田中雄二の「映画の王様」

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【インタビュー】『オットーという男』マーク・フォースター監督

2023-03-09 08:01:22 | インタビュー

 いつもご機嫌斜めで、隣人からも疎まれているオットー(トム・ハンクス)は、人知れず孤独を抱え、自ら命を絶つことを考えていた。ところが、向かいの家に越してきた陽気なマリソル(マリアナ・トレビーニョ)とその家族が、なにかと邪魔をして、なかなか死ぬことができない。だが、そのマリソル一家が、オットーの人生を変えてくことになる。

 スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』(15)をマーク・フォースター監督がリメークした『オットーという男』が3月10日から全国公開される。フォースター監督に主演のハンクスのこと、映画に込めた思いなどを聞いた。

「この映画はトム・ハンクスにとっての『生きる』になったのではないかと思います」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1375461

『オットーという男』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0154297443a94e94d6572a66e4b03ecb

 

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「午後のロードショー」『狼の挽歌』

2023-03-09 06:26:58 | ブラウン管の映画館

『狼の挽歌』(70)(1974.5.12.日曜洋画劇場)

 フリーの殺し屋ジェフ(チャールズ・ブロンソン)は、バネッサ(ジル・アイアランド)という女とバカンスを楽しんでいたが、何者かに銃撃される。負傷しながらも相手を倒したジェフは、気を失う前に、バネッサが男と一緒に逃げるのを目撃する。ジェフは2人に復讐を誓う。

 監督セルジオ・ソリーマ、音楽エンニオ・モリコーネ。数あるブロンソンと愛妻ジル共演のうちの一本。ラストのガラス張りのエレベーター越しの狙撃シーンが印象的。

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「BSシネマ」『俺たちに明日はない』

2023-03-09 06:15:55 | ブラウン管の映画館

『俺たちに明日はない』(67)(1974.1.13.日曜洋画劇場)

(2009.9.18.)

 1930年代、大恐慌時代のテキサス。刑務所から出所したクライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)は、ウエイトレスをしていたボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)と知り合う。平凡な毎日に退屈していたボニーは、クライドと共に銀行強盗を繰り返すが…。

 実在の銀行強盗ボニーとクライドの青春を、スローモーションをはじめ、鮮烈な映像で描き、アメリカン・ニューシネマの嚆矢となった。

 まず、この映画の邦題は珍しくいい。そして『イージー・ライダー』(69)とは違って、こちらは少しも風化を感じさせない。こういうのを紛れもない名作と言うのだろう。

 ノスタルジックだがモダンな描写、風景、音楽、そして登場人物がみんな切なく悲しいから悪党に感情移入してしまう矛盾が生じる。

 寅さんの名セリフじゃないが、結構目線で語るシーンが多いのもいい。銀行に家を取られた農夫に銃を渡して窓ガラスを撃たせるシーンが一番好きだ。

 『イージー・ライダー』の名脇役がジャック・ニコルソンなら、こちらはジーン・ハックマン。どちらもいまだに現役。というわけでこの2本は、時代とともにスターの変化も象徴しているわけだ。

 

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