草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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2月より新規募集をします

2009年01月21日 11時50分40秒 | 
2月より新規の募集をします。
募集は, 現小4および現小3に限ります。
募集人数は, 小4が2名ほど, 小3が4名ほどです。
新小6は定数超のため新規の募集はありません。
また, 中学に関しては, 原則募集はしていません。
ただし, 勉強に熱意のある中学生については特例としてとることがありますので, いちおうお問い合わせください。

 今日は午後から雨の予報です。空気が乾燥しすぎるとインフルエンザ・ウイルスが活動しやすい環境ということらしいです。教室に加湿器を持ち込みました。人の集まるところは特に乾燥は敵らしいですから。以前朝日の社説にウィルスの話がありましたが, それを教材として打ち込んだので子どもたちは妙にウィルスについて詳しいようです。ウィルスが生物ではないので抗生物質では殺せない。対策としてワクチンしかない。しかし, そのワクチンもウィルスの方がどんどん進化していくので効かなくなる。効かないワクチンを実はうち続けているのではないか。これを信じたというわけでもないが, インフルエンザのワクチンはうったことがない。最近は, 特効薬タミフルも効かないウィルスが出現してきたと昨日か一昨日の朝日に載っていた。もともとタミフル自体も疑わしいもので, だからといって一向に困らないが。
 昨日は中途だった「確率」のレジュメに一応の目鼻をつけた。高校数学の知識をある程度取り入れた確率の概説を書こうと原稿を少し書き始めたが, 忙しさにまぎれて中途のままになっていた。久し振りに筆を進めた。それにしても, 中2も大変だ。学ばなければならないことが実に多い。この時期は私の「新英語指導案」を丁寧に解かせているが, その間は英文解釈も休止だ。数学は中3の数学を早くにスタートさせなければとその時期を考えているところだ。
 中1は, これまた学ぶことのなんと多いことか。英語はこの時期基本を徹底して反復練習させておきたい。中2期から難しい文法に耐えさせるにはこの時期の練習量がものをいう。2月の定期試験も見据えて, 空間図形の全体を1月までになんとか終わらせたい。竹の会は中学はとらないことになっているので, 例外としているのはたいてい1学年2人程度だ。が中1はその倍いる。これは異例だ。 異例といえば, よく竹の会は高校をとるのかと聞かれることがあります。答えはノーです。確かに, 過去高校生が1名ないし2名くらいいた年もあります。慶応大に合格したTさんは青学高等部に竹の会から受験で合格した子で高校の3年間竹の会に通いました。慶応理工に合格したY君は都立西に合格後も竹の会に通い大学受験しました。早稲田実業に合格したS君も確かに高校の3年間を竹の会で過ごしました。去年千葉大理系に合格したU君も竹の会に高校の3年間在籍しました。ここ最近だけでもこれだけいます。これらはいずれも竹の会をいや私を心から信頼し親御さんと本人に懇請されて已む無く受け入れた超例外の方たちです。今後高校をとることはまずないと思います。あしからず。
 最近の小学生の指導技術の向上は, 私なりにかなりの自信をもつ結果となっています。小学生指導の場合とくにその子の能力の見極めが大切です。そうしなければ的はずれの指導をしかねないからです。私の考えでは, おそらくは指導困難な能力的に最下層の子どもたちを底辺として様々な能力群の子どもたちが散らばっている。これは指導する側に同じ指導ではだめだということを論理必然的に求めている。公立中適正検査では実は私立中入試でも, グラフから何か意味あることを読みとらせようとする問題がよく出る。実に的確に指摘できる子もいれば, 誤った読み取りをする子, 読みとるということそのものがまったくできない子と子どもたちの能力の諸相は区々である。読みとるにしても, 「増えている」「減っている」「多い」「少ない」と言うだけでは, その答案からは漠然としたものしか伝わってこない。子どもたちの答案は最初はこんなものである。しかし, 「意味あること」を伝えようという意志が働くようになれば変わる。状況をまず伝えようとする。増えている・減っているではなくて, 具体的な数値を比較して提出することができるようになる。どの点を比較すればより意味を伝えられるかに配慮がはたらくようになればしめたものである。そうなのです。子どもたちに欠けているのは「他者」に対する「配慮」なのです。配慮のある答案が書けるようになればいい。子どもたちはいつも自分しかない。自分のことしかない。社会の視点がない。社会に対する「配慮」がない。親に対する配慮, 妹に対する配慮, そういう配慮ができるようになれば文章もかわつてくると思います。
 
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