草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

竹の会の指導という概念について

2015年06月20日 11時19分39秒 | 
 おはようございます。今日は雨は降らないみたいです。九州では豪雨と聞きましたが、東京は今のところ土砂降りの雨というのはないようです。6月も下旬に入りこれから先どのような梅雨になるのか不分明ですけれど、子どもたちに残された猶予期間は刻々と減じられていきます。もうすぐ7月、8月です。7月には模試が始まります。これは試験というものを身近に感じるいい機会です。
 7月、8月こそ猛勉強してください。凡人は目の前にくるまで動きません。試験直前になって「合格したい」と一気に胸をふくらませてジタバタと勉強するのは凡人のいつものありようです。
 竹の会ではこれから2か月を最重要期間として、去年には9月以降にしか使わなかったレジュメも惜しみなく出していく予定です。それそれが勉強に専念し「積み残し」をしないように全力で取り組んでください。試験が近くなってやる勉強の効果などは高が知れています。試験までまだ余裕がある、この時期の勉強の力が実は大きい、そういうことです。

 ●竹の会の指導概念について
  ~ふりかえをなくしたこと、途中入会、途中退塾など
 竹の会の指導というのは、あるスパンを予定してある何かを習得させるため、理解させるために、なされる指示・指導などの総体を言います。決して何コマかに分けて、1コマいくらというような意味のない、時間の売買をしているのではありません。途中入会の場合は、日割りしますが、それは将来の指導を考えた指導です。これに対して途中退会の場合にただ残された時間を消費するだけです。竹の会では、ふりかえというものをしませんが、それは意味のないことだからです。そしてまた途中退塾の場合もその時からの指導が意味のないことなのでその時からの出席をお断りすることにしています。

○退塾と決めたのならその時から来る意味はない (2014.3.14のブログより)
 他塾では問題ないのかと思いますが、竹の会では一端退塾すると決まった子が残りの指導日に出るというのはあまり意味のないことです。それはおカネを出した分の元をとろうということなのかなと思いますけど、一端退塾すると判断したのなら、つまりは竹の会にきてもしかたないと判断したのなら、残りの指導日に出るのは意味のない(首尾一貫しない)ことだと思います。
 このことに関しては、前に何回か書いたことがありますが、竹の会の指導というのは、ある程度のスパンを見て、その子にとって最適とされる指導を組み立てて毎回の指導内容を決めています。つまり、継続的な指導が前提なのです。これから止めるという子にいったいどのような指導をなせばいいのかわたしにはわからないのです。大手のように、知識を時間で切り売りしているわけではない。1回「いくら」というふうには考えていない。指導費用はある程度のスパンをとらえた全体としての指導に対する指導料の意味合いでとらえています。そもそもこれから止めようという塾にこれ以上何をしてもらい何を期待してくるのかということです。止めると決めたのならもうその時から来る意味はないはずです。
 今小5にやっている指導内容というのは、小6になってからの指導構想を想定して前倒しで、かなり早めに手を打っていると思います。竹の会の指導というのは1回いくらでは割り切れない内容は切り売りできるものではないのです。
 しかし、退塾するという親子のほとんどがぎりぎりまで無意味な時間を消化するだけの帳尻合わせだけのためだけに出席することにこだわりますけど、継続的な見通しをもたない指導というのは不毛で虚しいだけです。
 わたしは次の指導でさて何をしたらいいのかわかりません。次のステップを考えることのない、不毛な指導をすることは苦痛でさえあります。
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