定ちゃんの部屋

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(from 2006.1.18)

『Dramatic Turn of Events』 DREAM THEATER

2011年11月06日 | 最新CDレビュー
プログレ・メタルの雄、ドリーム・シアターも気が付けば11作目。
最大のポイントは、マイク・ポートノイが脱退してどうなったか?ということやけど・・・


買ってから、これまで通しで何度も聴いた。
結論から言えば、マイク・マンジーニに代わっても音的には何ら変化はない。
アルバム毎にベクトルを変えてきたけど、今回は目新しいことも特になく、これまでの内容を踏襲するアルバムとなっている。
①「On The Backs Of Angels」のキメフレーズが、「Pull Me Under」とクリソツなのを聞けば分かるように、「I&W」を意識しているのは間違いないと思う。

けど、「I&W」と決定的に違うのは、メロディの分かり難さ。
何度も聴いてじんわり効いてくるタイプの曲が多くて、メロディの即効性は低い。

アルバム11曲中10分超えの大作が4曲。
⑧「Breaking All Illusions」のイントロのギターリフがこれまでに無いパターンで、一瞬「ハッ」っとするけど、その後の展開は基本バラードで肩すかし。
過去の大作のように、構成にメリハリがある訳じゃないので、曲の全貌が頭に入り難い。


なぜ2作目である「I&W」が未だに1番人気なのか。
簡単に言うと、「キャッチーな歌メロ」と「テクニカルなインストパート」が見事に融合しているから。

そういう観点からすると、今作は至って地味。
地味な中でも、歌メロにフックがあって、インストパートが派手な③「Lost Not Forgotten」が1番のお気に入り。
★★★★