちの方が印象強くなってしまうなあ。
ヘルゲのスカイギターも曲に凄くマッチしてるし。


『SUPER COLLIDER』 MEGADETH

2013年07月08日 | 最新CDレビュー
かつてのスラッシュ四天王(メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス)の中で、唯一コンスタントにアルバムを出し続けるメガデス。
2年振り14作目。


メガデスの場合、基本的な音楽性に変化はないけど、アルバム毎に「スラッシュの濃度」は異なる。

2009年の「ENDGAME」が初期の典型的なインテレクチュアル・スラッシュの方向に音楽性を振ったと思いきや、前作「Th1rt3en」はスラッシュ度は低めで、地味な内容。

今作は、まず話題になったのが、ポップでメロディアスな2曲目のタイトルSong。
ポップと言っても、メガデス流なので普通のROCKバンドと比べると、十分にヘヴィメタルやけど...

この曲のイメージがアルバムのイメージに繋がってるかもしれないけど、アルバムとしてはけしてポップに軟弱になった訳ではない。

スラッシーな①Kingmaker、メガデスらしいフックの効いたメロディの③Burn!、ミドルテンポながらも曲の展開がインテレクチュアルな④Built For Warと前後に配置された曲はどこを切ってもメガデス印。

スラッシーな曲が少なく、ミドルテンポの曲が大半を占めるので、初期の頃の勢いと攻撃性の高いメガデスを期待すると肩透かしをくらう。

ミドルから終盤爆走する⑥Dance In The Rain、カントリーちっくなイントロにドキっとさせられる⑧The Blackest Of Crow、「Super Collider」よりも歌メロがポップな⑨「Forget To Remember」、本編のシメがThin Lizzyの「COLD SWEAT」と妙にバラエティに富んでいる。

このアルバムは、直感的に頭振り振りするのではなく、分かり易くなったムステインの歌メロや様々なパターンの楽曲を堪能するのが正解なんでしょう。

僕の好みとは合わないけどね
★★★☆




『13』 BLACK SABBATH

2013年07月06日 | 最新CDレビュー
BLACK SABBATHのニューアルバム。



2013年に「ブラックサバス」??
あり得ない伝説のバンドが新作を出した。

しかも、ヴォーカルはオリジナルメンバーのオジー・オズボーン。
彼が復帰してのアルバムは35年振り。

デイヴが復活してのヴァン・ヘイレンの新作は28年振り。
その記録を7年上回ることになる。

1曲目。
聴いた瞬間、「あれ?このリフ、曲展開はデビュー作の『黒い安息日』と同じではないか!」

ワザとだと思うけど、こういう重くオドロオドロしい曲はサバスならではなので、サバスを全く知らない人に対する掴みはOKだと思う。

とは言いながら、かつての名曲を超えてはおらず、二番煎じ感は否めない。

2曲目のらしいヘヴィナンバーも8分超えということで、この入り方は少々重いかも。

本編8曲中、7分超えの曲が5曲と大作が中心の曲が並ぶ。
ラストには、デビュー作の冒頭に回帰するかのように、同じく雨、雷、鐘の音で締めくくる...

復活作としては申し分ない出来で、ブラック・サバスと言えば、トニー・アイオミの重くヘヴィなギターリフ、ギーザー・バトラーのグルーヴィなリズム、そしてオジーの無味乾燥した抑揚のないヴォーカルという3本柱がここには確実に存在しているので、十分楽しめる。

ただ、かつての音像を壊すことなく見事に再現してくれているのは期待どおりやけど、「これ聴いたことあるな~」というのが多くて、新鮮味がなかった。

新鮮味がなくとも、60歳超えのおじいちゃんが奏でるヘヴィROCKは文句無しに素晴らしく、ディストーションのたっぷり効いたギターリフと横揺れのリズムに気持ち良く身を委ねられる。

★★★★

『STICK IT TO YA』  SLAUGHTER

2013年07月03日 | 私的ロックの名盤 S
90年発表のデビュー作。
アメリカン・HRの名盤特集などで、確実に挙げられるアルバム。

内容はともかく、このアルバムはジャケットが最高です。


CD屋のメタルコーナーにこのアルバムを飾っていたら迷わずジャケ買いするでしょう。
こんなHなカッコしたお姉さんを使うとはナイスセンスです。
・・と音楽と関係ないことばかり書きましたが、中身は正統派アメリカンハードロックです。

LAメタル衰退期にデビューしたのに、当時全米チャート上位までランクインされたのは凄いと思います。
でも、このアルバムの曲を聴いて、ラットやドッケンといった偉大な先輩方に比べて、そこまで凄いかな?と思うのも事実。
④「SPEND MY LIFE」はポップな名曲やけどね~

(2004.7.18)