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290話)バカで呑んべ

 大同のお医者さんが前号にコメントをつけてくれました。それに触発されて……。

 大同で私は「バカで呑んべ」と呼ばれています。そのもとになったのは、「大同晩報」の記事。1ページ全部をつかって、カラー写真つきで、私のことを紹介してくれたのはいいんですけど、その大見出しが「バカで呑んべ~高見邦雄との対話」というもの。

 インタビューのとき、私は、例によって、酔っぱらっていたんですね。記者が「苦労も多かったでしょうに、どうしてこんなに長くつづけてこられたんですか?」と聞いたんですよ。私は「バカだからよ。最初にいっしょにきた人は、賢い順にいなくなった。バカで逃げ足の遅い私が取り残された」なんて答えました。それがその記事になった。だから、自業自得なんです。

 でも、読者には受けたんでしょうね。その年の年末に、「この1年間の紙面をかざった十大人物」という特集があり、それに私も選ばれたのです。それから何年かあと、その新聞の発刊十周年にさいして「十年の紙面をかざった十大人物」という特集が組まれたんですけど、それにまた私が選ばれました。そのたびに「バカで呑んべ」なんですね。

 それに学んで私は、マイナスにみえる情報を発信することで、プラスの情報を送り届けることはできないだろうか、というふうに考てみたんですね。とにかく、「悪事千里を走る。善事門を出ず」の世界でしょ。それを利用することはできないものでしょうか。

 私が酔っぱらっているところの写真は、どういうわけか、手元にいっぱいあります。ワーキングツアーに参加した人たちが送ってくれるんですね。でも、このブログにそれをつけるのは、やっぱりやめておきましょう。ご先祖様に申し訳がたちません。
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