草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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少年の頃の春を偲ぶ

2014年04月12日 01時32分15秒 | 
 ふと六枚屏風(ろくまいびょうぶ)のことを思い出した。六枚屏風とは別府市の山である。といっても子どもの頃悪友たちと踏み込んだ山がなんでも「六枚屏風」というらしいことを耳にした程度で具体的にここだという確証はついぞ持たずにそのままになってしまった。あるとき大人の人に訊いたら市外から見える山の当たりを指して「あれが六枚屏風だ。屏風のように見えるだろ」と言った風な話をしたような記憶もあるけれど結局具体的にどこなのかはわからず仕舞いであった。
 
 ネットで拾った写真には「六枚屏風」とあるけれどこれが具体的にどこなのかとんとわからない。
 少年の頃、あのあたりでよく野いちごを摘んだ。なだらかな山の斜面いっぱいに緑が広がり、ここかしこに赤い野いちごが実をつけていた。口に含むととろりと溶けてしまうほど柔らかかった。よく見て食べないと中に何かの幼虫がいていっしょに食べてしまったことが何回もあった。よく間違うのはヘビイチゴでこれは毒々しい赤色をしていた。これは絶対食べるなとよく言い聞かされた。
 
 六枚屏風の絵であろうか?この絵が少年の頃、遊んだ山に一番近い。
  
 野いちご
 
 ヘビイチゴ
 少年の頃、六枚屏風で遊んだ記憶は鮮明にある。
 が、いつからか志高湖にワラビ狩りに行くのが春の行事になった。
 
 志高湖
 
 別府の風景


 もう何年も帰っていない、故郷がなぜか懐かしい。少年の頃、春はいつも故郷の山を駆け巡っていたのに・・・
 
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