一度整理した本を偶然再入手した。ピーター・ボグダノビッチの『ハリウッド・インプレッション-映画、その日その日。』(高橋千尋訳・91・フィルムアート社)である。これは映画評論家から映画監督になったボグダノビッチの映画に関する文章をまとめたもの。
ボグダノビッチの著書は、ほかにも『インタビュー ジョン・フォード 全生涯・全作品』(高橋千尋訳・78・九藝出版)、『私のハリウッド交友録 映画スター25人の肖像』(遠山純生訳・08・エスクアイア マガジン ジャパン)がある。
いずれも興味深い内容なのだが、翻訳に分かりづらいところがあり、文章の流れもよくないのが難点。従って、読むのに時間がかかって骨が折れる。多分、一度整理したのは、その性もあったのだろう。