草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
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難関大学への道は、高校受験か、都立中受検か

2015年07月14日 23時25分47秒 | 
 光陰矢の如し、と申しますが、7月も早明日は月半ばにならんとしております。梅雨明け宣言のないままに突然の真夏日となりました。熱帯夜は子どもの頃から耐えられないほどの苦痛でした。そのことが、中学、高校、大学と次第に大きな精神的負担となりました。級友たちが気の狂いそうな暑さの中でエアコンもない部屋で黙々と勉強に取り組む、あの辛抱強さはわたしにはどうしてもなかった。
 勉強におけるタフな精神というのは、あれを言うのであろうとよく思います。
 これから7月後半、8月と暑さと戦いながら指導をしていくことになります。特に、今年は、小石川を受検する小6が4人もそろいまして、いずれも入会試験を高得点で突破した子たちで、4人全員合格も夢ではなかろうと、期待は募るばかりです。
 都立中高一貫校も今年で10年目に突入し、そろそろ評価も定まりつつあると思います。
 卒業生を出す前の期待は高まるばかりで都立中人気は高まる一方でした。
 私立中高一貫校が作り上げてきた6年型受験が、不振の中程度都立に持ち込まれてどうなるか、ということでしたが、公立中高一貫校11校の中から、成功したのは5校でした。
 小石川、両国、武蔵、桜修館、九段でしょうか。白鴎は微妙でした。
 わたしがいつも言うように、都立高校は、日比谷、西、国立、戸山の4強が、都立中高一貫校をはるかに凌駕しております。
 都立は、4強に続くのが、青山、八王子東、立川の準3強です。都立一貫では、小石川のみがこの準3強と同レベルに一気に並びました。
 ※分類的には、日比谷、西を2最強として、国立、戸山を2強とする考えもありうるかと思います。すべて私見です。
 さて、こうして一つの結論が導かれてきます。
 難関大学へ行くには、公立中学でしっかりと学び、塾などに通って実力をつけて、進学重点校に入学し、そこで勉強したほうが、ずっといい、ということである。
 今では、3年型受験のノウハウを持っているのは、都立高校以外はありません。私立はみな6年型です。
 ※進学重点校
   日比谷・戸山・西・八王子東(2001年)、青山・立川・国立(2003年)
 ※進学指導特別推進校
   小山台・駒場・新宿・町田・国分寺・国際
 ※ほかに、進学指導推進校なるものがある。
 わたしは、優秀な頭脳を持ちながらも、惜しくも都立中に失敗した人たちは、実は幸運だったかもしれないと思うのである。
 今年桜修館に失敗した竹の会の天才少女はいずれ進学重点校をめざすことでしょう。
 今年進学重点校の戸山に合格した男子は、24年に両国に失敗した子でしたが、結果的には、難関大学への道をつけたことになりました。
 去年桜修館に失敗した男子も、天才であり、進学重点校に行く子です。
 竹の会は、今後、進学重点校への橋渡しを視野に入れた展開をすることも考えおります。
 進学重点校に入学するには、小学時代に都立中受検のために思考力を鍛えるという過程が必須の前提になるかとも思念しております。
 
 
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