草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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9月6日、残暑の陰り?

2013年09月06日 10時57分44秒 | 
 お早うございます。勉強は進んでいますか。日本人というのは、本当に季節に翻弄されながらも、季節を楽しみながら、1年を過ごしていけるのですね。もうすぐ秋です。秋は好きです。それが酷暑の夏があるから、厳寒の冬があるからともちろん知っています。秋は移ろうところが「いとおかし」、いや清少納言ならそう言いそうです。少年の頃見た秋は味わう秋ではなかった。学問もなくただ無知でそのくせ生意気な少年に、いや生活の実体もなにもない少年に、ただ腹を空かせていただけの少年に、秋の味わいを知る由もなかった。
 日本でいちばん自然の美しい県と言われた福島が、こんなことになろうとは。こういう始末になっても長い間原発推進政策を当然としてきた人たちの責任はだれも問題にしない、不思議な国です。それどころかまだ「原発はしっかり管理すれば安全だ」などといっているのです。「しっかりとした管理」が、予想もできない自然の猛威に勝てるといっているのです。アホか。
 全回の指導では、小6の問題性が深刻に思えました。1問がわからないからといって、一日考えて、寝て目が覚めたらまた「わからないのが気になって」考えた、ということをどれだけの小6がしてきたであろうか。すぐに解説を読んで「わかった」といって、流してしまう、そういう流れは断ち切らなければならないのです。前から言っているように、「合格はんこ」を積み重ねていかなければ合格はないのです。「わかりません。説明してください。」は、それが何回か、続けばもはや指導は無意味です。
 高校受験も同じです。例えば、独自校の問題は、「時間がかかる」という意味での難問は、20%です。これは実際に私が日比谷の問題を解いてみて「わかった」ことです。つまり、80%はそれほど難しいとは思えない。もちろん「難しい」とは、都立の場合は、「時間がかかる」からという意味で使っています。慶応高校のように「とっかかり」が見えなくて「時間がかかる」というのではなくて、解法の道筋は「わかる」けれども、その計算過程は10分以上かかるかもしれない計算を要するというような意味合いです。
 日比谷の問題を解いていて思ったのは、問題の80%は「簡単だ」ということです。しかし、この簡単な問題も中2までに入試標準レベルの問題を「合格はんこ」をとりながら解き進めてかつ終わらせていてさらには中3の遅くとも夏休みに入るまでに有意的的に例えば「高校入試問題撰」を終わらせていたときに言えることです。「有意的」とは、合格はんこをとりながらという意味です。
 竹の会のレジュメを「先送り」すればするほど、それは中3になって「やる」ということであろうから、失速する可能性が高いということを意味しています。
 中2はその意味で最重要期間です。したがって、中1も自ずと重要期間です。中3の4月に、英語も数学も入試問題を解き進めるほどに力をつけていること、これが高校入試必勝への道です。竹の会のレジュメを決して先送りしてはいけません。
 また竹の会が中2までに終わらせることとして渡す理科と社会の指定教材の先送りは致命的です。これは中1、中2への警告です。
 
 


 
 今日の空
 
 朝食前の水浴びにご機嫌の亀蔵さん(推定20歳)
  
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