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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

2020年10月18日 18時03分23秒 | 川柳・俳句・五七五

午後にはまた 曇天になった当地、
夕暮れ時になって 西の空が少し晴れ上がってきた。
夕焼けを期待して眺めたが イマイチ。
雲の様子が なんか変わっており・・・、

猫の額の庭の隅っこに 大きくなり過ぎて 毎年 やむを得ずバッサ、バッサ、剪定している柿の木が1本有り、全く 実が生らない年も有るが 今年は 10個程生り、カラスやヒヨドリにも横取りされずにきた。
先日 半数程を妻がもぎ取ったが 高い枝に生った柿が残っており 今日 梯子と高枝鋏で取った。
「柿」を見ると なんとなく、子供の頃の北陸の山村の秋の風景が目に浮かんで来る。
春には 柿の花が咲きーーー、秋には柿の実が熟れるーーー♪、
童謡や歌謡曲でも歌われる柿、懐しい故郷の原風景に無くてはならないもののように思っている。さらに 子供の頃に覚えた 正岡子規の俳句、「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」が思い浮かんでくる。

深まりゆく秋の夕暮れ時等、人生の黄昏を迎えている類には ひとしお物寂しさが感じられてしまうが 「わび」、「さび」の世界、俳句でも 「秋」をテーマに詠まれたものが大変多いようだ。
「秋」をテーマにした有名な俳句を いくつか 探してみた。

「秋深き 隣は何を する人ぞ」 松尾芭蕉
(季語=秋深し)

「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」 松尾芭蕉
(季語=天の川)

「白露や 茨の棘に ひとつづつ」 与謝蕪村
(季語=白露)

「名月や とってくれろと 泣く子かな」 小林一茶
(季語=名月)

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」 正岡子規
(季語=柿)

「秋の暮れ 道にしゃがんで 子がひとり」 高浜虚子
(季語=秋の暮れ)

「朝顔に 釣瓶とられて もらい水」 加賀の千代女
(季語=朝顔)

「肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉」 夏目漱石
(季語=赤蜻蛉)

「おりとりて はらりとおもき すすきかな」 飯田蛇笏
(季語=すすき)

「柿食ふや 遠くかなしき 母の顔」 石田波郷
(季語=柿)

(ネットから拝借無料画像)


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4 コメント

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こんばんは^^ (sakurabana)
2020-10-18 22:59:53
「柿食ふや 遠くかなしき 母の顔」
               石田波郷
柿=故郷そんな気がしてます^^


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sakurabanaさん、おはようございます、 (takezii)
2020-10-19 08:34:51
まさに 遠いふるさとや母親を想う いいく句ですね。知りませんでした。
記憶に留めたく 追記させていただきます。
有難うございます。
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Unknown (ミミ3103)
2020-10-19 09:36:28
おはようございます☁

「秋・・・」になると必ず遠き故郷を思います
故郷を想えば家を囲むように生ってた10本近くの「柿の木」を思う・・・屋根に上り、傍の柿をもぎ取り瓦に寝そべって蒼い空を眺めながら食べてたあの頃・・・
いつもあの時のそんな光景が今も焼き付いている・・・

最後の光景・・・
集落から離れた遠くの田畑に向かう農道の我が故郷を思わせます・・・
「柿食ふや・・・・」の句と共に、懐かしいあの頃、そして遠い「母の姿」を想いました・・・
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ミミ3103さん、こんにちは、 (takezii)
2020-10-19 10:12:19
物想う秋・・、普段の暮らしの中で とっくに忘れてしまっているような記憶も ふっと浮かんでくる季節ですね。
都会にも 柿の実の熟れる風景は 多々ありますが、やはり 故郷の山里の情景と重なってしまいます。
コメントいただき有難うございます。
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