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本の紹介 「運命を拓く」言葉と人生

2020-11-04 19:59:46 | 本の紹介
「運命を拓く」という本の中から、「四章 言葉と人生」について

中村天風著

四章 言葉と人生
中村天風は、明治生まれ。諜報員としても活動。結核を患っていた。旅先で出会ったヒマラヤの聖者についていき、ヒマラヤで修行を始める。
以下要約。
朝、ヒマラヤで修行の先生に、How do you do,today ?と聞かれ、こういう病気を持っていますし、ここちよい気持ちでは目が覚めません。熱があるように感じ、頭は思いし、、、とネガティブな返事をする。すると、ダメ出し。そんなことを言っていると、愉快な気持ちになれんだろう。嬉しいです、楽しいです、ありがたいですと言ったほうが心地よい感じがするだろう。潜在意識がネガティブなら実在意識も同じような気持ちになると同時に、神経系統の生活機能も悪くなる。生きる力が、言葉の良し悪しによって、良くもなるし、悪くもなる。
(天風の振り返りは終わり)
人生というものは言葉で哲学化され、科学化されている。すなわち言葉は人生を左右する力がある。言葉には常に慎重に注意を払い、積極的以外の言葉は使わないように心がけるべき。言葉は人生に大きく影響する暗示となる。

痛いときは痛いでしょうがないが、痛くて仕方がないとか、もう駄目だとか、不要な付け足しをして消極的になってはいけない。(ピンチなときにポジティブな言葉を発すると、脳をだますという効果があり、心地よい気持ちになれる。みたいなことをみうらじゅん氏も言っていますね)

ポジティブな言葉を使うと、精神的にも良いし、健康にも良い。たとえ、ネガティブな状況にあったとしても。

テニスの松岡修造は、天風の教えを実践しているひとりのようです。

今回は、「四章 言葉と人生」についてのみ。
余力ができてくれば、別の章も追々追加するかも。



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