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定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

ORIGINAL SOUNDTRACK

2013年08月16日 | 私的ロックの名盤 O
80年代の映画のサントラは名作揃い。
名作たる理由は、有名アーティストによる映画書き下ろしの時代を代表する名曲が収録されているから。
当時、洋楽大好き少年だった僕が愛聴したサントラを一気に紹介します。
(2004.10.9 UP)


『AN OFFICER AND A GENTLEMAN』 (1982)
 

第1弾は、ご存知「愛と青春の旅立ち」のサントラです。
このアルバムは結局のところ、ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズのデュエット曲であるメインタイトルSongに尽きる!!
切ないピアノのイントロ、印象的なサビメロ・・・全てが究極の一品。他の曲は古臭くてイマイチなんで、このアルバムの価値はこの曲のみと言っても過言ではない。
でも、なぜ同じのが2曲入ってるンやろ?



『BEVERLY HILLS COP Ⅱ』 (1987)


エディ・マーフィの出世作の2作目。
映画は痛快アクション刑事もの。
映画も痛快なら、音楽も痛快。1作目よりも、僕は2作目をよく聴いた。
ボブ・シーガーのノリノリ爽快な①Shakedownに始まり、アルバム全体がダンサブルでポップな曲ばかり。
参加アーティストは、他にコリー・ハート、ジョージ・マイケル、ペブルス、ポインター・シスターズとまさに80年代に活躍したアーティストばかり。
まさにバブルな時代を反映した逸品。


『COCKTAIL』  (1988)
 


トム・クルーズとエリザベス・シューが主演の割にはどうってことないB級映画やけど、サントラの方はA級です。
これもこのクソ暑い季節にたまに聴きたくなるアルバムで、ご存知2曲の全米NO.1ヒット曲「DON’T WORRY,BE HAPPY」(ボビー・マクファーリン)、「KOKOMO」(ビーチボーイズ)を含む傑作です。
他の曲と言えば、スターシップ、ジョージア・サテライツ、ジョン・クーガーといったアメリカンROCKの代表選手達が、新曲にカバーとそれぞれのカラーを出したパフォーマンスを提供。
そして、トリを飾るのは爆裂リトル・リチャード!
夏のビーチでラジカセで流したいCDの一つです。



『DIRTY DANCING』 (1987)  



全米1位獲得のこれまた大ヒットサントラです。
売れまくったのも当然と言えるほど、このサントラはホントに良い!
主演の俳優PATRICK SWAYZEの哀愁漂いまくりのバラード③「SHE’S LIKE THE WIND」も渋いし、ERIC CARMENのバラード④「HUNGRY EYES」も凄く感動する。
オープニングを飾るBILL MEDLEY & JENNIFER WARNESの①「(I’VE HAD)THE TIME OF MY LIFE」もいい。THE RONETTESの②「BE MY BABY」を筆頭にオールディーズの曲はどれもが名曲というポップス主体のサントラでは最高位に位置すると思う。(実際アルバムもかなり売れたし。)
映画も見たけど良かったのか悪かったのか忘れてしまいました。



『FLASHDANCE』 (1983)



IRENE CARAの歌う「FLASHDANCE...WHAT A FEELING」とMICHAEL SEMBELLOの歌う⑩「MANIAC」が全米NO.1ヒットしたサウンドトラックの代名詞のようなアルバム。
ダンスもんの映画のサントラにふさわしく、ノリの良いナンバーがたくさん収録されてるけど、中でも、③「LOVE THEME FROM FLASHDANCE」(HELEN ST.JOHN)、⑤「LADY,LADY,LADY」(JOE ESPOSITO)・・といった所の哀愁のメロディたっぷりの曲とのバランスが良い傑作。
映画のハイライトシーンでこのタイトル曲が流れるシーンは感動するねぇ。

 

『FOOTLOOSE』 (1984)  



