たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

読めない書けない難漢字 No.16

2019年12月10日 20時15分32秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

日頃 良く使っている言葉の中にも いざそれを「漢字で書け!」と言われると、
咄嗟には 「???」となってしまうものが結構有るものだ。
もちろん 漢字に強い方からすれば すらすらっと書けるのかも知れないが 
不勉強な爺さんには そんな漢字が目に止まった瞬間、
「へー!そうなんだ!」
今更になって 目から鱗・・・だ。
昨日 読み終えた 平岩弓枝著 「酸漿は殺しの口笛」の「酸漿」、
ふりがなが付されていなかったら 読めなかった漢字で 
漢和辞典、電子辞書、PCの漢字変換ソフトの 厄介になるところだった。。

読み

「ほおずき」

意味

ナス科、ホオズキ属、1年草または多年草、

 酸漿」の他に 「鬼灯」 「鬼燈」という漢字も有る。

「鬼灯」「鬼燈」の読みだって 一瞬 「???」になりそうだ。

子供の頃から身近に有った「ほおずき」、
今でも 毎年 畑の周りや近所のお宅の庭先で見ている「ほおずき」、
ただ 漢字で書いたことも無く 漢字を読んだことも無かったような気がしている。
せっかく知っても 今更 覚えること等出来るはず無しだが 書き留めておくことにした。


ウシロースガタノー♪ ステキーナアナター♪

2019年12月10日 15時11分39秒 | 散歩・ウオーキング

当地 昨夜から未明にかけて かなりまとまった雨が降ったようで 路面が濡れていたが 朝方には 雨は上がっており、終日 曇天。
午後になって やや薄日が射してきて 歩くにはもってこいの塩梅になり、
やおら 重い腰を上げ、ちょこっと 近くの川沿いを歩いてきた。
雨上がりの曇天、こんな日には カワセミ(翡翠)と遭遇出来るかも知れない・・・、
そんな予感、期待をもちながら・・・・。

台風19号の豪雨で、川原の草木はなぎ倒され、大量のゴミが未だにあちらこちらに引っかかっているが、
川の流れには カモ、アオサギ、カワウ、セキレイ等が 戻ってきている。

いた!、いた!、
川床の枯れ枝に止まっているカワセミ発見。ラッキー!、
草木が枯れ、葉を落とす冬期間は 視力減退爺さんでも カワセミのブルーは 発見し易い。
時間帯、天候、場所で 遭遇出来るかどうかは その日の運?でもあるが。
今日は、どんぴしゃり、予感、期待が当たった。

後姿のカワセミ
ウシロースガタノー♪ ステキーナアナター♪
振り向いてくれない。

老眼鏡、コンデジ、望遠、手持ち撮影では ピント合わせも当てずっぽうであり、
10数枚、カシャ、カシャ撮っても ピンボケばかり。
2枚だけ なんとか撮れており 本日のブログネタに なんとか間に合った。

 


平岩弓枝著 御宿かわせみ7 「酸漿は殺しの口笛」

2019年12月10日 07時48分49秒 | 読書記

図書館から借りていた 平岩弓枝著 御宿かわせみ7 「酸漿は殺しの口笛」 (文春文庫)を 読み終えた。
「御宿かわせみシリーズ」第7弾の作品である。
本書には 表題の「酸漿は殺しの口笛」をはじめ、「春色大川端」「玉菊燈籠の女」「能役者、清大夫」「冬の月」「朝の霜」の6篇が 収録されている。

平岩弓枝著 御宿かわせみ7 「酸漿は殺しの口笛」

「御宿かわせみシリーズ」は 江戸時代末期、江戸大川端で小さな旅籠を始めた女主人庄司るい、南町奉行所吟味方与力・神林通之進の弟で 幼馴染のるいと夫婦同然の関係の神林東吾、東吾、るいと幼馴染で八丁堀定廻り同心畝源三郎、かわせみの老番頭嘉助、女中頭お吉神林通之進とその妻香苗、岡っ引の長助仙五郎等々を中心に 次々発生する市井の事件を解決していく物語である。
相思相愛ながら 諸般の事情から正式な結婚が出来ないるいと東吾の恋愛模様や 東吾、源三郎の快活青春ドラマ、密偵、捕物シーン有り、随所に江戸情緒描写有り、
ほぼ1話完結、連作短編構成になっていて 読み易く、飽きない。

