樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

桂宮治 独演会 エピソードI

2015-04-22 23:41:57 | 日記

(このちらしは次回7月31日のエピソードIIのもの)


4月22日内幸町ホール
約200人くらいのこじんまりとしたホール、完売

1年ぶりくらいになるが、武蔵小山生まれ戸越銀座在住の噺家
桂宮治の独演会へ

ちょうど1年前の4月22日に国立演芸場で行った独演会(全4回)の
初日だった緊張に比べると・・・と枕のもっと前の幕が上がる前の5分間、
浴衣とマイクで登場し宮治節が炸裂
開演前なので途中でお客さんが入ってくると舞台の上から
「お客さん、何番の席ですか?」「Mの5です」
「あ、そのお席は隣の会場です~」とさっそく笑わせる。
今晩は、リラックスナイトですから!
国立演芸場と違い、自分もリラックスして古典落語しますから・・・と前置き。

枕話、これ実話です、と前置きした
秩父特急で飯能への往復のはなしから笑わせる笑わせる。
これが本命の話じゃないかと思うほど長い枕・・・

その前の前座君は 笑福亭 希光(きこう)
師匠が新幹線とかけてつけた名前だそうで
上が (希)のぞみ
下が (光)ひかり  ・・・
はぎれのいい若さ溢れる噺家さんだったですよ。
演目は 平林(一八十のもくもく と読んだりする話)



まじめな古典落語もこの人にかかると
コテンコテンにやっつけられてしまう。
大きな手振り身ぶり、マイクのいらない大きな地声
一段とうまくなった顔の表情とお酒を美味しそうに飲む所作
東北なまりの権助が一瞬にして乗り移る、あの変わり身

この人は、独演会が似合ってる。

どことなく柳屋喬太郎にも芸風がにているような、
テレビやラジオのレギュラーも3月で終わり
そろそろ落語に再び本腰をいれる時期となった新人若手?39才
これからどの道を歩きなさるのか。
このはしゃぎっプリはどこまで行くのか
一抹の不安はぬぐえない。

でも、彼のお陰で一時的にも要らぬ考えは完全に頭から消え失せ
笑いの世界にどっぷり浸かってリラックスしナイト~♪