ケビン・ベーコン主演のこれまたダンスもの。
同じダンスもののサントラでもこちらは「FLASHDANCE」のような哀愁度は希薄でノリノリナンバーが中心。
これも当時大ヒットしました。
イントロでギターのペグを回すところから始まるお馴染のテーマ曲① 「FOOTLOOSE」(KENNY LOGGINS)、弾けるようなPOPソングの②「LET’S HEAR IT FOR THE BOY」(DENIECE WILLIAMS)、MIKE RENO & ANN WILSONという豪華デュエット③「ALMOST PARADISE」、パワフル・ハスキーヴォイスBONNIE TYLERの④「HOLDING OUT FOR A HERO」(これは日本でもカヴァーされたので有名ですね)とこれまた他のサントラに負けず劣らずの名曲揃い。これまた80年代を代表するサントラです



『GHOST BUSTERS』 (1984)



当時、映画も音楽も大ヒットしました。
MTVをつければ、レイ・パーカーJrの歌うかの有名な「ゴーストバスターズ」の主題歌がしょっちゅう流れているという状況。
他にも、トンプソン・ツインズ、エア・サプライ、ローラ・ブラニガンといった「80'S」なミュージシャンが参加。
他はこれといって目玉曲はないけど、とにもかくにもシンセのリフと女性コーラスが強烈な印象を残すタイトルSongに尽きる!
一度聴けば耳に焼きつくほど濃い曲です。


『LA BAMBA』 (1987)



これも80年代を代表する大ヒットサントラです。
17歳で亡くなったメキシコ人ロッカー、「リッチー・ヴァレンス」を描いた青春ロック映画(僕は見てません)のサントラだけあって、南米の香がプンプン漂うこれまた「夏」がピッタリのアルバム。
ロス・ロボスの「PARA BAILAR LA BAMBA♪~」で始まるタイトル曲は、一度はどこかで聴いた事があるのでは?
アルバム全12曲中、ロス・ロボスの曲が8曲と殆どを占めてる訳やけど、このメキシコ系の5人組の奏でる「音」というのが、昔懐かしのロックンロールで、ハワイのビーチバーにいる気分に浸れます。
おっと、これを聴いてるとハワイにまた行きたくなるなあ..



『OVER THE TOP』 (1985)  



映画自体は只の分かりやすい腕相撲映画ですが、サウンドトラックは只者じゃありません。
いきなりSAMMY HAGER with EDDIE VAN HALEN(エディはベースで参加。ギターも弾いてるみたいやけど、僕にはどの部分か分かりません・・)の①「WINNER TAKES IT ALL」というアメリカンHR界最強の二人による強力な曲から始まり、続くROBIN ZANDERの②「IN THIS COUNTRY」も雄大な感じのする名曲。
BIG TROUBLEの④「ALL I NEED YOU」も可愛い感じのするバラードで大好きです。
それに、ちゃっかりとサントラオヤジのKENNY LOGGINSもしっとりバラード⑥「MEET ME HALF WAY」で参加しております。
サントラの超決定盤「TOP GUN」の影に隠れてしまいがちやけど、これもかなり完成度高いです。



『PRETTY WOMAN』 (1990)
 


映画としても大ヒットの「プリティ・ウーマン」。珠玉のポップSONGが満載のサントラで、クライマックスはROXETTEのスーパーバラードの「愛のぬくもり」かな?
カーズのリック・オケイセックの息子さんであるCHRISTOPHER OTCASEKが歌うコミカルなハードポップチューン⑧「REAL WILD CHILD(WILD ONE)」は、声もメロディセンスも父親ソックリ(笑)。
大御所デヴィット・ボウイの歌う2曲目はちょいとイマイチ・・・。
NATALIE COLE①「WILD WOMEN DO」、JANE WIEDLIN④「TANGLED」・・殆ど捨て曲無しのこれまた名曲だらけの傑作サントラ。



『STAND BY ME』 (1986)   


皆さんご存知、少年4人による「遺体探し」という物語。故リバー・フェニックスは本当にカッコ良かった。
何だか、この映画は見終わった後にジーンと来るもんがあるんよね・・・。

BEN E.KINGのご存知タイトル曲を始め、映画「TOP GUN」の中でも歌われてる「火の玉ロック」JERRY LEE LEWIS⑧「GREAT BALLS OF FIRE」、BUDDY HOLLY①「EVEYDAY」、THE CHORDETTES⑥ LOLLIPOPなど50年代オールディーズの名曲が集まったこのサントラも映画と共に僕の思い出の1枚です。



