『RED/レッド』(10)(2015.11.20.)
タイトルのREDとは「リタイヤード・エクストレメリー・デンジャラス」の略で、「引退した超危険人物」となる。その超危険人物たちにブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレン、ブライアン・コックス。
おまけにアーネスト・ボーグナインまで登場し、敵役にはリチャード・ドレファスという、何ともぜいたくな? キャスティングが楽しい。原作はDCコミックだから漫画のようなシーンも多々ある。同時期にシルベスター・スタローンの『エクスペンダブルズ』(10)の存在もあり、ロートルスターたちの共演が話題となった。
監督のロバート・シュヴェンケは、この映画の他にも『フライトプラン』(05)『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』(13)『ダイバージェントNEO』(15)を取っているからアクション系一筋の人。
それから、撮影監督はフロリアン・バルハウスとあり、もしやと思って調べてみたらやはり名撮影監督ミハエル・バルハウスの息子だった。彼らはドイツ人。というわけで、この映画、キャストもスタッフもなかなか国際的なのである。