今回のお題は、デルマー・デイビス監督、グレン・フォード、バン・へフリン主演の『決断の3時10分』(57)。
デイビス監督とフォードのコンビ映画は、ほかにも『去り行く男』(56)『カウボーイ』(58)があるが、どれも一風変わった西部劇という感じがする。そして、『シェーン』(53)の農夫スターレット役もそうだが、へフリンには無骨な開拓民の役がよく似合う。
フォードの子分にリチャード・ジャッケル、へフリンの妻にレオラ・ダナ、そして酒場女にフェリシャ・ファー(ジャック・レモンの奥さん)。
また、フランキー・レインが歌う主題歌がオープニングとエンディングに流れるが、これは『真昼の決闘』(52)や『OK牧場の決斗』(57)と同じパターン。列車の到着が重要な鍵を握るところは『ガンヒルの決斗』(59)が、この映画をまねたか。
そんなこの映画は、後に『3時10分、決断のとき』(07)としてリメークされた。
『決断の3時10分』『3時10分、決断のとき』
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