『STREET OF FIRE』 (1984)  



ウォルター・ヒル監督、ダイアン・レイン主演の単純明快ストーリー映画のサントラ。
何せ音楽が素晴らしいんです!何と言っても「ジム・スタインマン」の作るドラマティックで大仰な楽曲は僕のツボにハマリまくりでFIRE INCの6曲目「今夜は青春」はロック至上、最高の一品だと言っても過言じゃない。
どうしたらこんな強烈な曲を作れるんでしょうか。ジムは至高の天才です!!
(僕は大好きなんやけど、聴く人によっては落ち着きの無い曲という評価も有り(笑)
ちなみに、ビデオクリップで、赤いドレスで腰をクネクネ歌うダイアン・レインが堪らない...

彼が作曲してる2曲以外もTHE FIXX ③ DEEPER AND DEEPER、MARIA MCKEE⑦ NEVER BE YOU、GREG PHILLINGANES④ COUNTDOWN TO LOVE・・名曲目白押し!


『VISION QUEST』 (1985)



今回紹介するサントラの中で、唯一映画を見ていないアルバム。
映画は見なくとも、どうしてこれを知ったかというと、当時、MTVでマドンナの「Crazy For You」がよく流れたいたから。
このアルバムは、フォリナーの「Hot Blooded」やスタイル・カウンシルの「Shout To The Top」など、80年代当時のヒットナンバーが脈絡なく収録されているけど、何せJOURNEYによるオープニングの爽快ナンバー①「Only The Young」とそのラストを飾る⑩珠玉のバラード「Crazy For You」に尽きる。
この2曲の為だけにも買っても損はない。
彼らのオリジナルアルバムには収録されていない隠れた(⑩は大ヒットしたので隠れてはいないけど)名曲はこのアルバムがオリジナルです。
しっかし、DIOまで参加していて、アルバムに全く統一感がないなぁ・・・


『TOP GUN』  ORIGINAL SOUNDTRACK

2013年07月31日 | 私的ロックの名盤 O
帯にもあるように、「サウンドトラック=スーパーアーティスト参加」というのを決定的としたサウンド・トラックの金字塔であると同時に、80年代を代表する名盤(1986年作)。


「フットルース」「フラッシュダンス」など、サントラの名作は数多あるけど、究極のサントラはコレで間違いないでしょう。

サントラの大ヒットがきっかけとなって、高校時代に友人達と一緒に和歌山市の映画館まで足を運んだけど、映画はそこそこ良かった(トム・クルーズ、メグ・ライアンも若い!)
映画の中身はこの際どうもでよく、その映像とリンクするような豪華キャストによる名演による攻撃的な曲は正に完璧!捨て曲無し!!

「フットルース」のヒットですっかり名を上げたKENNY LOGGINSの①「DANGER ZONE」は、オープニングに相応しく、ある意味このサントラの代表曲と言える。
同じく③「PLAYING WITH THE BOYS」は映像のビーチバレーとリンクするように、真夏に聴くには最高の曲。

CHEAP TRICKによる②「MIGHTY WINGS」も屈指の名曲で、「DANGER ZONE」と双璧をなすアルバムの目玉曲。
この曲とLOVERBOYの⑦「HEAVEN IN YOUR EYES」といったあたりは航空機映画にはピッタリのハードポップな内容。

MIAMI SOUND MACHINEの⑥「HOT SUMMER NIGHTS」も彼ららしい夏!という佳曲。

ハードで夏がピッタリのアルバムの中で、当時流行りに流行りまくったのが、結果的にこの曲のみの正に「一発屋」BERLINの悶絶スーパーバラード「愛は吐息のように」。
トムとケリー・マクギリスのラヴ・シーンとピッタリマッチするような甘ったるい曲調は、80年台を代表するバラードと言っても過言ではない。

