たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

平岩弓枝著 御宿かわせみ8 「白萩屋敷の月」

2019年12月17日 10時19分32秒 | 読書記

図書館から借りていた 平岩弓枝著 御宿かわせみ8 「白萩屋敷の月」(文春文庫)を 読み終えた。
「御宿かわせみシリーズ」第8弾の作品である。
本書には 表題の「白萩屋敷の月」をはじめ 「美男の医者」「恋娘」「絵馬の文字」「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」の8篇が収録されている。

平岩弓枝著 御宿かわせみ8 「白萩屋敷の月」

「美男の医者」
旅籠かわせみに 染め物職人左太郎、おもんの兄妹が泊まるところから物語が始まる。神林東吾は 泊り合わせた美男の医者寒井千種に片棒を担がせ 詐欺まがいの芝居を打ち、事件を解決。実は 寒井千種、徳川将軍家御典医天野宗伯の息子天野宗太郎だったとは・・・「偽名など使いやがって・・・」

「恋娘」
山口屋の主人が一人娘お鹿に川へ突き落とされた?、その真相は?、そしてお鹿は・・・、
「親心なんですねえ」

「絵馬の文字」
小伝馬上町の諏訪明神の絵馬堂に「お父つぁんを助けて下さい 清之助」という願文が奉納されていたが・・・・、
伊吹屋で昨夜 人殺しがあったんです」「殺されたのは」「源七夫婦清之助です」、畝源三郎、神林東吾の真相究明、謎解きの末・・・、

「水戸の梅」
旅籠かわせみに 父親庄兵衛を探しに水戸から出てきた豪農の兄妹庄太郎、お三重が泊まる。庄兵衛は 頭の上がらないおまきと暮らしており・・結局は・・・、

「持参嫁」
持参金付きで医者の坂上周庵に嫁いだ信江が川に身を投げて死ぬ。不審を抱く妹加江の依頼を受け 畝源三郎、神林東吾が 真相究明、探索に動き・・・・、

「幽霊亭の女」
旅籠かわせみで るい、お吉、嘉助、神林東吾、畝源三郎が 深川の逍遥亭に幽霊が出る話をしていたところに使いが来て、逍遥亭の女将おたきが殺されたことを伝える。次々起きる人殺し事件、清吉、お文、辰三郎、下手人は?

「藤屋の火事」
旅籠藤屋が火事になり 京都から来て泊まっていた異父姉妹お幸、お六の内 お六が焼死した。お幸の実の父親は日本橋の扇問屋近江屋彦兵衛
事件が発生、畝源三郎、神林東吾が 真相を究明していくと、実は・・・・、

「白萩屋敷の月」
神林東吾は 兄の南町奉行所吟味方与力神林通之進の使いで 根岸の白萩屋敷に住む青江但馬守の後室お香(香月)を訪ねる。大変な美貌の女性ながら顔半分に火傷の跡が有る。そこに隠されていた理由とは?・・・短冊、「花に似し 君想わるる 月の夜に 萩の小道を 一人し歩めば 通之進」
本篇は 珍しく事件や謎解き等が無く 母のように姉のように慕った少年の淡い恋心と それをずっと感じていた女性の情念を描いた作品である。

 

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冬羽のハクセキレイ?

2019年12月17日 08時24分57秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

花の名前、鳥の名前、蝶の名前 等々は 教えてもらったり 自分で調べても 
そのそばから直ぐ忘れてしまう爺さんである。 
毎度 「あれだ!・・あれ、あれ・・・」「えーっと えーっと・・」「なんだったっけ・・」
さっぱり 名前が出てこない。
一方で 見た瞬間に さっと名前を言える人も、数多おられ、
記憶装置?能力の差に 愕然とすることちょくちょくだ。

昨日 川沿いを散歩中に 水辺を飛び回る、ややグレーっぽい鳥がいた。
動きは 毎度見慣れているセキレイ(鶺鴒)だが どうも 色がなあー?。
帰ってきて 息子達が 小学生の頃使っていた学習百科図鑑「鳥類の図鑑」で 調べてみたら 
どうも やっぱりセキレイ(鶺鴒)で 冬羽になったハクセキレイ(白鶺鴒)のようだ。
ハクセキレイ(白鶺鴒)は 黒と白のイメージが有って 「はてな?」「君の名は?」と思ってしまったが、
「なーんだ」である。
冬になると 冬羽になり 全体的にグレーっぽくなるようで、目から鱗だ。
チョコマカ、チョコマカ、ちっともじっとしていない鳥で 老眼、コンデジ、望遠、手持ちでは なかなか撮り難い鳥である。

因みに セキレイ(鶺鴒)の仲間には 亜種を含めると かなり種類があるようだが 
最も一般的に見られる ハクセキレイ(白鶺鴒)
当地では 良く目にする セグロセキレイ(背黒鶺鴒)、
どこかで見た記憶がある キセキレイ(黄鶺鴒)等が有る。

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)

キセイレイ(黄鶺鴒)
(ネットから拝借)



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