読んでも読んでも そのそばから忘れていく老能、しばらくすると読んだ本の題名まで忘れてしまい うっかりまた同じ本を借りてきてしまう失態も何度か有り、そんな失態を繰り返さないように ブログ カテゴリー「読書記」に 書き留めて 確認出来るようにしている。

「春色大川端(しゅんしょくおおかわばた)」
正月早々、かわせみに 深川材木問屋檜屋のひとり娘お志津が「かわせみ」に泊まった。檜屋主人庄右衛門の事故死?、毒物殺人事件、下手人は?、源三郎、東吾は真相探りを開始する・・・。

「酸漿(ほおずき)は殺しの口笛」
葛西からやってきた野菜舟(葛西舟)には 口の中で酸漿を鳴らしながら仕事をする娘お三重と小作人幸吉が・・・。お三重から 6歳の時家出したという母親おとくとよく似た女を見て その確認を頼まれた東吾、源三郎だったが・・・、、日本橋呉服問屋徳兵衛と聟忠三郎(その正体は?)、岡っ引き久三、おとくを殺したのは?

「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)の女」
東吾と源三郎、岡っ引の長助は 「酸漿は殺しの口笛」の捕物で非業に死んだ岡っ引の久三の新盆のため橋場に墓参りに出掛けたが 途中吉原で女どうしのつかみあいの喧嘩を目撃する。日本橋塗物問屋唐木屋のおかみおそのの死、主人平八、女中の子おいせ、父親が植木屋だった久三の手下吉五郎・・・下手人は。
玉菊は 享保11年3月に病死した花魁の名。玉菊燈籠は その玉菊を供養するための燈籠。
本文から
「それじゃ 若先生(東吾)も畝様(源三郎)も見込み違いだったんでございますか」(中略)「かわせみ」のるいの居間。ちょうど宿屋稼業は一番暇な時刻だから 番頭の嘉助も女中頭のお吉も安心して 一座に加わっている。

「能役者、清大夫(のうやくしゃ、せいだゆう)」
新両替町界隈には能役者の屋敷が多い。進藤流の当主進藤源七が45歳で急死した。妻女お利江との間に子供が無く 腹違いの弟(大山の御師の娘の子)清大夫が養子となり家督を継いでいるが・・・。次々起きる押し込み強盗事件、殺人事件・・・、源三郎、東吾が その真相に迫る。

「冬の月」
結城の在に養子に行ったお吉の弟幸吉が、息子夫婦と折り合いが悪く家を出てきたというおふくを連れて「かわせみ」にやってきた。癇癪持ちで評判の悪い新川の常陸屋の隠居徳兵衛と茶飲み友達になったのだが・・・・、
本文から
「泣くな、るい・・・・」、東吾の手が肩にかかり、るいは袂を顔にあててむせび出した。(中略)、畝源三郎も首をふりながら、「世間というのは 厄介なものです」(中略)、空には、月が出ていた。初春であるのを忘れたような寒々と凍った月の色だった。

「朝の霜」
「かわせみ」に 沼津の百姓惣吉と妹お町だという触れ込みで若い男女が泊まった。若旦那と女中のかけおちではないか・・・、お吉の狼狽を嘉助はおっとりと遮った。江戸は 何十年ぶりの大雪に見舞われ、庭木や垣根にも被害が出る。「かわせみ」にやってきた植木屋は 岩吉の職人市五郎、女房はおたつと言う、日本橋呉服問屋小大丸屋の盗難事件に巻き込まれた惣吉、お町は・・、女盗賊の正体は?
本文から
東吾は 他のことを考えていた。沼津と箱根へそれぞれ帰って行った二人の若者のことであった。あの二人、果たして人生のやり直しに間に合ったものだろうか。「かわせみ」に 岩吉がやって来て、市五郎が江戸から姿を消したことを知らせていた。