名曲だらけの名作のラストを飾るのは、STEVE STEVENSによる感動的なギターインスト「TOP GUN ANTHEM」。
一度聴くと耳に残る印象的なテーマメロディと、タッピングによるギターソロの盛り上がりが最高で、文句無しのギターインストの名曲。

1986年にリアルタイムで聴いてから、飽きることなく何年経っても夏になると引っ張り出して聴いてしまう。
あまりにもCDを聴き過ぎて、盤が傷だらけで再生不良になり、CDを買い直したというほどのお気に入り盤です。

(2004.10.9)


OBITUARY

2013年07月17日 | 私的ロックの名盤 O

「CAUSE OF DEATH」 (1990)



元祖デスメタル。
「デスメタル」は強烈なデスヴォイスがあってこそ。
ジョン・ターディの喉を掻き切らんばかりの咆哮は何時聴いても凄いの一言。
聴く人によっては、「デスヴォイスではない」と思うかもしれないけど、普通のヴォーカルからしたら十二分にデスです。
オビチュアリーは、単純に爆走・疾走するだけではなく、スローパートへの展開を含めて、リフでグイグイ押していくタイプ。
しかも、このアルバムには凄腕ジェイムズ・マーフィーが参加。
アルバムタイトル曲のイントロのように、泣きの物悲しいギターメロディがたっぷりと堪能出来る傑作。



「THE END COMPLETE」  (1992)  



最高傑作である「CAUSE OF DEATH」に続く3作目。
「キング・オブ・デスメタル」と言われるだけあって、ジャケも如何にも「デスメタル」というもので最高です。
名手ジェイムズ・マーフィが抜けたのは個人的には凄く残念だけど、オジリナルメンバーのアレン・ウェストが復帰してテクニカルではないものの、曲調にマッチした妖しげなソロを披露。

このバンドは他のデスメタル勢と違って、重さ、ヘヴィネス、気味悪さに軸足を置いていて、このアルバムは正にそういった「ヘヴィ・デスメタル」の最高峰。

喉がはち切れんばかりのジョンの咆哮も凄まじいし、何よりもリフがグルーヴィでヘヴィで聴いてるとそのノリにハマってしまう。
疾走~スローとテンポチェンジを繰り返しながらも、結局はこの「リフの重さ」でここまで惹き付けられたデスメタルバンドは彼らだけ。


『Scream』 OZZY OSBOURNE

2010年07月04日 | 私的ロックの名盤 O
オジーの新作が出た。
当然即買い。


オジーと言えば、スーパーギタリスト発掘人。

ランディ・ローズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルド...加入前は無名に近かった彼らは皆オジーのギタリストとなったことによって、スーパーの仲間入りをした。

ランディ・ローズは、QUIET RIOT時代は普通のギタリストだったのに、「BLIZZARD OF OZZ」では劇的に巧くなっている。
BLACK SABBATHのトニー・アイオミとは全く異なるクラシカルなスタイル持つランディの才能が開花し、2枚のアルバムはHR史に残る名作となった。

ジェイクは言わずもがなのテクニカル・ギタリストで、巧さに加え、ステージアクションが抜群にカッコ良い。
ちょうどLAメタル全盛で、どこのバンドにもスーパーなギタリストは必須な時代。
ジェイク時代の2枚(1983、1986年)は時代にマッチしたゴージャスでポップなアルバムになっている。

ザックは、テクニカル系じゃないけど、パワフルで、ペンタトニックを基本としたロックギタリストらしいギタリストと言える。
メタルシーンは、メタリカのブラックアルバム以降、ますますヘヴィな方向に。
ザックのヘヴィなギタースタイルは、これまた時代にマッチしていた。


前置きが長くなったけど、その新作。




ギタリストはザックではなくて、何とガス・G。
8年前に彼がメンバーの「FIREWIND」のレビューを書いたけど、「イングヴェイのコピー」とけちょんけちょんの評価を下した。

僕はそのFIREWIND以降彼のアルバムを聴いていないので、以降プレイスタイルがどう変化したかは分からないけど、様式美のイメージがある。

若くして、色んなバンドに引っ張りだこなので、ギターの腕はスーパーな前任者達には引けを取らないと思う。

様式系のギタリストがオジー・オズボーンに合うんやろうか?
様式系速弾きギタリストは、オリジナリティが希薄になりがちで、誰が弾いても同じに聞こえる。

果たして.....

