草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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都下の公立中高一貫校(9)

2009年12月09日 01時01分05秒 | 
●都立南多摩中等教育学校
 定員160名。2010年開校。多摩地区には立川国際がある。母体校は都立南多摩高等学校。前身は府立第四高等女学校。多摩地区には, 八王子東高等学校や立川高校があるが, これらに次ぐ位置にある。京王八王子駅から200mという至便さは魅力。
●都立三鷹中等教育学校
 定員160名。2010年開校。母体校は都立三鷹高校。前身は1949年開校の町立三鷹高校。中等教育学校では, 制服(ブレザー)を採用。
●都立大泉高等学校附属中学校
 定員120名。旧第三学区(中野区・杉並区・練馬区)。都立富士と同じ学区です。2010年開校。現在7クラスある高校は2013年には2クラスになる予定。前身は府立第二十中学。キャンパスは, 4.1万平米と都立高で最大規模。校門から続く桜並木は見事。

○その他の公立中高一貫校・国立附属校
 筑波大学附属小・中・高校
 東京高等師範学校附属として設置。東京文理科大学→東京教育大学を経て筑波大となる。もともと国立附属というのは, 高等師範学校附属小中学校が始まりである。高等師範学校は, 中等教員を養成する目的で設置された。東京高等師範学校のほか, 広島・金沢・岡崎と新設されていった。同じ地位のあるのが女子高等師範であり, 東京女子高等師範と奈良女子高等師範があった。さらに広島女子高等師範もできた。東京女子師範は現在のお茶の水女子大である。広島高等師範は現・広島大。もちろん奈良女子高等師範は現・奈良女子大である。これと都道府県に設置された師範学校とは区別される。それらは初等教員養成学校であった。
 さて, 以上の師範系列と区別される附属校がある。 
 筑波大附属駒場中・高は, 1947年に東京農業教育専門学校附属として設立されたものである。現在は中学受験の最難関校として有名である。
 東京大学教育学部附属中等教育学校は, 多くの公立中高一貫校が, モデルとして注目している学校です。国立大学附属の本来の趣旨に反して, 多くの附属中が, 進学校化する中で, ひとり, 受験学力にとらわれない教育を追求している学校といっていいと思います。
 東京学芸大学附属系(世田谷・小金井・竹早・大泉)
 いずれも進学校である。

●適性高得点の秘訣
 初見の問題にどう処するか。
 「鳥の眼と虫の眼」で観察すべし。鳥の眼とは, 鳥瞰的な視点であり, 虫の眼とは, 違いを見落とさない観察眼をいう。この2つの視点で書けばいい。よく論理性が必要と言われる。論理性といっても小学生には途方にくれるばかりであるが, 次のように考えればよい。まず, 2つのものの「つながり」を書くことが論理である。その際, つながりならなんでもいいというわけではない。理由のある「つながり」を書くことを「論理的」という。徹頭徹尾, 「つながり」と「理由」を書くことである。その際に「理由」と「理由」に矛盾があってはならない。矛盾があることを論理的でないという。
 
 
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