草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

竹の会が宣伝すれば自慢になる、・・・

2015年10月16日 10時56分14秒 | 
 おはようございます。寒くなりましたね。三年前でしたか、紅葉を見たくて11月の下旬に京都を訪れたのは。 思えば、高校を卒業した翌年に京都大学を受験して以来の京都でした。長くわたしの心の中にわだかまり続けた京都は秘かにわたしの心の中に生きていたのです。中学3年の時に修学旅行で京都・奈良に行きました。それから京都大学に憧れ始めました。ずっと胸に秘めてきました。 一面の紅葉が感動的でした。またいつか来たい、そういう思いを募らせました。
 これだけ多忙だとなかなか一日でも二日でもお休みがとれるのか、・・・
 最近は、「草枕」の更新まで手が回らない日が多くなりました。一旦仕事を始めると際限なく終わらないからです。これまでとにかく「草枕」をまず更新してから仕事に入るということにしてきましたが、受験が近づいてきて、どうしても心配な仕事のほうを先に片づけることに気持ちがゆきます。
 都立中のために頑張っているけれどどうしても勉強というものにスタンスが向けきれていない子たちのこと、高校受験でわたしの思い通りに進められない子のこと、考えれば悩みは尽きません。わたしの思った通りの指導ができていない子たちのことを思うとなかなか夜も寝つけません。朝も夜明け前に一度目が覚めてしまうとなかなかもう一度寝るということができせん。
 今年の受験は心身ともに消耗しそうです。
 昨夜、小6のお母様からの報告がありまして、エナ(ena)に通っているお子さんのお母さんから勧められてエナの模試を受けた、その結果が戻ってきた、ということでした。受検して「問題が易しすぎたこと、問題量も足りないこと」などのお子さんの感想もそえて報告されていたのですが、結果は、1489人中の12番、ということでした。志望校はすべて「A」で合格判定とのこと。
 当のお母様は、「エナに行かなくてよかった」と報告の度に書かれていました。
 2年ほど前でしたか、竹の会を退塾した子がいました。わたしはこのまま勉強しても合格は無理だということを伝えたところ退塾ということになりました。無駄に月謝を払うこともないとはわたしの考えです。
 その子が他塾に移り、なんとそこでは算数がいちばんできたというのです。 これはその後その子が桜修館に合格はしなかったものの補欠にはなった、ということを当の母親からメールで知らせてきたからです。竹の会で鍛えられた子たちというのは、竹の会の中では、できないとされても他塾ではできる子になるのだとわたしも実は認識を新たにしました。 そういえば、前回の早稲田進学会の模試では、小石川組4名が全員初めて上位の成績優秀者に名前を載せましたが、実は、小石川組以外の小6も名前を載せていたのです。
 これが竹の会の威力ということなのかな、とふと考えました。竹の会の子たちというのは、わたしが思っている以上に実はできる、ということなのか。わたしの評価が厳しすぎるのか。
 いろいろ考えさせられました。
 竹の会というのは、チラシなどには真実しか書きません。宣伝はある意味自慢ですから、しかたないのですけど、こういうのを見た、世間の親御さんというのは、胡散臭いとまず思うのだと思います。わたしも一度だけ九段でチラシを配ったことがありましたが、たいていは母親が見向きもしないで、そう、ヒステリックに無視する、そういう体に見えました。もう大手にいっているから塾なんて必要ないのよ、そう、わたしにはそう見えました。 竹の会が真実を伝える機会もそういうことで無に帰する。 大手のチラシは豪華です。中には消しゴムや鉛筆を入れて子どもの関心を引く。 パンフにはカラフルでいいことばかりを書いてある。 こちらは親を引き込むには十分なようです。 
 正直に言えば、竹の会をそのへんの塾と同じにして、無視したのは、大きな誤りであり、損失ではなかったかと、わたしは手前勝手に思っています。
 損失は二重の意味で損失です。まず、竹の会という塾を頭から否定したことは大きな失敗であったろうと思います。
 さらに、大手で仮に1年、2年通って、果たしてどれだけのことを得られるか、パンフに書かれているような夢の結果がもたらされることになるのか、そんなことはもう大手に通った親御さんが、とうに知っていることなのではないか、と思います。 今、自分の子どもが、余りのある割り算を正確にだせるのか、割合の問題を解けるのか、それくらいのことは確かめられるでしょ。小6のこの時期になって、計算も満足にできない、割合の問題はほとんどできない、たいていはそんなものです。
 今年の戸山合格者の学校には、当初、大手の早稲アカとか、エナに通っている子たちには、戸山志望者は数人いたといいますが、結果的には、受験できたのは2人だけ、合格したのは1人だけでした。
 わたしは大手に行かれる世間のみなさんが、大手を選ばれることには仕方ない面もあると思っています。巷の塾にまともな塾を見つけるのは至難なことですから。
 わたしの目から見ても怪しい、嘘くさい塾ばかりです。それなら大手にというのもわかります。
 ただ竹の会をそういう目で見られるのはまず大きな失敗とわたしは思っています。
 竹の会だけは嘘偽りのない、真実の塾と言いたいのか、その通りです。 胡散臭いですか。

 
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