1曲目・・・いきなりBLACK SABBATHばりのヘヴィなギターリフから始まる。
しかも、低音弦のピッキング・ハーモニクスの音色はザック・ワイルドそのまんま(汗)

おいおい...これが君のギタースタイルなの??

と思ってしまった。
本当はもっとピロピロ弾きたかったんやないの~?

というのが第一印象。
全般的にどうも昔のイメージとは違うなあ。


ヘヴィで重いアルバムの中で、現代版「Crazy Train」とも言える16分のハネたノリが心地よい「Let Me Hear You Scream」は抜群にカッコ良い。

オジー節炸裂の今年のベストチューン候補とも言える。

巷ではアルバムの評価は低いみやいやけど、実際自分の耳で確かめましょう。


『LOVING ARMS』 OLIVIA NEWTON-JOHN,DIXIE CHICKS

2008年02月16日 | 私的ロックの名盤 O
今日もお得意?のカヴァー対決ネタ。

オリビア・ニュートン・ジョン初期の代表作「よそ風の誘惑」。
その2曲目「LOVING ARMS」(邦題「貴方の腕の中で」)は3分弱のオリビアの繊細なヴォーカルが堪らん名曲。

この曲を全米では大人気の女性3人組カントリーバンド、ディクシー・チックスがカヴァー。
収録アルバムは、1998年発表のメジャーデビュー作の「WIDE OPEN SPACES」。
こちらの邦題は「その腕の中で」。
ということで、邦題が違う
レーベルの担当者によってネーミングが異なるのか??
それはともかく、両者ジャンルがカントリーなので、殆ど違和感がない。

けど、本家のオリビアよりも、ディクシー・チックスの方がフィドルなどを使った音作りはよりカントリーっぽく、3人のトリプルコーラスによる重厚感、気持ちのこもったブリッジの歌いっぷりなどこちらの方がググっとくる

「声」の魅力はオリビアやけど、さすがに3対1ではかなわない?


  

『たそがれの恋』 OLIVIA NEWTON-JOHN

2007年09月24日 | 私的ロックの名盤 O
またまたオリビアネタ。
うだうだ書いてるけど、じゃ「どの曲が1番好きなん?」と言われれば、『XANADU』と迷うトコやけど、やっぱ『Don't Stop Believin'』(邦題:たそがれの恋)かなあ

1976年発表の同名アルバムの1曲目で、全米33位とあまりヒットしなかったけど、最近のアルバム「STRONGER THAN BEFORE」でもセルフカヴァーしているように、オリビア自身も気に入ってる&かなりの名曲だと思う

「そよ風の誘惑」を作曲したジョン・ファーラー作ということで、大体予想は付くと思うけど、ヴァース、ブリッジ、コーラス、全てのメロディが哀愁たっぷりで、サビはキャッチーで一度聴いたらメロディが耳にこびり付くという「そよ風~」と同等、いやそれ以上の逸品

ラストのオリビアの歌唱が色っぽくもあり、可愛くもあり、という・・・流石でございます

うん。やっぱ彼女の中ではこの曲が最高

『THE RUMOUR』 OLIVIA NEWTON-JOHN

2007年09月03日 | 私的ロックの名盤 O
まだまだ続くオリビア特集

今回は、1988年発表の第?作(正直何作目のアルバムかは良く分からんのです・・)

前作『SOUL KISS』から3年。結婚~出産~そして大台の40台を迎えて作られたアルバム、しかも前作がイマイチということで、今回は気合も入ってるだろうということで、当時かなり期待して聴いた覚えがある

内容は、世紀のヒットアルバム『フィジカル』からの流れを汲む所謂大人の女性、色気路線の内容

『フィジカル』よりも更に大人っぽく、曲もポップス一辺倒ではない。
全10曲、中には?マークが付く曲もなきにしもあらず。
でも、このアルバムの肝と言えば、何と言ってもタイトルナンバーの①「

