棋士の夢に破れた青年(吉沢亮)が、AI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだしていく姿を描く。2015年に実際に行われた棋士VSコンピュータの対局に着想を得た山田篤宏が、オリジナルストーリーを書き、長編初監督作とした。
棋士とブログラーマ―に分かれたかつてライバル同士の姿を、アナログ(将棋)とデジタル(AI)に仮託させながら、見事な青春物語として仕上げた新人監督の手腕に驚かされた。
もちろん、将棋のルールや差し手を知っているのに越したことはないが、知らなくても十分に楽しめる。それこそが、この映画が優れていることの証でもある。
【コラム】「将棋に人生を懸けた男たち」将棋映画
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『泣き虫しょったんの奇跡』
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