田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『AWAKE』

2020-11-29 07:36:41 | 新作映画を見てみた

 棋士の夢に破れた青年(吉沢亮)が、AI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだしていく姿を描く。2015年に実際に行われた棋士VSコンピュータの対局に着想を得た山田篤宏が、オリジナルストーリーを書き、長編初監督作とした。

 棋士とブログラーマ―に分かれたかつてライバル同士の姿を、アナログ(将棋)とデジタル(AI)に仮託させながら、見事な青春物語として仕上げた新人監督の手腕に驚かされた。

 もちろん、将棋のルールや差し手を知っているのに越したことはないが、知らなくても十分に楽しめる。それこそが、この映画が優れていることの証でもある。

【コラム】「将棋に人生を懸けた男たち」将棋映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3c072b7951af6a14df820211d2dc89d5

『泣き虫しょったんの奇跡』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0ab5420b2b047e58451f584e3f26f3b2

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『新解釈・三國志』

2020-11-29 07:27:38 | 新作映画を見てみた

 監督・脚本は福田雄一。『三國志』を福田流の新たな解釈で映画化。福田の分身とも言える語り部は西田敏行。主題歌は福山雅治。劉備:大泉洋、孔明:ムロツヨシ、曹操:小栗旬、関羽:橋本さとし、張飛:高橋努…。有名なキャラクターに扮した彼らが、バカなセリフを発し、予想外の行動を取る。そのはちゃめちゃぶり、ギャグの滑り具合、作り手の一人酔いなど、メル・ブルックスの一連の映画を思い出した。

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