作曲はエルトン・ジョン、ピアノもエルトン・ジョン、バックコーラスもエルトン・ジョンという正にエルトンな曲

リズミカルなピアノでスタートする弾けるようなポップなこの曲があるからこそ、このアルバムは救われる?と言ってしまっては元も子もないけど、それくらいこの1曲目は素晴らしい

歳と取っても(失礼!)こういったモロにポップで元気一杯な曲を歌っても最高なんよね!
シンガーにとって、「声」が良いとホントに得。
ラストの「Past~」と囁くように歌う声なんてもうっ

『IF YOU LOVE ME,LET ME KNOW 』 OLIVIA NEWTON-JHON

2007年09月01日 | 私的ロックの名盤 O
高校時代、大阪へ出掛けては、オリビアのCDをせっせと買い漁り、どれも当時の愛聴盤でした
(当時の輸入盤CDって、大きな縦長の箱に入ってたんですよ~)

今日紹介するオリビアのアルバムは、1974年発表、全米NO.1ヒットの4作目(日本未発売)。
全米第6位のヒットソングであるタイトル曲からスタートするこのアルバムは、初期ということで、まんまカントリー、フォークアルバムという内容。

カントリータッチの楽曲がどれもほのぼのと素晴らしい出来で、中でも彼女の愛らしいヴォーカルが映える②「MARY SKEFFINGTON」、一度聴いたらサビの哀愁のメロディが耳から離れられない③「COUNTRY GIRL」など名曲盛りだくさん。

そして、オリビア初の全米NO.1ヒットとなった囁くようなクリスタルヴォイスが堪らない必殺バラード④「I HONESTLY LOVE YOU」(邦題:愛の告白)は、このアルバムに収録されてるのです

ここまでの4曲は文句なしに最高

後半もカントリーな曲が続くけど、どの曲も耳に優しいメロディとオリビアの声が組み合わさって、正に「癒し」のアルバム。

僕がカントリーが好きなのは、こういった初期オリビアのアルバムを聴いてたからかもしれない。

ベストアルバムに収録されていない隠れた名曲も多いので、機会があればゼヒ


『COME ON OVER』 OLIVIA NEWTON-JOHN

2007年08月26日 | 私的ロックの名盤 O
車に乗ってFM802を聴いていたら、聞き覚えのあるイントロが流れた。
その曲はオリビア・ニュートン・ジョンの『一人ぼっちの囁き』

う~ん懐かしい!ということで、暫くオリビアの『水の中の妖精』ばかり聴いてました。
このアルバムは、美しいアートワークが印象的で、初期のカントリー路線から後期のポップROCK路線への丁度移行期にあたるアルバムで、中期オリビアの代表作と言えると思う。
日本でヒットした①「JOLENE」が収録されてるアルバム、といった方が馴染みやすいかも。

僕が1番好きな洋楽の女性SINGERは間違いなく彼女
数えてみたら、オリビアのCDは15枚あった。
全部持ってるわけじゃないけど、僕は何気にオリビアマスターなのです
このクリスタルヴォイスは何時聴いても癒されるなあ~

『BLIZZARD OF OZZ』 OZZY OSBOURNE

2007年06月22日 | 私的ロックの名盤 O
ほんとにSONYは上手いねえ。
ビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーン、ボストン、チープ・トリック、ジャーニーと当時の帯も再現した紙ジャケアルバムを発売するとは
通常盤で持ってても、これらのアーティストは大好きなんで思わず紙ジャケ盤も買ってしまう

で、オジー・オズボーンも紙ジャケ再発されたので、またもや数枚買ってしまった

オジーの最高傑作は、文句無しに『BLIZZARD OF OZZ~血塗られた英雄伝説』でキマリ
久しぶりに紙ジャケ盤を聴いたけど、何せこのソロデビュー作は曲が素晴らしい。これだけ粒揃いの名曲が収録されたアルバムは珍しい。
しかも、ランディ・ローズのギターもまた素晴らしい。
ぶっちゃけ、QUIET LIOT時代のランディのGのテクニックは、ライトハンド奏法を聞いても分かるように、エディ・ヴァン・ヘイレンのパクリでしかなかった。
それがこのアルバムでの彼のプレイは、クラシックの影響を受けた才能が開花し、劇的に変化。ランディの奏でる哀愁のマイナーメロディは人の心を打つ

フレージングが印象的な割に、80年代初頭から活躍していたLAの同期とも言えるエディ・ヴァン・ヘイレンやジョージ・リンチよりもテクニック的には易しいので、コピーし易いという利点もある。

もう書くのも馬鹿らしいほどの名曲である②『CRAZY TRAIN』のポップな疾走感、これぞオジー節炸裂のド演歌バラード③『GOODBYE TO ROMANCE』、ヘヴィながらも、あまりにドラマティックな⑥『MR.CROWLY』の3曲がこの名作の中でも光ってるかな?

いずれも、曲が素晴らしいと同時に、ギターソロが聴き所となってる。
『CRAZY TRAIN』はそれほどではないかもしれないけど、『GOODBYE TO ROMANCE』のGソロは構成力、クラシカルな雰囲気、もうトンデモなく素晴らしい&泣ける
今日も部屋でCDに合わしてこの曲を弾いたけど、このソロを弾く時は思わず目をつぶって口半開きの危ない状態でギター弾いてしまう
ちなみに、このソロは完コピです

そして、ランディの最高の名演と言える『MR.CROWLY』。
この曲はソロが2回あるけど、前半はペンタトニック主体のロックンロール調。
ポイントはセカンドソロ。
これはとにかく聴いてくださいな。
これだけ劇的&クラシカル&泣きを放つソロは他では聴くことができません。
スタジオVer.よりも「トリビュート」でのライヴの方が更に感動出来ます
イングヴェイ、マイケル・シェンカーの美味しい部分だけをかっさらったようなソロで、始まりのエコノミーピッキング(ここはタッピングではありません)でのクラシカルフレーズ弾く時も僕は目を閉じて口半開き状態です・・

ランディのギター話ばかりになってしまったけど、このアルバムは本当に捨て曲がない。
その他も、ペダルポイントを使ったリフが印象的なオープニングナンバーに相応しい①『I DON'T KNOW』、劇的な構成力を誇る⑧『REVALATION』、リフのルート音が交互に入れ替わる「聴く」と「弾く」とでは大違いなノリノリROCKナンバー⑨『STEAL AWAY』と全曲印象的な曲ばかり。

オジーとランディという強烈な個性がぶつかり合ったヘヴィメタル界の奇跡的名盤と言えると思う。

『NO REST FOR THE WICKED』 OZZY OSBOURNE

2007年05月24日 | 私的ロックの名盤 O
オジー・オズボーンの新作が出ました!(ジャケが凄く良いです
新作「BLACK RAIN」のレビューはHPで書くとして、オジーと言えば、スーパーギタリストの発掘名人。

初代ギタリストはランディ・ローズ。2代目はジェイク・E・リー、そして3代目は新作でも参加しているザック・ワイルド。
この3名、いずれもHR界ではTOPクラスのギタリストで、それぞれが個性的なプレイヤーだということ。
一言で彼らのスタイルを言えば、ランディは「クラシカル」、ジェイクは「トリッキー」、ザックは「豪快」。
個人的に3人とも大好きだったのでそれぞれよくコピーしました。
ここで紹介する『NO REST FOR THE WICKED』はオジーのソロ5作目で、ザックのデビュー作。
若干21歳のザックのプレイは、ランディ、ジェイクとも違い、とにかく、1曲目の「MIRACLE MAN」を聴けば彼のギタースタイルは分かる。

どのミュージシャンでも、聴き手をまずは逃さないために、アルバムの1曲目と言うのは気合が入る
特に、腕自慢のギタリストなら、1曲目のギターリフというのは、「自分」を世の中にアピールする最初の一撃な訳で、この3人のそれぞれのデビューとなったアルバムの1曲目を聴き比べると、何だか前任者を意識してるのが分かる。

ランディの「I DON’T KNOW」、ジェイクの「BARK AT THE MOON」、ザックの「MIRACLE MAN」、楽曲のKeyは、ランディとジェイクがAマイナーで、ザックがF#マイナーという違いはあれど、3人ともそれぞれA音、F#音をルートにした16分の刻みというのが共通している。
ジェイクの「月に吼える」のリフは、非常にテクニカルで、当時のギター雑誌でも冒頭の4小節目のリフは楽譜が載るたびに違う音だった・・・。
(最新のコピー譜面では、4小節目の3拍目は5fと10fのスーパーストレッチプレイということで落ち着いたみたいやけど。マニアックな話しですんません。)

そしてザック。
二人との違いはまずはパワフルな弾きっぷり。
ギターも「レスポール+EMG」というハイパワーなセッティングでとにかく音が太い!
しかも、彼はヴィブラートとピッキングハーモニクスが特徴的で、この二つの組み合わせのワザがそこかしこで聴くことができて、曲の良いアクセントになってる。
ソロ自体は、「ペンタトニック一筋!」で、80年代のスーパーギタリスト達には余り見られない至ってオーソドックスにまとめられてる。
当然、タッピング、スウィープなんかの飛び道具は使わず、ピッキングとフィンガリングの基本テクのみで勝負するところが潔い!
彼の十八番とも言うべきペンタトニックごり押し一本勝負的なソロは⑥「FIRE IN THE SKY」を聴けば分かります。
このソロパターンは次作「NO MORE TEARS」のタイトルトラックも一緒。
要は、ワンパターンなんです

前作が如何にも「80’s」ど真中なゴージャスでポップなアルバムだったのに対し、このアルバムはシンプルかつ豪快なハードロック曲がズラリと並ぶ
オジーのアルバムの中ではかなり好きな部類に入るアルバムで、個人的には捨て曲無し。
⑤「BLOODBATH IN PARADISE」のイントロなんてブラック・サバスを彷彿させるオドロオドロしさやし、③「CRAZY BABIES」のピッキング・ハーモニクスなんて最高じゃないですか!
ザックの豪快なギタープレイに平伏してしまいそうになります
名盤!

『OPUS AVANTRA』 OPUS AVANTRA

2007年05月04日 | 私的ロックの名盤 O
久々にイタリアン・プログレを紹介します。

1974年発表のこのOPUS AVANTRAの1STアルバムは、「イタリアの秘宝」と言われる名作
妖しげ且つ美しいアートワークも名作たらしめてると思う。

イタリアン・プログレといえば、PFM、バンコ、AREA・・と色々有名なバンドはあるけど、このアルバムは彼らとはまた全然違う。

アヴァンギャルドな前衛音楽と呼ばれるだけあって、この音楽性は一言では言い表し難い。

CDを流して、まず①「INTROSPEZIONE」の様々な楽器が本邦に宙を舞う即興音楽に「何じゃこりゃ?」と思う人が多いと思う
「まさかこのアルバムはずっとこの調子じゃ・・」と心配するなかれ。
その冒頭の混沌をクリアーすれば、②「LES PLAISIRS SONT DEUX」の美しい流れるようなピアノのイントロと、ドネラ・デル・モナコの美しいソプラノヴォーカルでいきなりこのアルバムに魅せられる人は多いと思う
ゴシックメタル系のバンドではこういった女性のソプラノVOが多いけど、このドネラのヴォーカルももう素晴らしいの一言。

アルバムの中で様々な表情を見せる彼女の歌声が最も堪能できるのは、⑥「IL PAVONE」か。
アルバム随一の取っ付きやすさを誇るこの曲は、ピアノ、フルートをバックに朗々と歌う絶品バラード

クラシカル、叙情、メロディアス、狂気・・・これは深夜に1人でじっくりと集中して聴くべき音楽で、簡単に聴き流せるモノでは決してありません。

何度もこのアルバムを繰り返し聴くと、美しいと思うと同時に、恐怖を感じるね。
本当に70年代のイタリアン・プログレは凄いアルバムが多いわ

同じような女性VOを擁するオランダのゴシックメタルバンドの「WITHIN TEMPTATION」と聴き比べると面白いかも?